現場調査の状況

現場は天井から雨漏りしていたため、屋根を調査いたしました。
こちらのお客様邸は日本瓦の土葺き屋根で、昔に採用されていた伝統的な工法です。
その屋根を確認すると、冠瓦の天端（最上部の平らな部分）に針金用の穴があいており、むき出しの状態でした。

💡【冠瓦とは？】 ・・・屋根の棟部分の最上部に取り付けられる瓦です。（半円筒状の形のもの）

土葺き屋根についてもっと知りたい方は、以下のブログもぜひご覧ください👇
土葺き瓦屋根を葺き替えで地震・台風に強く！おすすめ屋根材は？

冠瓦は、屋根の最上部にある瓦なので

🌀飛ばされやすい
⚡天候の影響で経年劣化しやすい

などのリスクにさらされています。
そのため瓦に穴をあけて、針金を通して固定します。
冠瓦の天端すべてにこの穴があります。
通常は固定後にコーキング（シーリング）で穴を塞ぎ、雨水が入り込まないよう処理します。

しかし、今回の現場では、

🔹 コーキングが十分に施工されておらず、穴が塞がれていない箇所
🔹 針金が通っていないにもかかわらず、穴だけが空いている箇所

が数多く見つかりました。

くわえて、土葺き屋根には防水シートが使用されていないため、この穴から雨水が浸入し、屋根内部に水が回ってしまう危険な状態でした。

コーキングで穴を補修していきます

🛠️瓦の穴をコーキングで補修します

穴ひとつひとつにコーキングを充填していきます。

コーキングは、乾燥して固まるとゴムのように弾力のある性質を持つ素材です。
資材と資材の隙間に充填することで、接触によるダメージを防ぐクッション材としての役割や、雨水の浸入を防ぐ防水対策として大変優秀な材料です。

私たちの生活の身近なところで大変活躍してくれていますよ！
お風呂やキッチンをの隅をご覧いただくと、隙間を埋めるように打設されているものがコーキングです。

針金用の穴にコーキングを充填し、針金が通っている天端の穴をしっかり塞ぎました。
大棟・隅棟すべての冠瓦の針金穴をコーキングでしっかりと埋め、雨水の浸入を防止しました。

これにより、雨漏りの心配が解消されました✨

瓦屋根の雨漏り補修、施工完了です

✅ 芦屋市の土葺き屋根で雨漏りが発生
✅ 冠瓦の天端にある針金用の穴がむき出しに
✅ 大棟・隅棟すべての冠瓦の穴をコーキングでしっかり補修
✅ 針金が通っていない瓦も確認し、適切に対処
✅ 雨漏りの心配が解消され、屋根の防水性が向上！

雨漏りは放置すると、思わぬ大きな被害につながる可能性があります☔⚠
私たち「街の屋根やさん 明石・神戸店」では、無料点検も行っておりますので、お気軽にご相談くださいね✨

雨漏り修理・補修工事はお任せください！

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