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水戸市でスーパーガルテクトのワインレッド色を使用した屋根カバー工事
水戸市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
屋根のリフォームをご検討中のお客様より、見積もりのご依頼をいただいたことがきっかけです。
築20年少々で、10年ほど前に勧められるまま屋根塗装を行ったそうですが、実は屋根材は塗装が不可能なパミール!調査でもパミール特有の劣化症状が顕著に見られ、雨水が溜まりやすい軒先は、ボロボロに崩れてしまった箇所もありました。
屋根材はひび割れや剥離が全体に及んでいましたが、下地はまだ健全な状態だったので、今回はスーパーガルテクトのワインレッド色を使用して、屋根カバー工事を実施することになりました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:4週間(外壁塗装工事含む)
- 築年数:約20年
- 施工費用:171.6万円(足場費用・処分費用含む・屋根工事のみ)
- 使用材料:スーパーガルテクト(Sシェイドワインレッド)・粘着式タディスセルフ・SGL鋼板・樹脂製垂木・樹脂製貫板・ステンレスビス
- 保証年数:塗膜保証15年・赤さび保証20年・穴あき保証25年・施工保証10年
水戸市 / スーパーガルテクトワインレッド色 / 屋根カバー工事
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
水戸市で行っていた屋根カバー工事と外壁塗装工事が無事完了しました。
本日は屋根工事に特化した内容で、でき上がりまでをご紹介したいと思います。
お客様宅は築20年少々、住宅メーカーさんはすでに解散してしまい、別の業者さんに勧められるまま10年ほど前に屋根塗装を行っています。
しかし屋根材は塗装不可のパミールで、せっかく塗り直しても意味がなく、屋根材の劣化は進む一方でした。
パミールは当サイトでも何度もご紹介しているように、劣化の進みが非常に早く、社会問題にもなったノンアスベストのスレート屋根です。
表面が何層にも捲れて剥がれる屋根材に塗装を施しても、残念ながら剥離や崩れが直ることはありません。メンテンス方法は、屋根カバーもしくは屋根葺き替えの二択になります。
お客様もその点はよくご存知で、どちらが最善なのか見てほしいというご依頼でした。
屋根の傾斜は約31°で、本来は水捌けがよい勾配ですが、軒先は特に剥離が進み、雨水を吸い込んだ状態で崩れている部分もありました。
屋根材は深刻な状況でしたが、幸いにも雨漏りなどは見られず、屋根の下地をそのまま使うカバー工法でのリフォームをご提案させていただきました(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
現場調査時の詳しい記事➤水戸市で既に解散した住宅メーカー【テール】のパミール屋根の工事相談
新しい屋根材で重ね葺きをする前に、現在の屋根に付着した苔やカビ、諸々の汚れを洗浄します。
脆い屋根材なので水圧を極力抑え、丁寧に洗い流しました。
二次防水用のルーフィングを敷設するにあたり、棟板金を解体して屋根をフラットな状態にします。
軒先に斜めに降りる隅棟は、棟板金が個別に差し込むように取り付けられた差し棟(さしむね)が使われていました。それほど凹凸がないため、このままでも防水紙は敷けますが、念のために鋭利な先端部を一枚ずつ切断し、防水紙に影響が出ないように対処しました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
屋根カバー用として選んだ防水紙は、
耐久性が20年超えの遅延粘着型の改質アスファルトルーフィングです。
片面がシール状になっている粘着型は、穴をあけずに貼り付けるタイプで、既存屋根に余分な負担をかけずに施工でき、カバー工事には最も適しているんですよ。
軒先から頂上の棟に向かって敷設し始め、十分な重ね代を設けつつ、雨漏りのリスクの高い継ぎ目は両方向から折り返し、念には念を入れて屋根全体を覆いました。
関連記事➤水戸市で脆いコロニアル屋根材へ穴を開けない粘着型ルーフイングを敷設
防水紙が敷き詰められた屋根の先端部分に、軒先唐草を取り付けます。
軒先唐草は水切り用の板金で、雨が降った時に軒先まで流れてくる雨水を雨樋に誘導し、軒天などへの漏水を防ぐ役割を果たしています。
ぐるりと屋根を取り囲むようにビスで留め付け、全てのビスにコーキング処理も行いました。
続いて棟の下地となる垂木を設置します。
屋根面同士が合わさる棟には、あらかじめ防水紙が重ね張りされていますが、棟を形成する際にも入念な漏水対策が求められます。
