街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は加東市で行った「改修工事として割れの多い2階建てのスレート屋根台風対策」を行った様子をご紹介しましょう(^^)/

スレート屋根の中でも代表的な「カラーベスト」と呼ばれる屋根材で、この屋根材は瓦よりも軽量であることから耐震性に優れており、今現在でも多くのお家で使用されています。

しかし、スレート屋根に含有されていた「アスベスト」が2006年に全面禁止となり、ノンアスベストのスレート屋根が今では主流です。

建材強化のために使用されてきたアスベストが含まれていないスレート屋根は割れやすく、塗装して数年で割れてしまったというご相談が非常に多いですね！

そんな場合に必用な改修工事が「カバー工法」です。長期保証でお勧めの工事ですので、是非参考にしてくださいね。

加東市で2階建ての屋根台風対策としてスレート屋根をカバーする現場紹介

コチラが、加東市で2階建ての屋根台風対策として改修工事で割れの多いスレート屋根へカバーする現場になりますよ(^^)/

【建物情報】
・築年数23年
・2階建て木造住宅
・屋根材　スレート屋根
・現在　割れあり

2年前に他社さんで屋根と外壁を塗装したばかりのお家で、外観はキレイな状態ですね！

しかし、屋根の破片が落ちてくるという事で屋根の専門業者である街の屋根やさん神戸西店へご相談を頂いております。

コチラが、2年前に塗装されているというスレート屋根になりますね(^^)/

塗膜の剥がれなどはないようですが、この距離からでも複数枚割れているのが確認できます。

スレート屋根は薄型のセメント板のようなもので、ノンアスベストの物ですと20年くらいが対応年数と考えられますね。

空き家や収益物件でないかぎり築20年を経過していると、スレート屋根への塗装はやめておいたほうがいいですよ！

加東市で2階建ての屋根台風対策を行う現場ではかなりの枚数が割れている状態でした(>_<)

塗装する前から割れていたものや、塗装後に割れたものなど様々です。これだけ割れている状態で塗装を進めた業者さんにはかなりの責任があると思いますね、、、

皆さんも屋根の上は見えないことが多いと思いますが、塗装する前の状態をしっかりと把握しておく必要がありますよ。

この現場の調査に関する記事は現場ブログで詳しくご紹介しておりますので、そちらも見ていただけると幸いです！

【この現場の調査に関する記事】
・「加東市　カラーベスト屋根の割れ相談！塗装したのに割れる原因は？」

割れの多いスレート屋根への改修工事で重要な防水シート貼り

それでは、加東市での2階建て屋根改修工事で割れの多いスレート屋根へカバーしていきましょう(^^)/

カバー工法の特徴は既存の屋根材を撤去する必要がないという事ですね！最初に屋根の中でも一番重要な「防水シート」をスレート屋根の上から貼っていきますよ。

既存の屋根の下にも防水シートは貼ってありますが、対応年数は大体25年程度です！

屋根改修工事でカバーするお家のほとんどが築20年以上ですので、基本的には新しい防水シートを増し貼りする必要がありますよ。

加東市で2階建ての屋根台風対策として使用している防水シートは「改質アスファルトルーフィング」というものになりますね！

一般的に建売などで使用されている防水シートは「アスファルトカラールーフィング」が多いです。

どの様な違いがあるのか簡単にご紹介しておきましょう(^^)/

【アスファルトカラールーフィング】
・色付きアスファルトでコーティングされた防水シート
・耐候性に優れ、費用が安い

【改質アスファルトルーフィング】
・アスファルトに特殊な改質剤を加えた防水シート
・高い柔軟性と耐熱性を持ち、寒冷地でも効果的
・耐久性が高く、長期間の使用に適している

【改質アスファルトルーフィング　日新工業　カッパ23】

・サイズ　幅１m長さ２１m　厚み１ミリ　１本あたり２１，５キロ

改質アスファルトの効果により、釘穴などからの雨水の侵入を防いでくれます。更に、合成繊維不織布により強風などでも破れにくく、施工しやすいのが特徴ですね(^^)/

※この画像の提供元は日新工業さんのサイトです

割れの多いスレート屋根へのカバーで屋根の各部に水切り取り付け

お次は、割れの多いスレート屋根への改修工事で軒先に水切りを取り付けていきましょう(^^)/

これは既存のスレート屋根の先端を隠す役割と、新しくカバー工事で使用する屋根材を引っ掛けるための役割があるんですよ！

台風など屋根材が飛ばないようにビスを使用してしっかりと固定していきます。

そして、屋根の側面（ケラバ）に水切りを取り付けていきます(^^)/

これは、既存のスレート屋根のケラバを隠す役割と、吹き込んだ雨水を雨樋まで運んでくれる役割がありますよ！

いずれにしても屋根改修工事で使用する新しい屋根材と同質のものを使用しております。

加東市での屋根改修工事でお勧めの屋根材「スーパーガルテクト」を使用

ここから、加東市で割れが多いスレート屋根への改修工事で主役となる、新しい屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回の加東市、屋根改修工事で使用したお勧めの屋根材は「IG工業スーパーガルテクト」になります！

