こんにちは、街の屋根やさん新居浜中央店です。
今日は、新居浜市で行われた、銅板の一文字葺き屋根（庇）の改修工事をご紹介します。
年数が経った銅板屋根は劣化が進むと穴が開き雨漏りの原因となります。
今回の工事も経年劣化による銅板の穴あきがあり、一文字葺きの板金屋根を改修する流れになりました。
板金の庇の上には瓦が葺かれており、板金をやり替えるには、瓦を一時撤去する必要がありました。
このブログでは、瓦の撤去から、金属一文字葺きの板金庇の改修後までを画像で紹介します。
それではどうぞ！

銅板一文字葺きの庇屋根

こちらが銅板一文字葺きの玄関庇になります。玄関庇といってもこちらのお家はとても立派な庇がついており、瓦が横に４０枚、約１０メートルほどの庇になります。
ところどころ茶色く変色しており、銅板が酸化し劣化しているのが確認できます。

板金工事完了

キレイな緑色の金属一文字葺きの庇屋根が完成していました。
鮮やかなグリーンでとてもきれいですね。

金属屋根の一文字葺きは意匠性が高く、またこの緑色も銅が酸化することで出てくる緑青を彷彿させる色でとてもあざやかでキレイです。
水上のほうは、３０mm程立ち上がりをつくり雨水が侵入しないような施工になっています。
この庇に上がっての作業になるので傷めないように気を使いながら作業していきます。

復旧開始

前回の軒先から３段のけたので、まずは軒先の一文字瓦から復旧になります。
軒先は土を撤去し、新たに安定させるためシルガードを使い施工していきます。
一文字瓦は釘打ちすると、振動で瓦が欠ける可能性があるので、ビス止め施工しました。

２段目は、釘止め、ビス止めできるのですが、３段目はできないのでコーキングどめになります。
もちろん、瓦の表面にするのではなく、瓦の重なりの内側にするので、一見何も見えませんが、コーキングによってしっかりと接着されています。

一時撤去した、瓦の復旧が終わりました。
和形と言われるこの日本瓦は左から右へ葺くのですが、終わりの袖と言われる最後の瓦も一文字袖と言われる瓦でスッキリとした印象の瓦です！

ビフォーアフターです。
酸化して、穴が開いた庇屋根が、美しい緑色の庇に生まれ変わりました。
これで雨漏りの心配もありません。
以上本日のブログでした！

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