更新日:2015年9月29日
屋根カバー工法と検索すると様々な情報が出てくるとはおもいますが、どのサイトでもメリットばかりが書き連ねられていて欠点のない理想的な屋根リフォームなのではないかと思われる方も多いと思います。
屋根カバー工法は既存の屋根に新しい屋根を被せるため、廃材処理費がほとんどかからず葺き替え工事に比べて費用が安価になりやすく、工期も短い期間での施工が可能なことから多くのお客様から選ばれている屋根のリフォーム方法になります。
しかし、そんなカバー工法にもやはりデメリットは存在します。そこで本日は屋根カバー工法のデメリットをご紹介したいと思います。
1、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根を被せる為、屋根の重量が増加します。
屋根は一般的に屋根が重くなればなるほど、重心が高くなり地震の際には揺れの影響を受けやすくなります。しかし、屋根カバー工法は従来の屋根に新しい屋根を被せる工法になりますので少なからず以前の屋根よりお住まいの屋根の重さが増加してしまうのです。
そのため、弊社では屋根カバー工法を行う際には軽いガルバリウム鋼板の屋根をおすすめしています。ガルバリウム鋼板の屋根であれば、一般的なスレート屋根の上にガルバリウム鋼板の屋根を被せた場合、重量は約23~26kg/㎡になります。
一般的な瓦屋根の住宅で約60kg/㎡の屋根になりますので、一般的な瓦屋根よりは軽量の屋根になります。
2、屋根カバー工法には不向きな屋根があります
一般的に瓦屋根でのカバー工法は向いていません。また、カバー工法を行った場合の屋根には太陽光発電の設置が難しくなります。
両方とも施工できないわけではないのですが、他の工事で対応した方が費用面でもお得になることがほとんどですので、太陽光発電の設置を考えている屋根や、瓦屋根の施工については当店ではカバー工法はおすすめしておりません。
このように、屋根カバー工法にもデメリットがあり屋根がどのような状態でも施工できる、万能型の工法ではございません。
お住まいの屋根にあった工事を進めていくうえでどうしてもお客様のご希望する工事のご提案が出来ない場合などもございます。
しかし、屋根の工事方法を間違ってしまうと、せっかく施工したにもかかわらず、すぐに屋根のリフォームが必要になったり補修費用で大きな金額がかかってしまいかねません。
当店では入念なお住まいの調査を行い、お客様にあった最適な屋根工事をご提案させていただきます。
点検・調査・お見積りは無料です。お気軽に0120-989-742までご相談ください。