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門真市 雨漏りがきっかけの屋根葺き替えリフォームを大公開！
屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
居室内での雨漏りがきっかけとなった屋根葺き替え工事です。
施工前の屋根は経年劣化により雨漏り原因となる「雨水の入口」が生じていました。また、昔ながらの土葺き屋根は、屋根に重い瓦以外にも大量の土が載っている状態。
雨漏り原因となっている古い屋根を撤去し、雨水に強く軽い屋根で耐震性への不安も払拭します。
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ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間：14日
- 築年数：築35年
- 施工費用：200万円(税込、足場代込み)
- 使用材料：ケーミューカラーベスト
- 保証年数：7年間
屋根葺き替え工事の最初の工程は、既存屋根の解体です。この工程は全工程の中でもっとも時間と人手を要します。
職人が屋根に積まれた瓦を一枚一枚、手作業でめくると中から大量の土が出てきました。これは「葺き土(ふきど)」です。
葺き土は本来、高い粘着力をもつ素材で分厚く重い瓦をしっかりとその場に留めてくれます。
しかし、経年によって葺き土が劣化すると、本来の粘着性が低下し瓦に「ズレ」や「歪み」が生じるようになるのです。
すると、屋根に不要な隙間が生じ、これらが「雨水の入口」となって雨漏りを引き起こします。
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傷んだ葺き土を刷毛と塵取りを使って土嚢袋に詰め込み撤去します。非常に手間のかかる作業ですが、屋根の土台となる下地をメンテナンスするためには欠かせない工程です。
葺き土を取り除くと既存の屋根下地が露わになります。
既存の屋根下地の上にいきなり新しい屋根を設置するわけにはいきません。
その理由は、長い間、重い瓦と大量の葺き土がのっていた屋根面には「たわみ」や「歪み、傷み」などが生じているからです。
下地に生じた不具合をしっかりとメンテナンスする必要があります。雨水をスムーズに排水させるためにも、屋根はフラットな面でなければなりません。
たわんでいるとそこに雨水が溜まり、屋根材の劣化や雨漏りの原因となります。
垂木(たるき)とよばれる木材を使用し屋根面の不陸を整え、その後、パネル状の構造用合板12mmを設置し屋根下地を丈夫に仕上げます。
整えた屋根下地の上に敷設するのが「防水シート(ルーフィング)」です。
ルーフィングは屋根全体をラッピングするように包み込み、雨水から屋根全体を守ってくれます。
屋根材は「化粧材」ともよばれます。実際に雨水から屋根を守っているのはルーフィングなのです。
ルーフィングとひとことで言っても種類や性能はさまざま。屋根材以上にこだわるべき建材がルーフィングなのです。
いよいよ、新しい屋根材である「カラーベスト」を屋根に搬入します。
今回使用するカラーベストは「化粧スレート」ともよばれ、セメントを主成分とした板状の屋根材です。
瓦に比べて軽量なため、建物の耐震性を確保できます。また、デザイン性が高いのも特徴で、豊富な色・バリエーションの中からご自宅の雰囲気に合ったものを選ぶことも可能です。
屋根の形状に合わせてカラーベストをカットしビスで固定します。
屋根の先端から頂上に向かってカラーベストを葺(ふ)くことで、屋根に降り注いだ雨水をスムーズに雨樋へ排水させられます。
※葺(ふ)く…屋根材(瓦、スレート材、板金材など)で屋根を覆うこと、屋根材を施工すること
上写真がカラーベストをカットする際に使う屋根材カッターです。
壁際は板金で雨水が入り込まないよう丁寧に納めていきます。
分厚く硬い板金材を職人が手作業で現場加工し、雨水が入り込まないようにするのが雨仕舞(あまじまい)です。
雨仕舞は「雨水を入り込ませない」だけでなく、「雨水をうまく排水させるための仕組み造り」のことをいいます。
雨漏りしにくく長持ちする屋根には、職人の丁寧な雨仕舞が欠かせません。
上写真のような外壁と下屋根(げやね)の境目は異素材どうしが重なり合う場所のため、雨水の浸入口となる隙間が生じやすい場所です。
また、雨水が集まる場所でもあるため丁寧な雨仕舞が必要なのです。
カラーベストを屋根の頂上である棟(むね)まで葺き上げたら、「棟板金(むねばんきん)」の施工に入ります。
まずは、棟板金の下地材となる「貫板(ぬきいた)」とよばれる木材を設置します。貫板に使用するのはまっすぐに筋が通った一直線の木材です。
弊社では、事前に職人が見極め合格となったものだけを使用しています。木材はそれぞれに癖があるため、職人による事前の見極めが棟板金を長持ちさせるコツなのです。
上写真は棟から屋根先へ向かって突き出た「剣先(けんさき)」とよばれる部位です。
既存の屋根に合わせて職人が専用の工具を使用し、ぴったりに加工しています。
内部に設置した貫板の厚みやカラーベストの厚みを考慮しつつ、雨水が適切に排水できるような形状に加工しています。
「採寸⇒カットする部位に目印をつける(墨付け)⇒カット⇒つかみ箸とよばれる工具で曲げ加工」
最後に、職人が広い屋根面をくまなくチェックします。
「雨水の浸入口となる箇所は存在しないか」「屋根材に亀裂や破損はないか」「雨仕舞はしっかりとなされているか」など、
職人の厳しい目によるこれらのチェックが済めば、屋根葺き替え工事が完了です。
工事完了後は、屋根はもちろん周囲の清掃まで手を抜きません。ご近所の方たちへの配慮も私たちの大切な仕事だからです。
工事後も、快適にお過ごしいただくためできることはすべてさせていただきます！工事完了後も定期的にお伺いし無料点検いたしますのでご安心くださいね。
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今回ご紹介した事例では、雨漏りの原因は経年劣化した屋根にありました。
しかし、雨漏りの原因は屋根とは限りません。外壁や窓冊子から雨水が入り込んでいるケースもあるからです。
また、雨水の入口はひとつではなく複数であることも多いです。だからこそ、雨漏り解決のためには事前に十分に調査する必要があります。
その場しのぎの修理は雨漏りの再発を招きます。
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