更新日:2017年10月01日
富津市で屋根点検を行い、スレートへの屋根カバー工法を施工する事となりました。
築20年、およそ6年前に屋根塗装工事でメンテナンスをしたようですが、塗膜の剥がれが大変気になり、屋根塗装以外のメンテナンスをご検討されていました。
施工時の状態が分かりませんので断定はできませんが、塗膜が途中で剥がれてしまうのは、
①高圧洗浄や下塗り(シーラー)等の下地調整不良
②塗装施工の時点で屋根材自体が酷く傷んでいた
以上の2点が考えられます。塗装をすれば一時は綺麗になりますが、本当に塗装で維持できるのか等しっかりと点検を行う必要がありますね。
屋根塗装以外のメンテナンスと言いますと、屋根カバー工法か葺き替え工事です。
2004年以前築のアスベストが含まれている屋根材という事と、雨漏りも起こしていない為下地の腐食が少ないと判断し、屋根カバー工法で費用を抑えてメンテナンスを行っていきます。
施工する富津市は太平洋に沿った内房地域ですので海が大変近く、塩害があるのではないかと不安になってしまいますよね。
今回、ご提案した屋根材はIG(アイジー)工業の「スーパーガルテクト」です。2016年3月に販売されたスーパーガルテクトは従来と比べて大きく進化を遂げています。
【スーパーガルテクトって?】
もともとIG工業では「ガルテクト」が販売されていました。今回は従来と比較して3倍超の寿命がメーカー試験で認められたようです。
では実際何が変わったのでしょうか?
従来のガルテクトは、アルミニウム・亜鉛・シリコンの3構成でしたが、そこにマグネシウムを加えて防錆機能の強化に努めました。
今まで金属屋根というと、高耐久だがいずれは錆びるという点と、メーカーの施工保証範囲に限りがありました。
進化したスーパーガルテクトは
①穴あき保証が5年延長(20年から25年へ)
②塗膜・赤錆が5年延長(10年から15年へ)
③沿岸地域補償制限が拡大(5㎞以遠から500m以遠へ)
と沿岸でも優れた効果を発揮すると自信をもって保証の変更です。特に今まで、沿岸だからと高くて重い瓦しか使用できないと思っていた方には嬉しい報告ですね!
特徴は他にもあります。まず、表面にちぢみ塗装を採用することで、葺き上がりに高級感あふれる印象に引き立たせます。
金属屋根というと「平坦で薄い」とネガティブなイメージを持っていた方でも、スーパーガルテクトの表面仕上げを気に入って頂けるかと思います。
また、最高級の高耐久を誇る遮熱性フッ素樹脂は、長期的に綺麗な状態を維持してくれるでしょう。
屋根材は3重構造です。裏面には湿気を伝えにくいシートを施している為、小屋裏からの湿気で傷むことがありません。
中間の断熱材で小屋裏への断熱対策等も必要ありません。またクッションのように雨音を軽減させるような役割もあります。
ここまでの機能がそろっているのに、重量はスレートの1/4、瓦の1/10と住宅への負担も抑えています。
従来のトタンや波板とは比べずに、一度金属屋根材スーパーガルテクトでの施工をご検討ください。
きっと、耐久性と仕上がりの美しさにご満足されるかと思います!
記事内に記載されている金額は2017年10月01日時点での費用となります。
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