工事前の塔屋の状況

【塔屋とは】
屋上やビルの屋上に造られている突き出た建物のことです。
一般的に、階段室や機械室、倉庫などとして使用されています。

塔屋の壁際の水切りが劣化し、そこから雨水が浸入したと思われます。

ベランダやバルコニーなどの床面と外壁は素材が異なり、
素材が異なる同士が接合する「立ち上がり部」は雨水が入り込みやすいです。
雨水を阻止するために「水切り」は設置されています！

詳しい調査の様子はこちらの記事をご覧ください
▼広島市南区で雨漏りで天井や壁のクロスが剥がれ落ち屋上など３階建てのビル総点検へ！

塔屋のコーキング補修を行いました

はじめに塔屋の外壁コーキングの打ち替えを行いました。
すでにコーキングが劣化して剥がれ落ちている箇所も見られました。

既存のコーキングを撤去して、新しくコーキングを充填する「打ち替え」を行います。

古いコーキングを全て撤去した後、接着剤の役割となるプライマーを塗ります。

コーキングガンを使って、コーキング材を充填していきます。
ヘラを使って均一にならします。

コーキングは、外壁目地や窓のサッシ周辺などの隙間を塞いでいます。
劣化すると、外壁との間に隙間が出来てきて水の浸入経路となります。

コーキング材の多くは早くて5年、多くは10年程度で傷みが目立ってくるので、
定期的な点検とメンテナンスをお勧めいたします(^^♪

➡屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

立ち上がり部　ウレタン防水工事！

雨漏りの原因となっていた、塔屋の立ち上がり部も打ち替えを行います。
かなりコーキングが劣化していました。

古いコーキング材を全て撤去し、コーキング材を打ち替えました！

立ち上がり部プライマーを塗って、下地調整を行います。

立ち上がり部には、ウレタン防水の中の『メッシュ工法』を施工します。
メッシュ工法は、下地と防水層の間にメッシュシートを挟み込む工法です。

メッシュシートが入ることで、防水層の強度が増し、耐震性も高くなるという特徴があります。

メッシュシートの上から、ウレタン樹脂塗料を塗っていきます。

ウレタン樹脂塗料を２度重ねて塗ったあと、
紫外線から保護するためのトップコートを塗っていきます。

【ウレタン防水の特徴】
・比較的安価で施工が可能
・継ぎ目のない形状で剥がれや捲れといったリスクがない
・柔軟性が高くひび割れしにくい

➡ウレタン防水とは？メリット・デメリットとバルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)への施工工程

塔屋外壁の塗装の様子です

塔屋の外壁塗装を行いました。

塔屋の外壁の素材は「ALCパネル」と呼ばれるものです。
珪石・セメント・石炭・発泡剤などから作られる「軽量気泡コンクリート」です。
名前のとおり、非常に軽いのが特徴です。

ALCパネルは、ツヤがなくなったり変色が見られた場合、
表面の塗装が劣化しているサインなので、塗装メンテナンスを検討されて下さい！

外壁目地のコーキングを打ち替えたあと、
通常の外壁塗装同様、下塗り・中塗り・上塗りの工程で塗装を行いました。

付帯部の塗装として、雨樋も塗装でメンテナンスしました。

以上で塔屋のメンテナンスは完了しました！

【今回行った塔屋の雨漏り補修の内容】

〈外壁〉
・コーキング打ち替え
・外壁塗装

〈立ち上がり部・水切り〉
・コーキング打ち替え
・ウレタン防水　メッシュ工法

工事金額　￥330,000-

詳しい金額や工事内容について知りたい方は、
現地調査・お見積りをご活用下さいね！