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新居浜市で重機による破損依頼。釉薬の和型と樋の部分補修の依頼を受け補修しました。
新居浜市 平屋
【工事のきっかけ】
「水道工事中に瓦を割ってしまった」お世話になっている大工さんを通じてご連絡がありました。
現地調査では切妻屋根の角部分に重機が当たったようで、角瓦とウラゴ、軒樋の端部分が破損していました。
現状はその部分以外は問題なかったため破損部分のみの部分交換で対処するお見積りを提出し、補修工事を行いました。
基本情報
- 使用材料:鶴弥釉薬防災エース 万十箱(オレンジ) ウラゴ(大工さん準備) アイアン軒樋105新茶
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みなさんこんにちは。 街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
本日は新居浜市の釉薬瓦の現場へ現地調査に来ました。
長くお世話になっている工務店さんからの連絡で、
「水道工事中に誤って重機が当たり瓦が1枚破損してしまった。」
との事でした。
瓦1枚でも割れたり、浮いたりすれば雨漏りの原因になります。素早い対応が必要です。
街の屋根やさん新居浜中央店は瓦1枚の破損や浮きも点検、調査致します。
お気軽にご連絡ください。
現地調査です。
地上からは、左の角の瓦。ウラゴ30㎝、軒樋の端が破損していました。
樋の金具は打ち込み式でしたがひしゃげてます。
重機が樋から上に上がるように当たったと思われます。
右写真は瓦に留めてある釘が浮いています。割れている瓦の真上なのですが、おそらく
重機が当たった時に真上の瓦も持ち上がったのでしょう。割れませんでしたが持ち上がった分
釘が浮いてしまったようです。
ウラゴとは破風板の上にある立ち上げの木材です。袖の瓦や軒の瓦は側面か正面に垂れ
がついています。この垂れが側面、正面の仕上がりを綺麗にし、風の影響を受けにくくしてくれます。
ただし垂れがある分重心が傾くのでそれを支えるために立ち上げの木を打ちます。
今回は30cmくらいエグれていました。
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樋は105の丸樋です。
過去に一度部分補修がされています。丁度つないだジョイント部分までが破損していました。
受け金具もかなり曲がってダレいます。
このままでは雨は樋に受けずにそのまま地面にボタボタ落ちそうですね。
鼻隠し板にも雨水がかかりそうで放っておくと腐食するかもしれません。
前回は受け金具はそのまま使用して補修していますが、今回は端の金具は変えないといけませんね。
屋根上からの写真です。
角から当たってしまったのがよく分かります。
和型の瓦は正面から見て、下から上へ、左から右へ葺いていきます。
この破損部分は、この面で1番目に葺かれる瓦です。
だからと言って差し替えるのに何枚も除けることはありません。
ただし軒先の瓦なのでしっかり釘留めはしたいので上の瓦は1度取り除けます。
屋根上にあがったので一先ず全体確認しましたが、他の瓦は問題ありませんでした。
元の瓦がオレンジ系統なので、とりあえず三州瓦の鶴弥さんの釉薬防災エースのオレンジを置いてみました。
特に大きく遜色はなさそうです。
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以上で調査は終了です。
点検を踏まえ、破損瓦の差し替え、ウラゴと樋の部分補修のお見積りをさせていただきます。
皆さん
瓦1枚だけでお願いするのも・・・
瓦1枚くらいの破損や浮きなら・・・
端っこの瓦だし家には漏らないから・・・
そのままにしておくと、急な大雨や天災でそこから被害が広がります。
屋根は皆さんの日々の暮らしを守っている重要な部分です。
樋は丸樋を使用していました。
以前、部分交換しているみたいでしたが、交換した部分の継手部分までが破損しています。
今回はそれよりも受金具1つ分先で軒樋をカットしていきます。
樋を切るために塩ビ用のノコギリ歯でカットしています。
カットが終わりました。
端っこの受金具がひしゃげています。かなりの荷重がかかってます。
この受金具は打ち込み式なので、バールや金づちで引っ張りながら叩いて取り除けます。
瓦の出寸としっかり固定するためにかなり埋め込まれてましたので取り除けるのは結構大変です。
新しい軒樋の設置です。
まずはカットした長さ分の軒樋を使用するので、新しい軒樋のカット部分
を測ります。
軒樋は1800㎜や3600㎜の長さで売られていることが多いです。
今回は1800㎜で十分足ります。
計測後は同じように塩ビ歯のノコギリでカットします。
軒樋を取り付ける前に、一番端っこの受金具を新しいものに交換します。
そしてとまりを接着剤で取り付けます。
止まりは軒樋の両端に付ける部材です。雨水がダイレクトに落ちないようにする
壁の役割ですね。
軒樋を付けたら継手を付けます。
継手は軒樋と軒樋の繋ぎ目に付けるジョイント部材です。
とまりも継手も雨水が隙間から落ちないように接着剤でしっかり留めます。
樋の部分交換はこれで完了です。
瓦とウラゴ(袖部分の立ち上げ木材)の交換です。
大工さんにウラゴを1m分用意してもらったので釉薬瓦の角、袖部分を5段分取り除けます。
破損したウラゴをバールで取り除けます。
中は部分的に土葺きでした。軒先の黒いのはコウモリのフンです。寝床にしていたみたいです、
ウラゴを取り付けます。
ウラゴは瓦の種類によって形状や高さが変わります。
和型は直角三角形みたいな形状をしています。湾曲している瓦なので四角の
角木だと瓦が当たるのでナナメにカットしています。
高さは結構職人さんによって要望がマチマチです。当社では12㎜の屋根板で垂木から1.5~1.7寸くらいが多いです。
高すぎると瓦が当たって浮いたように見えたり、低すぎると沈んだように見えるので結構大事な箇所になります。
瓦の復旧作業です。
高さ調整にシルガードを乗せて、軒先の瓦の高さを調整します。
調整が終わったら下から上に葺いていきます。
もちろん取り除けた最上段以外は釘打ちで復旧します。
復旧が終わりました。
最後に瓦から水を流します。補修した軒樋がちゃんと機能しているか試しています。
瓦から流れる水が樋内に入るかはもちろん、たて樋まで流れる勾配が付いているかも確認します。
一見真っすぐに見える樋ですが1mごとに1~5㎜!僅かですが上がっています。
今回はたて樋が1か所なので、たて樋付近と1番離れた所だと勾配がついているのが分かるかもしれません。
ただし、樋自体が経年劣化が進んでいる場合は形状が歪になったり勾配は上がったり、下がったりで樋として
機能していない状態の場合もあります。その場合は新しいものに交換する方がおススメです。
破損個所は綺麗に治りました。
やはり破損した状態のままだと気になってしまいますね。
修繕が終わった後の安心感のほうが気分もよくなります。
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