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ビフォーアフター

点検の様子～雨漏りしている室内と陸屋根

　

　天井には雨染みができていました！😱

　ほとんど水は垂れてこないということですが、こちらの雨染み、一部は残ってしまう可能性もありますので、漏水はできるだけ避けるべきなのです。

 

　漏水が起こっている真上は陸屋根ですので、そちらを点検してみましょう！

　一面が水溜まりになっています。これではいつ雨漏りしてもおかしくありません💦

 

　

 

　陸屋根一面が水溜まりになっています。このような状態なのに、室内への漏水が僅かに抑えられているのは以前のウレタン防水の施工が良かったからなのでしょう😳

　排水口が詰まっているというわけではなく、ケーブルを通している管によって排水口への流れが堰き止められている感じです！

 

　

 

　そのウレタン防水層がひび割れて裂け目ができています。補修された跡らしき部分もあります。

　前回の防水工事は7～8年前ということなので、そろそろ耐用年数ですね。ウレタン防水の耐用年数にはさまざまな説がありますが、およそ10年前後と考えておけば間違いないでしょう。

 

　ただし、この10年というのは何も事故がなかった場合の話です。こちらのように水溜まりができてしまうような状態ではその寿命は当然、短くなります😔💦

 

施工の様子～陸屋根へのウレタン防水

　

 

　ウレタン防水を行うに当たって、陸屋根を綺麗にしなければなりません。高圧洗浄を行い綺麗にしていきます！床面を濡れたままにしておくと、室内へ漏水していく可能性もありますので、水切りワイパーで人為的に積極的に排水していきます。

 

　

 

　ウレタン防水材を塗布する前にプライマーを塗布します。プライマーにはウレタン防水材を密着させるはたらきがあります。塗装でも、防水工事でも、そうですが、本塗りや仕上げの前にプライマーなどで下塗りすることがほとんどです👍✨

 

　

 

　ウレタン防水材にはエバーコートZero-1を使用します。平らな面と立ち上がり部（垂直な部分）用でそれぞれ専用のものがあります。いい加減な業者の場合、それぞれ専用のものを使わずに平らな面用で両方を仕上げてしまうことも多いそうです😱

 

　

 

　まずは凸面や立ち上がり部に防水材を塗布していきます。ちょっと古めの建物だと陸屋根の表面に建物の構造物の凸凹があることも多いですね。このような突起などはやはり漏水の起点になりやすいので最初に防水材を塗布しておきます！

 

　

 

　陸屋根の平面部にウレタン防水層の1層目を形成していきます。しっかりと排水できるよう、勾配のことを考えながら、防水層を形成していきます！1層目がある程度、乾燥しましたら、2層目です。ウレタン防水は2層にすることが一般的です。複層にすることで防水性も高くなります👍✨

 

 

　ウレタン防水による複層の防水層が形成できました！これで防水性は高まりました。ウレタン防水は紫外線に弱く、このままだとすぐに劣化してしまうのでトップコートを塗布します！

 

　

 

　トップコートを塗る順番も立ち上がり部からです。トップコートを塗布することによって、紫外線が直接当たることを防ぎ、劣化を防止します。トップコートを定期的に塗り替えてあげれば、寿命を延ばすことも可能です✨

 

 

　ウレタン防水工事が竣工しました✨

　お施主様の建物はとてもお洒落な建物で、当時の建築世相を反映したとても貴重なものです。鉄筋コンクリート造ということで、耐久性も高いでしょうから、ぜひ大事にしてあげてください😊👍✨

　記事内に記載されている金額は2023年12月06日時点での費用となります。
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