材質がSGL鋼板であることから非常に軽量で、屋根改修工事にはよく使用されている屋根材となりますね。

SGL鋼板（エスジーエルこうはん）とは、簡単に言うとガルバリウム鋼板（鉄とアルミの混合金属）を改良したメッキ鋼板になりますね！

耐久性に優れていると言われてきたガルバリウム鋼板よりもさらに高耐久で、錆びにくく長持ちする建材と思ってください。

加東市で使用した、屋根改修工事にお勧めのスーパーガルテクトのメリット・デメリットをご紹介しておきますね(^_^)/

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量は瓦屋根の10分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・SGL鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

今回の屋根台風対策で使用した軽い屋根材「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

加東市の現場では、標準グレードを使用しており、色はシェイドワインレッドを選択されています(^^)/

割れの多いスレート屋根への改修工事でスーパーガルテクトの各部おさまり

ここから、2階建て屋根台風対策となる改修工事で使用したＳＧＬ鋼板屋根材の収まりをご紹介して行きましょう(^^)/

まずは、棟部分に防水シーラーと呼ばれる面戸材を貼り付けていきますよ！

この屋根材は1段ごとに約12ミリの段差が生じて、吹き降りの雨が入り込む可能性があります。

しかし、屋根材に防水シーラーを貼り付け下地材で挟み込むことにより、吹き降りを防ぐことが出来ますよ。

そして、スレート屋根へのカバー工事で仕上げ材となる棟板金の下地材を取り付けていきます(^^)/

棟板金の下地材は主に「木材　防腐木材　樹脂」の3種類がありますね！

加東市で行った屋根台風対策となる改修工事では総合的に判断して「防腐木材」を使用しました！

割れの多いスレート屋根への改修工事でSGL鋼板屋根材の仕上げ材となる「棟板金」を取り付けていきましょう！

棟板金は屋根と同じ材質でSGL鋼板となっております。強風で飛散しやすい部分となりますので、釘ではなくビスで固定することがお勧めですよ(^_^)/

棟板金は台風などの強風で飛散しやすい部分となりますので、固定方法には十分な注意が必要になりますね。

ステンレス製のビスでしっかり固定することにより、台風対策となりますよ！

そして、屋根と外壁が取り合う部分には「雨押え板金」を取り付けていきます(^^)/

雨押え板金は屋根と外壁の取り合い部分から雨が入らないようにするための仕上げ材ですので、見た目も重要ですがしっかりと防水処理を行って取り付ける必要がありますよ！

雨押え板金を取り付けると、外壁との取り合いにコーキングを塗って仕上げとなりますね！

加東市での屋根台風対策となる改修工事に使用した屋根材（スーパーガルテクト）には、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

屋根カバー工事750,000円（屋根面積75㎡）　足場140,000円　

この様な感じの費用で施工をさせていただきました！

加東市で2階建ての屋根改修工事後に頂いたお客様の声

Q・当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか？
A・塗装をして1年半程だったのでできるだけ費用を抑えて修理したかった。

Q・弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか？
A・していない

Q・弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか？
A・修理でもなく張り替えでもなくカバーという方法を聞いたので。

Q・工事が終わってみていかがですか？良かったこと・嬉しかったことを頂戴できましたら幸いです
A・2年ごとの点検もあるので、長く安心して過ごせる。塗装業者に不信感を抱いていたので、何度も確認しに来て頂けたのは安心だった。天気の悪い週だったので心配していたが、大雨でなければ作業して頂けたので、日数もかからず在宅でもストレスはかからなかった。

Q・弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか？
A・屋根は専門にお願いした方が良い。安易に外壁と一緒にする前に、長く安心できるように見積りだけでも。

2階建ての屋根台風対策として改修工事を行うことにより、割れの解消だけでなく断熱効果も大幅にアップすることが出来ましたね。

ＳＧＬ鋼板屋根材のメンテナンスですが施工後20～25年で塗装することをお勧めしております！

塗装不要の屋根材も屋根改修工事で使用することが出来ますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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各地域で屋根の台風対策や改修工事を行った一部の記事

・「伊丹市　3階建てスレート屋根の棟板金を交換！台風対策はお早めに」

・「三木市　屋根の台風対策で棟板金交換！腐食しないタフモックとは？」

・「神戸市　茅葺屋根の改修工事！鉄板小波から立平への費用紹介」