街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は神戸市垂水区で行った「崩れかけた軒天のモルタル補修工事」になりますよ(^^)/

軒天（のきてん）は、家の屋根が外壁よりもはみ出した部分の下側にある平らな面のことです。

ちょっと想像してほしいのですが、屋根が雨や雪を家の外に流すために少し外側に伸びていますよね！その伸びた部分の下側を見上げると、平らな面が見えます。それが軒天ですよ。

軒天の役割は大きく二つあります！

まず、雨や雪が直接壁や窓に当たらないようにすること。これによって建物を長持ちさせる効果がありますね。

もう一つは、日差しを調節することです。夏は強い日差しを遮り、冬は日差しを取り入れやすくする役割を持っていますよ！

このように、軒天は家を守る重要な部分なのです。

神戸市垂水区で軒天の部分補修工事を行う現場紹介

コチラが、神戸市垂水区で崩れかけたモルタルの軒天補修工事を行う現場になりますよ(^^)/

【建物情報】
・築年数40年以上
・2階建て木造住宅
・軒天材　モルタル下地に塗装仕上げ
・現在　雨漏りにより一部崩れかけ

所有しているアパートの軒天が崩れそうということで、オーナー様が修理業者を調べていたところ、軒天の補修実績が多い街の屋根やさん神戸西店のサイトを見つけていただき、修繕のご依頼を頂いております。

2階へ上がった踊り場上の軒天が大梁から約30センチほど跳ねだしているのですが、その部分が根元から折れて崩れそうな状態でした(>_<)

屋根には瓦を葺いている状態ですが、経年劣化で瓦がズレ隙間が発生し、その部分から雨漏りして下地木材を腐食させている状態でしたね。

この部分は道路に面しているため非常に危険で、早急な補修が必要な状態でしたよ！

この現場の調査に関する記事は現場ブログでご紹介しておりますので、そちらも見ていただけると幸いです。

【この現場の調査に関する記事】
・「神戸市垂水区　アパート瓦屋根のズレ相談！調査で危険な状態が発覚！」

崩れかけたモルタルの軒天補修工事で慎重にモルタルを撤去

今回は2階部分の軒天補修工事ですので、部分的ではありますが足場を設置して修繕を行っていきます(^^)/

軒天の部分補修を行う範囲はこの部分で、幅が約２ｍの奥行きが約３０ｃｍですね！

部分的に補修することにより費用を最低限に抑えることが出来ます。

この現場ではこの工事以外に雨漏りの原因となていた瓦屋根の修繕工事も行いますので、別の施工事例でご紹介しますね！

それでは、崩れかけている軒天のモルタルを撤去していきましょう(^^)/

木造住宅ですので、下地木材に厚み約２～３センチ程度のモルタルが塗られている状態です。

全部まとめて撤去すると重たすぎて危険ですので、３０センチ程度に切り分けながら撤去していきますよ！

足場を組んではいますが、落下させないように注意が必要ですね。

神戸市垂水区で崩れかけているモルタルの軒天を撤去すると、屋根の下地材が出てきました！

下地材は雨漏りの影響で骨組みとなる垂木が腐食している状態で、瓦屋根もズレて落下しそうな状態でしたね(>_<)

