今日ご紹介するのは、笠間市で修理した1階部の瓦屋根漆喰詰め直し工事の施工例です。

日本瓦を使用している屋根は、瓦自体は耐久性が高く、長く使用できる屋根材ですが、棟瓦の下部両側面に施される漆喰は定期的なメンテナンスが必要です。

ではなぜ！？漆喰を定期的にメンテナンスするのか？？？
施工現場画像を元に、同時に解説していきたいと思います(^O^)／

筆者も遥か昔の若かりし頃(^_^;)・・『これ位、まだ大丈夫だろ～』なんて思っていましたが・・・

沢山の現場経験を積み重ねれば重ねる程、『早めに対策しないと危ないな～』と思うようになりました。

屋根の曲がり角には継ぎ目ができるため、屋根面と屋根面の継ぎ目を覆うように施されているのが棟瓦で、3段・5段・7段など、殆どは奇数段で積まれているはずです。

そして、その棟瓦の土台となるのが棟土で、棟土を保護してくれる役割を持つのが漆喰です。

屋根のメンテナンスは、見栄えなどの美観的要素もありますが、一番は機能性の維持！
棟に施されている漆喰は、実はとっても大切なんです(^O^)／

今回の現場は、サンルームの屋根修繕で呼ばれましたが、さすがにこの状況はいただけない状態！
お施主様にお話をしさせて頂き、漆喰の詰め直し工事を行う事になりました。

今回は、たまたま見つけた不具合なので、お客様と話し、まずは1階の漆喰のみ取り直す事としました。

これはまだ良い方で、これ以上になると台土が砂状になって流れ落ち、棟自体を支えられない状態になります。
そこまで進行してしまうと、側面からの漆喰修理ではなく、棟を解体した取り直しが必要になってしまいます。

今回の棟は、まさにギリギリ！？若干下がった棟を持ち上げながら、なんばん漆喰を詰めていきます(^o^)丿

このシルガードは、従来の漆喰にシリコンなどを混ぜ合わせ、防水性と強度を高くしてくれる建材で、当店で屋根漆喰工事を実施する際に良く使用する漆喰です。

この一手間を掛けるか否かは、今後の漆喰剥離の有無にもつながるので、と～っても大切！

良い建材も、それに見合う施工あってこそですね(^^♪

当日は、作業前まで雨が降っており、上がった途端に天候が回復して蒸し風呂状態の屋外(>_<)

屋根業者には過酷な季節ですが、お客様一件一件で大切に作業させて頂いています(^^♪

無事に仕上げる事ができましたが、あれよりも激しい流土だった場合は、こうはいきません。

因みに今回は、税込121,000円でしたが、積み直しとなれば、更に修理料金は膨らんでしまいます
何事も早め早めの対策が修理料金を低減される秘訣です(^^♪

関連記事▶傷んだ漆喰の詰め直し！？はたまた棟瓦の取り直し！？

漆喰の黒ずみや変色、剥がれや脱落に気づいた時には、早めに漆喰修理をご検討ください。

地震や豪雨の多い昨今！屋根を健全に維持する事は住宅寿命を延ばし、皆様の快適な生活を守ります(^^♪

漆喰の詰め直しか！？棟瓦の取り直しか！？は状態によって判断が異なります。
街の屋根やさん水戸店は、茨城県内であれば調査から見積りまで無料で対応します！

困った際、迷った際には、当店の無料点検を御活用下さい(^o^)／

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