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松前町で築50年の木造2階建て住宅を屋根葺き直しで屋根工事
松前町 屋根葺き直し
【工事のきっかけ】
大阪府にお住いのお客様より松前町にある実家で雨漏りしているので雨漏り点検して屋根工事のお見積りをお願いしたいとのご相談をいただきました。
まずは現地に急行して雨漏りの状態を確認する雨漏り調査をするとセメント瓦の重なり代に溜まったゴミが毛細管現象により雨水を吸い上げ雨漏りしていることが分かりました。
今回はセメント瓦を剥がして瓦下の防水紙を張り替えて元の瓦を再利用して施工する「屋根葺き直し工事」をご提案させていただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き直し
- 施工期間:3日間
- 築年数:築50年
- 使用材料:田島プラチナスタイルと田島タディスホワイト
こんにちは、屋根工事専門店として創業50年「街の屋根やさん松山店」店長の丹 基徳(たん もとのり)です。
大阪府にお住いのお客様より松前町にある実家で雨漏りしているので雨漏り点検して屋根工事のお見積りをお願いしたいとのご相談をいただきました。
まずは現地に急行して雨漏りの状態を確認する雨漏り点検をおこない、雨漏り原因をしっかりと特定して
適切な屋根工事を無料見積もりします。
私たち「街の屋根やさん松山店」は屋根工事専門店で雨漏り調査の無料相談や無料見積りを行っております。
お住いの雨漏りのお悩みや屋根工事を検討している方はお気軽にお問合せください。
松前町のほか松山市や伊予市、東温市にお住いのお客様からのお問い合わせも大歓迎です!
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「松前町にお住いの方にオススメ!街の屋根やさんの無料の雨漏り点検でお住まい全体の不安も解消!」
「松前町で屋根修理、雨漏りの相談なら街の屋根やさん松山店」
今回屋根工事のご相談をいただいたのは、松前町にある築50年の木造2階建て住宅で屋根は切り妻屋根と呼ばれる最もシンプルな屋根形状のお住いです。
屋根工事のお問い合わせをくれたお客様は大阪府在住で、こちらはご実家になるそうです。
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「あなたの屋根はどの形状(シェイプ)」
松前町のご実家に帰省すると2階の部屋の天井板に雨漏りのシミがたくさんできているのに気づいて、インターネットで修理業者を検索したところ私たち「街の屋根やさん松山店」にお問い合わせいただきました。
まずは現地に着くと室内の雨漏りしている箇所を案内していただき、雨漏りの状態と位置を確認します。2階の天井板全面に雨漏りのシミができていました。ほかにも1階の室内を見上げると柱の上部に雨漏りのシミが確認できました。
天井に残るシミや雨の日のポタポタ音などに気づいたら雨漏りのサインかもしれません。雨漏りに気づいたら屋根工事専門店の私たち「街の屋根やさん」に雨漏り点検をご相談ください。
雨漏りを放置すると柱や梁など建物の大事な木部を腐らせ建物の寿命を縮めるので雨漏りかも?と気づいたら早期の対応が重要です。
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「雨漏り点検・屋根工事工事は街の屋根やさんへ」
つぎに屋根の上にあがって雨漏り点検します。こちらの建物の屋根にはセメント瓦のS型スレートが施工されています。このセメント瓦は40年~60年ほど前に建てられた住宅によくみられ屋根材でその当時は全国各地に製造するメーカーがありましたが、雨漏り事例の多い欠点があり現在では廃盤となり製造されていません。
このようなセメント系の屋根材は基材自体に防水性がないため屋根材表面を塗料で保護して防水性を確保しています。そのため10年に一度の屋根塗装メンテナンスの必要な屋根材となります。
こちらの屋根は前回の塗装から10年ほど経ちセメント瓦の表面の塗装が剥げてきていました。
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「屋根材に廃盤・生産終了品などが使われている屋根のメンテナンスはどうすべき?」
セメント瓦の一部を剥がして雨漏り点検します。通常、瓦の下には防水紙が張られています。防水紙は瓦の下に入った雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割があります。