瓦屋根の下には防水シートを貼っているので基本的には漏れないのですが、防水シートの対応年数は２５～３０年です。

それ以上の建物ですと、今回の様に知らないうちに雨漏りして下地材を腐食させていることがありますので、要注意ですよ！

神戸市垂水区での軒天補修・修繕工事で下地材の補強

まずは、軒天の側面で破風板と呼ばれる部分に軽量モルタルを打設していきます(^^)/

軽量モルタルは、建物の修繕に使われる特別な材料ですよ。普通のモルタルと比べて、軽量モルタルは名前の通り「軽い」です。

これはなぜかというと、軽量モルタルには小さな気泡がたくさん含まれていて、それが重さを減らしているからですね！

特に、建物の軒天（屋根の下側の部分）を補修する時に軽量モルタルが役立ちますね(^^)/

軽いので、軒天にかかる重さが少なくなり、建物にとっては負担が減るんです。

また、軽量モルタルは防水性や断熱性にも優れているため、雨から建物を守ったり、室内の温度を保ったりする助けにもなりますよ！

小手を使用して見た目がキレイになるように整形していきます。

そして、軒天補修工事で軒天の下地材を取り付けていきます(^^)/

既存の下地材は雨漏りの影響で腐食していたので使用できませんからね。

角材を使用して縦横に下地材を取り付け、新たな軒天材を貼れるようにしていきますよ！

この下地材も出来るだけ重量がかからないように材料を選定することがポイントですね。

神戸市垂水区の軒天修繕で使用している下地材はビスでしっかりと固定していきます(^^)/

昔は釘で固定されることが多かったようですが、ビスのほうが抜けにくく強度があるので、最近の補修工事ではビスを使用されることが多いですね！

崩れかけたモルタルの軒天補修でケイカル板を貼り塗装仕上げ

そして、軒天の補修工事で新しい材料として「ケイカル板」を貼っていきますよ(^^)/

ケイカル板とは、建物の部分である軒天（のきてん）などに使われる建材の一種ですね。この板は、ケイ酸カルシウムを主な材料として作られています！

ケイ酸とカルシウムは、自然界に多く存在する素材で、それを特別な方法で固めて板にしてるんですよ。

ケイカル板の特徴は、とても軽くて、しかも強いことですね(^^)/

だから、建物の一部として使う時（軒天など）、重くて壊れやすい材料を使うよりも、ずっと便利なんです！

また、火に強い性質を持っているので、火事の時にも安心ですね。

さらに、湿気にも強いので、雨が多い場所でも長持ちしますよ。このように、ケイカル板は軒天などに使うにはとても適した材料なんです。

下地材にビス固定をした後、ビス穴にパテ埋めを行っていきます！

そして、崩れかけた軒天へケイカル板を貼り終えると、外壁の柄と同じようなパターンを取り付けていきます！

これは、必ず必要な工程ではないのですが、ケイカル板の上からいきなり塗装をすると表面がツルっとした仕上がりになります。

部分補修ですのでその部分だけが目立ってしまうんですよね、、、

パターンをつけることにより、廻りの外壁材と区別がつきにくくなりますよ(^^)/

そして、軒天の部分補修工事で仕上げとなる塗装を行っていきます(^^)/

この塗装も軒天補修を行った場所だけとなり、使用している塗料は日本ペイントの「パーフェクトトップ」という塗料ですね！

塗料のグレードで言うと「ラジカル制御」となっております！！

【塗料のグレードは大きく４つ】
・ウレタン（耐久年数８～１０年）
・シリコン（耐久年数１０～１２年）
・ラジカル制御（耐久年数１２～１５年）
・フッ素（耐久年数１５～１７年）

ラジカル制御は費用が安い割に耐久年数が長いことから、今では多くの外壁塗装工事現場で使用されている塗料になりますよ。

神戸市垂水区で軒天の部分補修・修繕を行った費用紹介

この様な感じで、崩れかけたモルタルの軒天修繕工事が完了しました(^^)/

どうですかね？個人的に結構いい感じに仕上がっていると思います！

部分的な修理ではありますが下地材を新しくして、軒天を軽い材質に変更したので、もう崩れる心配はありませんね。

戸建てでも同様の補修が可能ですし、他にも様々な工法があります。軒天にお悩みがある方はお気軽にご相談ください！

神戸市垂水区で行った軒天の補修工事費用は「仮設足場60,000円　軒天補修160,000円」となりました！

工事前の調査やお見積もりは「完全無料」となっておりますので、放置せずにお気軽にご相談くださいね。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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各地域で軒天の補修修繕や無料調査を行った一部の記事

・「神戸市垂水区　軒天修理！塗装しても剥がれやすい軒天の修理方法」

・「加古川市で軒天修理！雨漏りで剥がれかけた軒天を部分的に補修」

・「明石市で、軒天のコンクリートが剥がれたマンションの外壁を補修！」

・「加古郡播磨町　玄関先の軒天が崩れたとのご相談！【空き家調査】」