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新居浜市で豊後水道沖の地震による瓦破破損。葺止の修繕と波板の交換を実施し綺麗になりました。
新居浜市 平屋
【工事のきっかけ】
先日の地震で瓦が落ちてた。屋根を見ると落ちてる部分とズレている部分がある。と依頼がありました。
現場は淡路いぶし瓦の入母屋屋根です。格子側の葺止め瓦の欠落とそれによる波板の破損でした。
20年ほど前に屋根の葺き替えをしていただき今回も当社に依頼をしていただきました。
基本情報
- 施工内容:平屋
- 施工期間:2日間
- 築年数:60年くらい
- 使用材料:淡路いぶし のし瓦、半大面 シルガード コーキング ポリカ波板32波6尺オパール色 その他留め具等
みなさんこんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
本日は葺止めが崩れた現場の依頼です。
ご自宅は20年近く前に淡路いぶし瓦で葺き替えをして
いただいた現場です。
先日起こった豊後水道地震で崩れたようです。
葺止めは屋根構造で言うと壁際に当たる部分です。
壁と屋根の取り合い部分や写真のように入母屋屋根の格子と
屋根の接続部分にあたる場所になります。
面戸やのし瓦を平行に積んでいます。その上に板金を施工、外側に外壁を取り付けて
壁からの雨水を止水します。
瓦だけでなく土まで落ちています。
ここではのし瓦と紐のし瓦を1段ずつ積んでいます。
格子部分は瓦と格子板がくっついているわけではありません。
土が乾いて、経年や風震災などで少しずつズレていくこともあります。
のしに穴を開けて銅線と釘で屋根板固定したり、板金でのし瓦を覆って
ズレを防いでいることもあります。
のし同士がモルタルやコーキング(接着剤)で固定されている
場合があります。写真のように数枚がまとまって落ちることも
あります。
地面に落ちたり、樋に引っかかったりします。
全体の4割ほどの瓦が落ちていましたが
格子の内側を見ると、隙間をのし瓦が被っている
箇所とズレて下の地瓦と土が見えている部分があります。
ズレている部分も含めば葺止めの8割は今回の地震で影響を受けています。
軒下のには波板が貼ってあります。
かなり劣化しています。
一部分は今回崩れた瓦が落ちて破損が増えています。
残り全体を見渡して
谷部分の瓦のズレ、ハクビシンの糞などの清掃も合わせて
行います。
以上で調査完了です。
葺止めの修繕と波板の貼り替えをメインに御見積いたします。
まず屋根足場をします。
入母屋屋根の格子側の葺止部分の多くは軒先までの距離が短いので
引っかけ足場を用いて安全に作業します。
葺止に施工してある半大面と熨斗、面戸瓦を取り除け屋根足場に置きます。
その後崩れた土を土嚢袋へ入れて撤去します。
瓦上の土も綺麗にしました。
格子の作りは家ごとに様々ですが、強風による殴り雨だと格子に雨水が
直接あたることもあります。
格子に当たる水はもちろん外枠と内枠の木材の間に入るので、
そこまで瓦が差し込んである必要性があります。
格子の真下の瓦が短いとそのまま土に落ちてしまいます。
糸を引っ張って高さを揃えます。
漆喰を水が通る道を避けて敷き詰め、面戸瓦を固定します。
ある程度乾くまで待ちます。
半大面とのし瓦を順に取り付けます。
瓦がズレないように隣同士の瓦の側面をコーキング(接着剤)で固定します。
端まで施工して完了です。
のし瓦と接する格子の木材の継ぎ目もコーキングを少し入れておきます。
その他屋根点検で、矢切(破風板の端部分)の面戸瓦上のモルタルが取れていたので
漆喰で施工します。
モルタルが破風板との縁切れで前方に傾いているので、隙間から雨が内側に入る恐れがあります。
いぶし瓦と釉薬和型の間の谷加工部分のズレも綺麗に手直ししました。
これで瓦部分は終了になります。
古い波板を撤去します。
この部分は元々波スレートで煙突が残っている部分もありました。
波板は重増ししている部分もありました。
上に被っている部分から順番に取り除けます。
上から見るとこんな感じです。
雨樋が中々厄介かもしれません。
いくつか既に割れている部分もあり、軒先の横木は変えないと
どうしようもない状態に見えます。
横木を一部分交換しました。
高さは既存で残るものと合わせていきます。
波板を順番に取り付けます。
波板はタキロンのポリカーボネイト32波6尺を使用しています。
ポリカーボネートは品質、耐久性に優れています。
また―40℃から120℃の広い音域で使用できます。
色によって透明性や光線透過率も幅広く対応しています。
光線透過率は何もない所で光を受ける割合を100%としての波板使用時に受ける割合です。
クリア色は透過率は約90%なので光を取り入れたいときはクリア色がオススメです。
逆に光を遮りたいときはブロンズ色や乳白色(オパール色)で約44%と半分になります。
身近なものだとサングラスとかですね、
今回は乳白色(オパール色)を使用しています。
横の波板との規定は2山半以上の被せが必要です。
この現場では、自宅の壁に対して軒先の横木はナナメになっています。
1枚1枚壁から軒先までの長さが異なります。
波板本体を壁から軒先までの長さに合わせて斜めにカットする必要があります。
また壁は柱と塗壁に微妙な厚みの誤差があるのでその部分を立ち上げます。
今回は木造柱なので波板の留め具はビス式で止めます。
規定は5山置きに留めます。
元々の木材の付け方で多少変則的になりましたが飛ばないように留めていきます。
下からの撮影です。
光線透過率は約44%なので、眩しすぎず、暗すぎず
いい感じの色味です。
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