垂木は以前の木製ではなく、水に強く濡れても腐食しない樹脂製を用いています。
2本の樹脂製垂木の両側には、端をL字型に立ち上げ加工した捨て水切りを取り付けました。
通常は雨水の侵入防止用としての役割を持つ捨て水切りですが、万が一内部に雨水が入り込んだ場合は、軒先へ速やかに排出する仕組みにもなっています。
屋根が完成した後は、棟の内側は隠れて見えなくなりますが、実はいろいろと雨漏りに対する工夫がされているんです((*^^)v
今回リフォーム用にご用意したのは当店でも一番人気!アイジー工業さんの
スーパーガルテクトです。
ガルバリウム鋼板の3倍超の耐久性を誇るSGL鋼板製で、長らく金属屋根の弱点とされていた錆にも強く、非常に耐食性・耐久性に優れた屋根材なんですよ。
お客様が選ばれたSシェイドワインレッドは、6色のカラーバリエーションの中でも比較的新しいのですが、重要が高くとても評判のよいカラーです。
スーパーガルテクトに合わせ、先にご紹介した軒先唐草や、これから取り付ける棟板金・谷板金もSGL鋼板を使用しています。
スーパーガルテクトは防水紙と同様に、一番低い場所の軒先から一番高い場所の大棟も向かって施工します。
屋根材同士を引っかけて合わせ入れる嵌合式なので、完成後は屋根全体が一体化したような状態になり、強風にもびくともしない丈夫な造りになります。
あらかじめ樹脂製垂木と捨て水切りが配された棟際は、形状に合わせて屋根材をカットし、垂木にぴったり納まるように、高さを合わせて端の部分に折り曲げ加工をしました。
横殴りの雨が吹き込んできても、この部分を立ち上げておくことで、内部への侵入を阻止してくれます。
捨て水切りもそうですが、この一手間のあるなしで、耐久性が大きく変わってくるんですよ~٩(•̤̀ᵕ•̤́๑)
下地が形成された棟には、棟板金を固定するために、垂木と同じ素材の樹脂製の貫板を取り付けます。
棟板金は棟を覆って雨水の侵入を防ぐ以外にも、屋根全体の強度を支える重要な役割を担っています。
隅棟の軒先側は出隅に合わせ、棟板金の剣先(けんさき)に加工を施しました。
あらかじめ板金に描いた目印の線に沿って、板金用のハサミで切れ込みを入れ、ツカミと呼ばれる特殊な工具で山折りに畳んでいきます。
剣先が約90°の角度に加工された棟板金はぴったり納まりました
(ˊᗜˋ*)/*
既製品を手直しして使用する場合もありますが、住宅ごとにサイズが微妙に異なる改修工事では、その都度板金職人が採寸通りに仕上げています。
棟板金は専用のステンレスパッキンビスを用い、土台となる貫板に側面から打ち込んで固定します。
継ぎ目はコーキング材を二重に塗布し、重ね代を十分に取りしっかり接着しました。
屋根の頂上に位置する大棟も同様に棟板金を設置します。
大棟と隅棟が繋がる三つ又部は、棟の中でも漏水の危険度が高い場所です。
内と外の両面からコーキング材を充填した上でステンレスビスで留め付け、対策を入念にしました。
こちらのお宅は、玄関の上部と繋がるように2階に出窓が作られています。その出窓の屋根は、
八の字の谷板金と三つ又状の棟があり、面積は広くはないものの細かな作業が求められます。
屋根に降った雨水を集めて雨樋に排水する谷板金は雨漏りが発生しやすく、さらに八の字になっているため、十分な配慮が必要です。
防水紙を敷設した後に、突端が重なるように谷板金を取り付け、合わせ目は止水対策として三角形に折り込みます。三つ又状の棟は他の棟と同様に、捨て水切りと樹脂製垂木で下地を形成しました。
樹脂製貫板と棟板金を施工し、三つ又部にはコーキング材を充填し、万全を期して仕上げています(๑‘ ‘๑)و✧
これで全ての作業が終了しました!
最後に屋根を綺麗に拭き上げてお引き渡しとなります。
以前のパミール屋根も赤系統でしたが、今回選ばれたスーパーガルテクトのSシェイドワインレッドは深みのあるカラーで、お客様もできばえとともにお色も大変気に入ってくださいました。
K様、この度は当店に工事のご用命をいただき誠にありがとうございました。
スーパーガルテクトによる屋根リフォーム工事をお届けしましたがいかがでしたか?
塗装ができない屋根材はパミール以外にも複数あり、2000年前後に建てられたスレート屋根のメンテナンスをお考えの方は、事前に屋根材の種類を確認することをお勧めします。
街の屋根やさん水戸店では、屋根の状態を見極めた上で、お客様のご要望に沿ったご提案を心がけております。お困りごと・お悩みごとがある場合は、当店の無料診断をお気軽にご利用くださいね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
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