こんにちは！街の屋根やさん土浦店・霞美装です！
霞美装は土浦市、小美玉市、石岡市、かすみがうら市など茨城県南地区の皆さまのおうちの困ったを解決するべく営業しております。

雨漏り補修工事、屋根カバー工事、屋根葺き替え工事、漆喰補修工事など多岐にわたり工事を行った実績があります！

今回は、小美玉市のアパートオーナーさまからアパートの補修工事についてのご相談がありました。
外壁などが傷んできたので補修工事を行いたいとのことです。
霞美装のチラシを見てオーナーさまのお父様がご連絡くださいました。

現場調査を行ってお見積りや工事計画を練っていきます。

今回の現場の屋根は和瓦が使用されていました。

現在日本で使用されている屋根材は、一般的な瓦、コロニアル屋根、シングル材、金属屋根といろいろなものがあります。

その中でも一番歴史的に長く使用されているのが和瓦（陶器瓦）です。
その名の通り、お茶碗や食器等と同じ陶器で作られた瓦です。
厚みと重さのある重厚感溢れた瓦で、粘土を高温で焼成して作られています。

大きな特徴として、割れや欠落がない限り半永久的にメンテナンスフリーというものでしょう。
塗料を焼き付けてあるため、他の屋根材とは違い、色褪せや変色がありません。
そこから、メンテナンスフリーと言われています。

ただ、屋根自体は劣化しないのですが、棟を支える漆喰が風雨によって削れたりひび割れたりしてしまいます。
屋根がメンテナンスフリーといいますが、漆喰が削れてしまっていては、屋根を支える棟が弱くなってしまうので定期的に漆喰を補修することが必要です。

棟を写した写真ですが、白い漆喰部分が薄くなって影になって見えなくなってしまいますね。
それでは、棟を固定する葺き土（ふきつち）が崩れてしまう危険があります。

漆喰が劣化することにより、葺き土がむき出しになり、葺き土の流出、棟の崩壊、雨漏りなどのトラブルになることがあるので注意が必要です！

漆喰の補修工事に移ります。

漆喰は石灰を主成分とした外壁材です。
非常に歴史があり、5,000年以上前から世界中で使われています。
城下町のなまこ壁やお城の白い壁の材料といえばこの漆喰です。

屋根では棟と瓦を支える葺き土の保護に使われています。
防水性と耐久性があるので、葺き土の流出防止に役立っています。

まずは棟瓦を剥がしていきます。
葺き土が露出したり、ひび割れが起きているところがあります。

漆喰の耐用年数は20年ほどと言われているので、定期的に漆喰補修が必要です。

棟を剥がしたら新たに漆喰を塗り足していきます。
痩せてしまった分をしっかりと補修していきます。

塗った漆喰の上に棟瓦を戻して固定します。
棟は屋根を支える重要な部材です。
台風などの大風で屋根が吹き飛ばないように支えているので、その棟をしっかり安定させるためにも漆喰を定期的に補修していきましょう。

漆喰の補修が完了しました。
白い漆喰がきれいに施工できました！