千葉市の大波スレート屋根の倉庫雨漏り補修工事、ベンチレーターまわりとケラバ周辺の補修
更新日:2016年02月26日
千葉市のお客様の倉庫屋根からの雨漏り補修の第二関門です。フックボルトの交換作業を終えて、ベンチレーター周りの補修に取り掛かります。建物の中から見た限りではベンチレーターを設置しているボルト周りの雨漏りであると考えていましたが実際に屋根の上に行きますと、複雑な原因が考えられそうな状況でした。
これがベンチレーターと言われるものです。言ってみれば換気扇です。中からみた雨漏りをしていそうな部分はとんでもなく厚いコーキングがされています。そこを剥がすことから作業が始まりました。既存のベンチレーターに後から板金を継ぎ足した形跡です。
差し込みも短く実質的にはほぼ面一といったところでしょうか。可能性の排除のためにはこの部分も処置をおこないます。
継ぎ足しの板金を留めていたビスです。真っ赤に錆びています。これは水が廻っている証拠です。どうやらコーキングの処理はしっかりとされていなかったようでした。板金も専用の工具を使用してスレートの谷の面にあたる様に加工をおこない、ビス止めをいたしました。
更に、棟廻りのフックボルトの状態も怪しいと思われましたので、増し締めを行いました。ここのフックボルトの交換はスレートの重なり部分が厚い為、断念します。
板金の継ぎ目のシールを再度やり直すために、プライマーを塗布します。密着をより高めるためです。以前のシールはプライマーは打たれていないようでした。乾燥をさせてからコーキングをしっかりとヘラでこすりながら隙間に充填させます。
続いては、ケラバ部分の補修です。ケラバとは、建物の軒側ではない端の部分をいいます。写真ではこんな場所です。ここも、フックボルトはスレートが三枚重なり合っている場所なので交換は断念しました。触ってみると手でナットが緩むほどグラグラになっています。ここからの雨漏りは間違いないでしょう。増し締めを行うのとともに、ケラバをおさえているアングルの固定ボルトも確認をしたところ、水の浸入を阻むための緩衝剤の付け方が間違っていました。これでは水が入るのも必然といえます。
増し締めをおこなってぐらつきの無い事を確認して、先ほど同様プライマー塗布の後、コーキングにてしっかりとシール処理を行いました。一番先に施工をおこなったフックボルト交換場所もなぜかフックボルト穴が2個空いている箇所が複数ありました。そちらにもしっかりとコーキングをおこなって本日の工事は終了となりました。
9月にもなるとすっかり陽の落ちるのが早くなった気がいたします。時間的には夕方5時を少し回ったところです。雲の高さと雲の形がすっかり秋を感じさせます。秋の空を見ているとなぜかさみしい気分になるのは私だけでしょうか?
明日も引き続き、雨樋工事等を行わせていただきます。この天気が持ちますように!
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