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【高岡市】築100年の蔵から雨漏り!地震の被害にあった蔵、ご自宅瓦屋根の工事を行いました
【工事のきっかけ】
高岡市のお客様より、
蔵から雨漏りしているので見てもらえますか
とのご相談をいただき、現場調査にお伺いしました!
蔵の天井に、雨漏りによるシミができていました。
雨漏りしていた箇所は蔵とご自宅の境目あたりでしたので、雨漏りしていた箇所の上のほうを確認すると、谷板金に大きな亀裂がありました。谷板金は経年劣化によりサビが出て亀裂も入り、脆くなっていました。
屋根の先端にあたる鼻隠し、軒天部分の白壁は崩れて、白壁や土が瓦屋根の上に散乱していました。
1階屋根は白壁や土が散乱したこともあり、お客様は葺き替え工事をご検討中とのことでした。
蔵の横にある、ご自宅の瓦屋根のてっぺんに設置されている「棟瓦」も地震の影響で歪んでいる状態でした。
そこで、
蔵の鼻隠し、軒天の補修工事・雨どい交換・下屋根の葺き替え工事・谷板金交換・ご自宅瓦屋根の棟瓦積み直し工事を行いました!!
基本情報

- 施工内容:雨樋交換
- 施工期間:5日間
- 築年数:100年
- 使用材料:瓦・防水シート・面戸ロール・南蛮漆喰・漆喰・強化棟金具・雨どい・SGLガルバリウム鋼板

蔵の天井には、雨漏りによるシミができていました。

コチラの蔵は築100年経っているそうです!!
地震の影響で白壁や土などが崩れて屋根の上に散乱している状態でした。
雨漏りしていた箇所は蔵とご自宅の境目あたりでしたので、雨漏りしていた箇所の上のほうを確認すると、谷板金(黄色〇で囲んである部分)に大きな亀裂がありました。谷板金は経年劣化によりサビが出て亀裂も入り、脆くなっていました。
屋根の先端にあたる鼻隠し(屋根の先端で、雨樋が設置されている部分)、軒天(屋根が外壁より突き出している部分の天井にあたるところ)部分の白壁が崩れて、白壁や土が屋根の上に散らかっています。

下の瓦屋根も100年経っており、白壁や土が散乱していたため葺き替え工事を行うことになりました。
葺き替え工事とは?
今の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換します。
今回は、新しい屋根材も「和瓦」を選んでいただきました。

新しい木下地を設置して補強し、木下地の上に瓦用の防水シートを貼っていきます。
防水シートは、タッカーと呼ばれるホッチキスのようなもので止めて固定します。

防水シートの上に瓦桟(かわらざん)、または桟木(さんぎ)と呼ばれている木材を並べて設置します。
瓦桟は設置する瓦を固定し、瓦と瓦の重なりを均等にすることで雨の侵入を防ぐ役割があります。
防水シートに縦の線と点々があり、防水シートの上に瓦桟を設置したとき、防水シートと瓦桟の間にすき間が出来るようになります。
横一列に設置させた瓦桟に流れてきた雨水が溜まり、瓦桟や防水シートを腐食することがあります。それを防ぐために、防水シートと瓦桟の間にすき間を作ることで、雨水を流してくれます。

新しい瓦を設置していきます^^
横向きに並べて設置した瓦桟(細い木材)に新しい瓦を1枚1枚ステンレス製の釘で固定します。
新しい瓦を設置していきます^^
横向きに並べて設置した瓦桟(細い木材)に新しい瓦を1枚1枚ステンレス製の釘で固定します。

耐久性に優れ、サビに強い「ステンレス製」の谷板金を金属屋根の下にも入れ込み設置し、谷板金のまわりにも新しい瓦を固定しました!

下屋根の葺き替え工事 施工完了です!
釉薬を塗り焼き上げられた、光沢のある「釉薬瓦」がキレイですね✨
新しい瓦屋根に赤い〇で囲んだ部分に飛び出しているのは銅線です。
瓦屋根の下地部分に設置した瓦桟(細い木材)に銅線を巻き付けておき、瓦屋根に沿って設置する雨どいの「這樋(はいどい)」を銅線でしっかりと固定します!

