ケレン清掃

ケレン清掃を行い、下地を丁寧に整えていきます。

ケレン清掃とは、塗装や防水工事を始める前に実施する下地処理の一環です。
この作業で、平場、立ち上がりの防水面に付着した錆や古い塗膜、汚れ、油分などを除去します。
下地処理が不十分な場合、施工後に塗装が剥がれたり浮いたりする原因となる可能性があるため、重要な工程です。

プライマー塗布

下地を整えた後、プライマーを塗布します。
プライマーを塗ることで、ベランダの表面を整え、後から塗布する防水材との密着力を高める役割を果たします。

ウレタン防水材塗布（１回目）

プライマーが完全に乾いた後、ウレタン防水材の1回目を塗布します。
下地を丁寧に整えたうえで、ウレタン防水材を塗ることが重要です。

ウレタン防水材は主成分がウレタン樹脂で、この素材は柔軟性や弾性・耐衝撃性・防音性に優れています。
建物は常に揺れや動きにさらされているため、防水層には高い柔軟性が必要です。
ウレタン防水材の優れた伸縮性のおかげで、防水層がひび割れしにくく、雨漏りを効果的に防ぐことが可能です。

ウレタン防水材２回目塗布

ウレタン防水材がしっかりと乾燥したら、2回目を塗布します。

ウレタン防水材はしっかりと乾燥させることが非常に重要です。
その後、ウレタン防水材を重ねて塗ることで、防水層が確実に形成され、つなぎ目のないシームレスで美しい仕上がりが得られます。また、耐久性も向上します。

トップコート塗布

最後にトップコートで保護します。
ウレタン防水材は紫外線のダメージを非常に受けやす素材です。必ずトップコートを最後に塗布します。

ベランダ防水工事、施工完了

ベランダ改修工事、施工完了です！

ベランダは日々、雨風や紫外線、そして気温の変化にさらされています。
そのため、防水シートや塗布防水は経年劣化していき、床面のひび割れや剥がれ、破れといったトラブルにつながり、最終的には雨漏りの原因となることがあります。

さらに、枯葉や砂ぼこり、ゴミなどが溜まりやすい場所であり、これらが排水口を詰まらせると、水の流れが妨げられてしまいます。
排水口が詰まったり、排水機能が低下すると、今回のように水が溜まりプール状になることがあります。
最悪の場合、雨水が溢れて（オーバーフロー）、窓を通じて室内に侵入したり、１階の部屋や躯体へ雨漏りしてしまうことも。

そうなる前に、防水工事が必要な場所は、定期的な点検をおすすめします！

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