現場調査

まず現場の状態を確認しました。地面に近い外壁の一部が大きく欠けており、木の下地が見えてしまっている状況でした。

木の下地は雨に晒されると腐食が進み、建物全体の強度に影響が出てしまうため、早急な対処が必要です。また、室内にも湿気による結露やカビの発生が起こる可能性が考えられます。調査の結果、養生後、新しい木の板で欠損部を補強し、コーキングで防水処理、板金をかぶせて保護という流れで補修するご提案を行い、施工に入ることとなりました。

欠けた部分に木の板を固定

最初の工程は、既存の下地を補強するために木の板をしっかりと固定する作業です。露出した下地が風雨に晒されて弱くなっている可能性があるため、新しい木材を使って欠けている部分を補修し、板金を取り付けるための基礎を作りました。

木の板は、外壁材を取り付ける際に重要な部分です。欠損部にしっかり合う形に調整し、取り付けることで板金の見た目もきれいに整い、防水性能も向上します。

コーキング材を塗布

木の板を固定した後、その上にコーキング材を塗布しました。この工程は、雨水が下地へ入り込まないようにするための重要な防水処理です。

コーキング材は、木材と板金の密着を高める役割も果たし、工事後の剥がれを防止する効果もあります。コーキング材を塗布することで雨漏りのリスクを大幅に軽減することが可能です。

板金を木の板に被せる

防水処理が完了した後、板金を設置しました。板金を木の板に合わせて加工し、ズレや浮きが出ないように丁寧にかぶせて固定していきます。地面と壁の取り合い部分にも、板金を取り付けました。地面に跳ね返った雨水が跳ね返り、建物内に雨水が入り込まないようにするためです。

確実に固定することで、下地の木をしっかりカバーすることができました。

コーキング材を充填

板金を固定した後は、仕上げとして接合部や隙間にコーキング材をしっかりと充填しました。この工程により、風が吹き込む隙間や雨水が入り込む細い溝を完全に塞ぎ、長期間安心して過ごせる状態になりました。

特に板金の継ぎ目は雨水が溜まりやすい部分なので、丁寧に仕上げることが大切です。

施工後の様子

施工後は、露出していた木の下地がしっかりと板金で覆われました。コーキング材の使用や、地面と壁の取り合い部分の板金取り付けにより、外壁としての強度・防水性が回復し、雨漏りや腐食の心配がなくなりました。

さいごに

外壁の欠けや木の下地の露出は、小さな傷に見えても、放置してしまうと雨漏りや建物の劣化につながる危険があります。早めに補修することで、余計な工事費用を防ぐことにもつながります。

いわき市で外壁の剥がれ、木下地の露出、雨漏りなどの症状でお困りの際は、ぜひ当社にご相談ください。現場調査から原因確認、最適な補修方法のご提案まで、丁寧に対応いたします。

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また、地域密着型でありながら福島県全域に対応しているため、いわき市はもちろん、郡山市・会津若松市・福島市など遠方のお客様からのご依頼も承ります。

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