瓦下の防水紙には雨漏りによるシミなど痕跡が多くみられます。こちらのお住いは築50年ということで建築当初に張った防水紙は経年劣化でボロボロになって破れて防水紙の下の野地板が露出しているところもあります。
防水紙がこうなると当然防水性能はないので雨漏りの原因となります。
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「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
そもそもどのようにして瓦の下に雨水が侵入するのでしょうか?それはセメント瓦の形状に原因があります。剥がしたセメント瓦を見てみると上下・左右の瓦が重なっていたところは塗料が塗られていない白い部分となります。
この重なり代にホコリやゴミが溜まってしまいこのゴミに雨水が触れると毛細管現象により雨水を吸い上げて、瓦と留めるための釘穴から釘を雨水が伝って雨漏りします。
瓦を裏返すと雨水を吸い上げた痕跡の白い染みが確認できます。
セメント瓦屋根の欠点はこの重なり部分にゴミが溜まりやすいことで、雨漏り事例が多い屋根材として廃盤となり製造中止になりました。
次に外部の雨漏り点検をします。外壁より外側に伸びた部分を屋根の「軒」「軒先」と言いますが、その軒の裏側、つまり地上から見える部分が軒天となります。
雨漏りによる雨水の侵入で軒天のベニヤ板が傷んでたわみがありました。
ここで軒天の劣化症状5つのチェックポイントを押さえておきましょう。
①軒天の色褪せ
②雨染み
③苔・黒ずみ
④軒天の剥がれ
⑤穴あき、崩落
これらのうち一つでも当てはまる症状があった場合は雨漏りのサインとなりますので早期の対応が必要です。
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「軒天の雨染みや剥がれの修理方法を事例付きで紹介」
以上で雨漏り点検は終了です。雨漏りの原因はセメン瓦の重なりに溜まったゴミが毛細管現象により雨漏りしているのと防水紙の劣化も原因です。お客様には雨漏り点検の結果を写真にまとめて報告書にして説明しました。
セメント瓦の屋根は雨漏り事例が多く、既存のセメント瓦を撤去して新しい屋根材へリフォームする「屋根葺き替え工事」をオススメします。
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「屋根葺き替えの事例と費用をご紹介!」
お客様は大阪府在住でこのあとこの家に住む予定はなく工事金額をなるべく抑えて雨漏りだけ直してほしいとのご要望でした。
今回は既存のセメント瓦を一度剥がして瓦下の防水紙を新しく張り替えて元のセメント瓦を再利用して葺き直す「屋根葺き直し工事」をご提案させていただきました。
お客様も雨漏り原因と提案した工事内容を十分に理解していただき、工事のご依頼をいただきました。
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「これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し」
それではセメント瓦屋根の屋根工事の様子をご紹介します。
まずは屋根の頂部の棟からはじめます。今回の雨漏り工事は「屋根葺き直し工事」で元のセメント瓦を再利用する工事ですが、セメント瓦の棟瓦は再利用が難しく陶器瓦の7寸丸瓦へ交換します。
現在の棟瓦は撤去処分となるためトラックの荷台に積んで専門の処分場へ運びます。
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「棟とは?屋根の各部位の名称」
平部の既存のセメント瓦を解体します。瓦を施工するときは水下から水上へ施工しますが、瓦屋根の解体は逆の水上から水下へむかって解体していきます。
平部の瓦は1枚につき2本の釘で留まっていますが、釘の長さが短く鉄釘を使用しているため腐食して瓦を上に持ち上げると簡単に剥がすことが出来ます。
剥がした瓦はあとで再利用するので反対側の屋根面に仮置きします。
セメント瓦を剥がすと瓦下の防水紙があらわれます。防水紙は瓦下に侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割がありますが、建築当初の50年前の防水紙は劣化してボロボロになって防水性能がない状態です。
この防水紙は撤去処分します。防水紙の下にある野地板の屋根下地があらわれました。
