今回は、工場屋根で遮熱塗料を使用した施工事例をご紹介していきます(*’ω’*)🌟

屋根の掃除

まずは、全体に広がるサビと汚れの状況を確認しながら屋根の清掃を行いました。

通常であれば、高圧洗浄を行いますが、今回はサビの進行具合が広範囲だったため、高圧水による屋根材の傷みを避ける目的で手作業による掃除を選択しました。

ケレン作業

次に「ケレン」と呼ばれる作業に移ります。
👉サビや古い塗膜を除去し、塗料の密着性を高める重要な下地処理です。

面積が非常に広いため、複数人で分担しながら、ディスクサンダーなどの電動工具を用いて丁寧に表面を整えました。

この工程をしっかりと行うことで、下地の密着性が向上し、塗膜の持ちが大きく変わります。
特に折半屋根のような凹凸の多い構造では、手間を惜しまずにケレンを行うことが、長期的な耐久性の鍵となります。

錆止め塗装1回目

下塗り1回目、エスケー化研「マイルドボーセイ（赤さび色）」を使用しました。

この工程では、屋根材に残っているサビの進行を抑制し、上塗り塗料の密着を高める役割があります。
錆止めを塗布することで、防食性を持たせ、屋根材の寿命を延ばします。

▼マイルドボーセイとは？

錆びの進行を抑える効果が高く、鉄骨や折半屋根などに最適です。
また、上塗りとの相性が良く、塗膜が剥がれにくいのが特徴です。

錆止め塗装2回目

さらに重ねて2回目の下塗りとして、同じく「マイルドボーセイ（白色）」を塗布しました。

▼なぜ2回塗り？

今回の現場では、サビの進行がかなり広範囲に及んでいたため、赤さび色→白色の2段階で錆止め塗装を行いました。
2段階で塗装を行うことで、異なる色で重ね塗りしているため塗りムラの確認がしやすく、防錆性能の強化にもなります。

ローラーと刷毛を併用しながら、凹凸のある折半屋根の形状にも丁寧に対応していきます👷！

仕上げ塗料塗布

仕上げ塗装も２回塗りを行いました。
エスケー化研「クールタイトシリーズ」を使用しています。

▼遮熱塗料の効果

遮熱塗料を選んだ理由

金属屋根は日射を直接受けることで、真夏には表面温度が70℃以上にも達することがあります。
屋根材が高温になると、屋根裏や室内の温度も上昇し、工場内の作業環境が悪化してしまうためです。

工場や倉庫のような広い建物では、遮熱効果の恩恵が大きく、長期的に見ても省エネ・快適性・建物保護の観点から非常に効果的です。

⚠️注意点⚠️
・遮熱効果は直射日光の当たる場所で最も発揮されます
・室内の断熱材との併用でより高い効果を発揮します
・施工条件によって効果に差が出ます

【参考】
屋根塗装で遮熱・断熱性能を向上！塗料の仕組みとポイントもご紹介

屋根塗装が完成

屋根塗装が完了しました(*’ω’*)

遮熱塗装は、屋根の表面温度上昇を抑え、工場内の環境改善にもつながる非常に効果的なメンテナンス方法です。
金属屋根の劣化対策としても、ぜひご検討いただきたい工法のひとつです🌟

街の屋根屋さん広島店では、今回のような遮熱塗料を使った塗装工事を行っております。

➡廿日市市、経年劣化によりサビが発生している金属製瓦棒屋根を遮熱塗料で塗装メンテナンス！
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