日本瓦の下には、鉄部がありましたが、その鉄部が劣化しており、亀裂が生じていることが分かりました。
雨が降ると、この亀裂から雨水が侵入してしまう恐れがありますので、早めの対処が必要だと感じました。

鉄部を取り外すと、内部に雨水が入り込んで木材が腐食しているのが見て取れました。
このような状況では、建物全体の構造に影響を及ぼす危険性があります。早急な修理や補修が必要ですね。

この木材の腐食が進むと、建物の耐久性や安全性に問題を引き起こす可能性があります。
再び同じ箇所が雨漏りを起こす可能性も高いので、しっかりとした補修が求められます。
リフォーム計画には、こうした予期せぬ問題にも対応できる余裕を持たせることが大切です。

全て剥がしてみると、かなり広範囲で木材の腐敗が進んでいることが分かりました。
この状態では、単純な葺き替え工事では対応できませんので、
お客様と相談の結果、今回は玄関屋根自体を撤去することになりました。

腐食が進んだ木材は、建物全体の構造に影響を及ぼす危険性があります。
そのため、部分的な修理や補修ではなく、撤去して新たに建て直すことが必要となります。
これは大掛かりな工事となりますが、安全性と耐久性を確保するためには必要な措置です。

玄関屋根の撤去後、新しい構造物を建てることで、再び同じ問題が起きるリスクを減らすことができます。
お客様とのご相談を丁寧に行い、安全で快適な住環境を確保できるよう最善の対策を取っていきたいと思います。

屋根を撤去して作業を進めている最中、外壁が見えてきました。
作業していくと外壁に穴が開いてしまったので早急に補修を行っていきます。

シゴキとは、建物の外壁に施されたモルタルを均等にならす作業のことです。
建物の修復や補修を行う際に、修復箇所にモルタルを埋め終わった後、全体にモルタルを塗っていきます。
この際にシゴキ作業を行います。

シゴキ作業では、専用の道具を使い、モルタルを均一な厚さでならしていきます。
これによって外壁が綺麗に整えられ、表面の凹凸やムラがなくなります。
均等にならしたモルタルは、建物の外観を美しく仕上げるだけでなく、耐久性や防水性を高める効果もあります。

シゴキ作業は、職人の技術や経験が重要となる作業です。
均一にならしたモルタルは、建物全体の外観に影響を与えるため、丁寧かつ熟練された作業が求められます。

外壁のモルタルが全体にしっかりと塗りつけられ、
建物の外観が形成されましたので、塗装も綺麗に行える状態です。

今回、外壁の塗料には日本ペイントのパーフェクトトップのND-281を使用しました。
この塗料は鮮やかな暖色系のカラーで、イエロー系のオレンジを採用しています。
明るくて活気のある印象を与え、建物全体に元気と明るさをプラスしてくれますね！

玄関上の屋根を撤去しても、このカラーは違和感なく調和し、建物の印象を一層引き立てています。
明るくて鮮やかな色彩は、周囲の環境にも映え、建物がより目立つ存在になります。

お客様のご要望に合わせて、
このようなカラーを採用することで、
建物全体が活気溢れる印象を与え、周囲の景観を彩りましたよ♪