雨どいを外し、傷みが激しかった鼻隠し・軒天部分に木材をあてて補強します。
緑で囲んである雨どいの金具は新しいものに取り替えるため、取り外して撤去します。
瓦屋根の凹凸部分に出来るすき間「面戸」部分を塞ぐため、耐久性に優れてサビにも強い金属板の「SGLガルバリウム鋼板」を釘で固定して設置します。
軒天部分には「SGLガルバリウム鋼板」の8山角波と呼ばれる細かく凹凸のあるタイプを釘で固定して設置します!
鼻隠し部分にも「SGLガルバリウム鋼板」を釘で固定していきます!鼻隠しには凹凸などの加工は無いものを設置しました。
下屋根の瓦屋根と壁面のすき間から雨が入り込まないように面戸ロールを瓦屋根の凹凸に密着させて貼ります。
瓦屋根と外壁の取り合いに水切り金具を設置するために、木下地を設置します。
取り合い部分から雨水が建物の内部に侵入しないように「水切り金具」を設置していきます!
水切り金具も「SGLガルバリウム鋼板」を加工したものを取り付けました。

取り合い水切りと外壁のすき間にテープで養生し、シーリング材(シリコンやウレタンなどからできている弾力性と耐水性に優れた補修材)を充填しました!
屋根と外壁の取り合い部分すべてに水切り金具を設置しました!
(👆の写真を撮影したとき、水切り金具が少し雨水に濡れている部分があります💦雨が乾くと元の色に戻ります。)

新しい雨どい軒樋・縦樋・這樋を設置しました!
屋根に沿って設置した軒樋は、👆の写真の「雨どい吊り金具」を軒先にビスで固定し、雨どい吊り金具の上に軒樋をのせて、金具の爪(写真の赤〇で囲んだ部分)で挟みます。

縦樋は、外壁にバンドを設置して、縦樋をバンドで固定しています。
屋根に沿って設置されている這樋は、瓦屋根をふき替えた際に瓦屋根の下地の瓦桟👆(細い木材)に銅線を巻き付けておき、その銅線で排樋が動かないようにしっかりと固定しました!
コチラは取り外していた既存の雨どいを再度設置しました。
コチラも瓦屋根の下地部分の瓦桟に銅線を巻き付け、這樋を銅線で固定しました!
瓦屋根のてっぺん「棟瓦」が歪み、ガタついている状態でした。
屋根のつなぎ目にあたる「棟瓦」は、屋根の内部に雨水が侵入するのを防ぐ重要な部分です。
コチラの棟瓦を一度解体して取り外します。

新しい棟瓦を形成していきます^^
強化棟金具を屋根下地部分にビスで固定します。
つづいて、面戸瓦を瓦の凹に合わせて並べていきます。向かい合っている面戸瓦は銅線でつないであります。
面戸瓦は漆喰南蛮で固定しています。
南蛮漆喰とは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか?その部分が漆喰になるのですが、
南蛮漆喰は通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。
南蛮漆喰を詰めた上に角材を乗せました。
つづいて面戸部分に白い漆喰を丁寧に塗っています。棟瓦が完成したとき、外から見える部分です。

👆(写真が撮れていなかったため、コチラの工程のみイメージ写真となりますm(__)m)
角材の上に漆喰南蛮を重ね、のし瓦を重ねて設置していきます!
ここで、強化棟金具の上に「芯木」角材を乗せて固定します。

のし瓦に南蛮漆喰を重ねて、上にのし瓦を繰り返して3段設置し
一番上に冠瓦を被せ、パッキン付のステンレス製ビスで固定しました!
瓦屋根の棟瓦の積み直し工事 施工完了です✨
強化棟金具で固定していくことにより、棟瓦の強度がUPします!!
以前のように棟瓦が歪んでくるのを防いでくれます。
雨漏り箇所だけではなく、地震の影響もあり不具合が出ていた箇所も全て修繕を行いました。
お客様が守ってこられた築100年の蔵の修繕を街の屋根やさん富山店にお任せいただき、嬉しい限りです😊
屋根・雨どいのことなら!街の屋根やさん富山店にお任せください💪
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@gaiheki-toyama.com
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〒934-0005
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