現場ブログで、水密材を撤去し、新しくブチルゴム系のコーキング材で補強した様子をご紹介しました。

【水密材とは】
水が侵入するのを防ぐために使用する材料の総称です。主に、隙間や接合部を埋めることで、水密性を確保します。

ブチルゴム系コーキング材は、名称のとおり「ゴム」の特徴を持っています。
どんなものでも付着ができ、耐熱性・耐水性が高く、粘着力が強力なのが特徴です。しかし、成分がゴムのため、温度変化には弱いです。

シリコン系コーキング材で補強

ねじ穴をシリコン系コーキング材を使用して補強していきます。

【シリコン系コーキング材の特徴】
コーキング材の代表とも言えるのが「シリコン系」になります。
今回使用したのは、「ボンド　シリコンシーラント」です。特徴として、耐候性に優れており、耐熱・耐寒性にも優れています。-40℃～+150℃の温度範囲に耐えることができます。

シリコン系のコーキング材は、上から塗装することができないため、施工箇所の周囲と同系統の色のシーリング材を使用する必要があります。主な用途としては、「ガラス周り」の防水です。

ねじ穴の補強が終わったら、枠を取り付けていき、ガラス面の補強をするためマスキングで養生をしていきますよ！

養生は作業中に周囲を保護したり、不要な部分への塗料の付着を防いだりするための大切な作業です。

ガラス面の補強にもシリコン系コーキング材充填

養生の目地に沿って、コーキング材を充填します。コーキング材の充填とは、建物の隙間や目地などに、コーキング材を埋め込む作業のことです。充填したら、ヘラを使って、美しい仕上がりになるように均一にならしていきます。

コーキング材の充填の目的は？

気密性向上　建物の隙間を埋めることで、外気や雨水の侵入を防ぎ、室内の温度や湿度を安定させます。
防水性向上　外壁や窓周りの隙間を埋めることで、建物内部への雨水の浸入を防ぎ、建物の寿命を延ばします。
断熱性向上　隙間から発生する熱の逃げを防ぎ、冷暖房効率を向上させます。
防音性向上　外からの騒音を遮断し、静かな室内環境を実現します。
振動吸収　建物の振動を吸収し、ひび割れを防ぎます。

コーキング材の充填は、建物の耐久性や快適性を高めるために非常に重要な作業です。充填する場所や目的に合ったコーキング材を選ぶことが必要になります。

コーキング材が完璧に乾燥する前に、養生を剥がして、ガラス台座を取り付けます。取り付けたら、ねじ穴から雨水が浸入しないようにコーキングで補強しておきますよ！

天窓の雨漏り補修は完了しました

天窓の雨漏り補修は完了しました！

天窓の耐用年数は約25年～30年程度といわれます！はじめは頑丈に施工された天窓でも、10年、20年と経つうちにパーツが劣化して雨漏りを引き起こしてしまいます。天窓から雨漏りした場合、修理なのか、交換なのか悩まれるケースが多くあります！
使い慣れた天窓、できることなら部分修理などで、デザインもそのままに使い続けたい、という方は多く、費用面の負担も抑えたいというご相談もいただきます。

しばらく、天窓のメンテナンスをされていない方、お困りの方は街の屋根やさん広島中央店の無料調査をぜひ活用ください！定期的にメンテナンスをすることで、費用面の負担を抑えることもでき、最適な工事内容をご提案できますよ！