更新日：2017年01月11日

佐倉市でリビングのフローリング床を張替えました。経年劣化で少々、傷みが出ており、お客様は「床が抜けるのでは!?」と不安を感じていたそうです。先日は畳の部屋をリフォームしましたので、思い切ってリビング全てのフローリングをリフォームいたします。

これまでの床は市松模様のフローリングです。一時期、よく使われた床材ですので、どの程度経過しているかもだいたい分かります。根太部分（床材を取り付ける下地の木枠のこと）はしっかりとしているのですが、その木枠のない部分を足で踏むと床が沈み込みます。これは熱い飲み物や食べ物、特に汁物を運ぶ時、かなり危険です。リビングは結構な広さがあり、全ての床を剥がしてリフォームすると工賃や産業廃棄物処理費などでどうしてもお値段が嵩んでしまいます。そこで今回のご提案は、悪くなった部分の下地を入れ替え、フローリングを重ね張りする工法です。今回の工事は住みながらのリフォームですので、しっかりと養生をしてから作業に取り掛かります。

少々、年代が古い造りでありました。本来ですと根太下地の間に断熱材（スタイロ等）が入っているはずですが、土間部分に直接、断熱材が吹き付けてありす。新築ではこういった施工をあまりしないので、建てた後にリフォームが行われたのでしょう。床と土間の間に空間があるため、断熱効果は少ないと思われます。フローリングは経年劣化で、さね部分が外れているところのたわみが数か所ありました。悪くなって箇所には桟木を入れて、ボンド止め致します。

フローリングは永大のナチュラルピーチ色を使用しました。床暖房にも対応可能なフローリングなので、丈夫で伸び縮みが少なく、ホットカーペットなどを敷いても全く問題ありません。床下の断熱効果が低いためか冬は寒いようで、ホットカーペットを多用するとおっしゃっていたのでこの床材に決めました。全てボンドを使用して取り付けます。普通に貼ると数年でフロアの伸び縮み等が発生して、隙間ができることがあります。皆様のお住まいではどうでしょうか。暖房をよく使い、湿気がある場所のフロアをよく見てください。床のきしみ音などが大きいようでしたら、お気軽にご相談ください。