更新日：2015年12月04日

本日ご紹介いたしますのは千葉市稲毛区で行った屋根点検の様子です。屋根の工事はトラブルも多いと聞いたことから、屋根専門である街の屋根やさんに点検のご依頼いただきました。

屋根の点検ですので、なにはともあれ屋根に上ることから始まります。直接屋根の状態を見たり、乗ってみた感覚で屋根材の下の野地板の状態もある程度わかります。点検時は屋根の状態を見ることも大事ですが、工事を行う上で足場の架設をどうするか。また、資材搬入時の駐車スペースなどのことも考慮します。
左写真が屋根の全体写真です。色褪せしていることもそうですが、だいぶ劣化していることが気になります。さらに近くで屋根材を見てみると、端の方が剥離していました（右写真）。

他の箇所ではスレートのひび割れが随所で見られました。長年メンテナンスをしていないことで、スレートを保護してる塗膜が劣化し、スレート自体がだめになってしまっています。こうなるとたとえ塗装を行っても屋根材自体がもろくなっていますので、塗装後数年で再度屋根材を交換する必要がでてきてしまいます。

　
問題は屋根材だけでなく、棟板金にもありました（左写真）。棟板金を固定する釘が浮いており、今にも外れそうになっています。当然固定力が弱まっていますので強風が吹いた場合飛散してしまう可能性があります。
外壁部分にクラックが見つかりました（右写真）。このような小さめのクラックでも内部に侵入して雨漏りさせてしまう場合がありますので注意が必要です。

今回の点検から、今後のことを考え屋根塗装ではなく屋根カバー工法をご提案いたしました。たとえ塗装しても数年で再度工事をすることを考えるなら屋根カバー工法によって新しい屋根にするほうが良いでしょう。ちなみに屋根カバー工法とは、今の屋根の上に新しい屋根を作る工事です。既存の屋根を残すことで廃材が少なく、工期が短いというメリットがあります。街の屋根やさんではお住まいの状態を確認し、最適な工事をご提案いたします。屋根工事をお考えの方はお気軽にご連絡ください。