既存の野地板の上に新しい防水紙を施工します。今回使用する防水紙は改質アスファルトルーフィング(通称:ゴムアスルーフィング)を施工します。
防水紙は軒先から施工します。ホッチキスを大きくしたようなタッカーと呼ばれる工具で野地板に固定します。
1m幅で長さ20m巻になっていて、軒先から敷いて次は上の段に防水紙を転がしてタッカー留めします。
この時に注意するのが防水紙の重ね代。上下方向に10㎝・左右方向は20㎝以上重ねることで防水紙の継ぎ目から雨水が侵入するのを防ぎます。
通常の屋根工事では防水紙は1枚で十分ですが、セメント瓦の屋根葺き直し工事では念のため防水紙を二重張りします。
防水紙をしっかりと施工することで瓦下に侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割があります。
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「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
さきに防水紙の表面に瓦の大きさを割り付けして墨を打って下準備をします。
セメント瓦屋根の雨漏り原因は瓦の重なり代に溜まるゴミが雨水を吸い上げる毛細管現象です。
このゴミをホウキで掃き掃除して、キレイになった瓦を施工し易い位置に間配っていきます。
【松前町・屋根工事】元のセメント瓦を再利用して施工
防水紙の墨の位置に瓦を合わせて釘で1枚1枚丁寧に施工します。
今回のような「屋根葺き直し工事」は元の瓦を再利用するので新しい瓦などの材料費がかからず工事金額を抑えることが出来ます。
ただし全ての屋根材でこの屋根葺き直しができるわけではありません。既存の瓦が古く傷んでいたり金属屋根やコロニアルなどの薄型スレートの場合は再利用ができないため屋根葺き直し工事はできません。
気になる方はお気軽に私たちへご相談してください。
夕方になり作業は終了です。夜に雨が降っても雨漏りしないように施工が完了していない箇所にシートをかけて雨養生します。
これで雨漏りする心配はありません。
それでは屋根工事の様子をご紹介します。
平部のセメント瓦の葺き直しができたら最後に屋根の頂部である棟を施工します。
昔は瓦と土などで施工していた棟は地震や台風などの自然災害に弱く、最も被害のでる箇所でもあります。
現在は棟の中に棟金具という専用の金具を使用する「耐震強化棟仕様」が主流となっています。
ステンレス製の棟金具を90㎝間隔で垂木の位置にしっかりとビスで固定します。
棟金具の上に40㎜角の木下地をのせて棟金具にビスで固定し、屋根工事専用の南蛮漆喰で土台を作ります。
南蛮漆喰とは消石灰に山砂利などを加えてフノリの煮汁で練ったものです。 消石灰を主原料としている点は漆喰と同じで、特殊なシリコンや防水材が配合されています。 漆喰より防水性や強度が高いことで、現在の瓦施工時によく利用されています。
この土台の上に蒲鉾のような半丸形状の「7寸丸瓦(ななすんまるかわら)」をのせて木下地にステンレス製のビスで固定します。ビスを伝って雨水が侵入しないようにビスの頭には止水パッキンがついた専用ビスを使用するので雨漏りの心配はありません。
これで棟が地震の揺れや台風の強風で崩れる心配はありません。
ケラバや軒など屋根の端部の瓦は風の影響を受けやすいので補強として大きな釘で1本多く留めていました。
露出するところへ釘留めしていたため、釘を伝って雨水が侵入して屋根下地を腐食させていました。
この釘穴を雨水が入らないようにシリコンコーキングを充填して穴を塞ぎます。
これで釘穴から雨水が侵入することはありません。
最後の仕上げに屋根の表面をキレイに屋根掃除して、建物のまわりも掃除したら屋根工事の完了です。
雨漏りは放置すると建物の大事な柱や梁など木部を腐らせ建物の寿命を縮めるので雨漏りに気づいたら早期の対応が必要です。
雨漏り調査で雨漏りの原因をしっかりと特定して、適切な屋根工事をすることが重要です。
雨漏り調査や屋根工事のお悩みは私たち屋根工事専門店の「街の屋根やさん松山店」へお任せください。
豊富な経験と専門の知識をもったスタッフが責任をもって対応するので安心してください。
無料相談や無料見積もりをおこなっておりますので安心してお気軽にお問い合わせください。
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「松前町で雨漏り工事や屋根工事のご依頼・ご相談が初めての方へ」
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