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新居浜市の2階建て空き家の瓦屋根に防水シートを施工しました
新居浜市 屋根補修工事
【工事のきっかけ】
5月に吹いた季節外れの強風で屋根の瓦が飛んでしまった新居浜市のT様邸の離れ。
懇意にされている庭師さんからのご紹介で当店を知り、お問合せいただきました。
今回瓦が飛んでしまったのは、築80年を越える2階建ての昔ながらの日本瓦の建物。
屋根に上がって見てみると今回飛散した瓦以外にも、全体的に瓦のズレが見られます。
部分的な修理では追いつかないというのが正直なところです(T_T)
こちらの建物、現在は空き家で物置状態。今後も特に誰かがこちらに住む予定はないので一度は解体も検討しましたが…
T様がお嫁に来られた頃に住んでいた建物で、今は亡きご主人との思い出が沢山詰まっています。
「自分が生きている間だけでも、なんとかもたせたい」とのT様のご要望で部分的な瓦の葺き直しと防水シートの施工で雨漏りを防ぐことになりました。
基本情報
- 施工内容:屋根補修工事
- 施工期間:2日
- 築年数:80年以上
この度は当店のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
街の屋根やさん西条・新居浜店の丹 善寛(たん よしひろ)です。
今回は、新居浜市でおこなった防水シート施工の様子を最初のお問合せから実際の施工までをご紹介します。
開始早々話は逸れますが、愛媛県では地方の高齢化・空き家問題がかなり進んできています。
子どもは独立して他で家を建てていて、高齢の一人暮らしをしている。そんなお客様からよく聞くのが
「雨漏りで困っているんだけどお金はあまりかけられない。私が生きている間だけ持たせれたらいいんだけど…」
といったお声です。
大きな工事は出来ないけど、雨漏りを何とかしたい、、、
そんなご要望に応えるために防水シートを施工する。
当店でもまだ数件ですが今後増えてくるかもしれない工事ですね。
【新居浜市・防水シート施工】お問い合わせを頂きました
新居浜市にお住いのT様より知人の庭師さんを介してお問合せの電話を頂きました。
「先日の強風で瓦が飛んでしまったから見て欲しい」とのお問合せです。
早速住所をお伺いして現地に向かうことにしました。
【新居浜市・防水シート施工】現地調査(屋根の被害状況)
こちらが今回被害に遭われた建物。
60年前にT様がお嫁に来られた時には既にあったという築80年を越える2階木造住宅です。
屋根に上がって見ると、電話で伺っていた通り強風で瓦が飛散していますね。
昔ながらの『土葺き』と呼ばれる施工方法で、土の上に瓦を並べた工法です。
今の工法と違って瓦を一枚ずつ固定している訳ではないので、長年の経年劣化と今回の強風で瓦が飛んでしまったようです。
現在は空き家となっている為、T様自身も今回の被害をお隣さんに言われるまで気付かなかったそうです。
建物の中はかなりの雨漏り被害がありました(T_T)
【新居浜市・防水シート施工】 屋根の状況と修理方法の提案
上にあるのは、ドローンで撮影した上空からの写真です。
今回の瓦が飛散した場所以外にも屋根全体の瓦がズレてきているのが分かります。
瓦を留めている土の接着力が無くなってきているのでしょう。今回の被災以前から雨漏りはあったと思われます。
このように瓦が大きくズレ込んでしまった場合、部分的な修理というはかなり難しいです。
というのも、『土葺きの瓦屋根』の場合、1枚1枚瓦を留めている訳ではないので、下にある土の接着力と屋根全体の瓦の噛み合わせで固定されています。
そのため、被害のあった箇所だけ修理しようとしてもまたズレてきて根本的な解決にはなりません。
私が一番にオススメするのは『屋根の葺き替え工事』です。
今の瓦屋根を解体撤去して、下地補強の後に新しい屋根材で屋根を作り直す工事です。
軽い屋根材を選択することで地震に強い屋根にする事なんかも出来るのでオススメです。
しかし、屋根を生まれ変わらせる大工事なのでどうしてもコストが高くなってしまうのが一番のデメリットです。現在T様は一人暮らしでこちらの建物は空き家状態。
そこに多額のコストをかけるのは少し難しいですね(>_<)
『屋根の葺き替え』ってどんな工事?詳しくは↓
屋根工事の種類『葺き替え工事』
【新居浜市・防水シート施工】T様の願いをかなえる防水シート施工に決定
今後とくに使う予定もないので建物の解体も検討しましたが、T様は「自分が生きている間は解体したくない」とのご要望でした。
お話を伺うと、T様が60年前にお嫁に来られてしばらくを生活していたのがこちらの建物だったそうです。
T様のかけがえのない思い出が詰まった建物を壊したくないというのも、ごもっともですよね。
「葺き替え工事までは出来ないけれど、あと10年建物を持たせたい」そんなご要望を叶えるべく防水シートの施工をさせてもらうことになりました。
【新居浜市・防水シート施工】工事の開始です。まずは部分的な葺き直しから
それではいよいよ防水シート施工の開始です。
まず初めに写真部分の出っ張った部分の工事です。
この部分も防水シートをかけようと思うとシートが歪な形になってしまうし、どうしても風の影響を受けやすくなってしまいます。
そのため、この部分だけ『瓦の葺き直し』をすることにしました。
まずは該当箇所の瓦と土を解体しましょう。
瓦は再利用予定なので丁寧に取り外します。
瓦をめくってみると、土に接着力は殆どなくサラサラの状態。
これでは瓦もズレたり飛んでしまいます(~_~;)
先程解体した瓦を桟木と漆喰を使って復旧しました。
これで出っ張り部分の『瓦葺き直し工事』は完了です。
【新居浜市・防水シート施工】防水シートを広げて、おもりを載せたら完成です
それではここから防水シートの施工なんですが…
作業途中の写真を撮り忘れてしまいました(T_T)
こちらの防水シートは、屋根のサイズでオーダーを出して縫製してもらっっています。
その防水シートを下の瓦屋根と適宜コーキングで留めながら屋根に広げます。
風で飛ばない様に、シートと同じ材質で作って貰った「おもり」を防水シートの上に置きます。
おもりと防水シートもコーキングで接着したら工事完了になります。
やっぱり写真がないと分かりにくいですね(;^ω^)
最後駆け足みたいになってしまいましたが、無事に工事完了しました。
T様からは「防水シートが思ったよりは瓦屋根に馴染んでいて良かった。雨漏りを心配しなくて済むのが何よりも嬉しい」とのお言葉を頂戴しました。
街の屋根やさん西条・新居浜店ではお客様のご希望を叶えられるよう工事の提案をさせていただきます。
屋根でお困りの際には、とりあえず一度私たちに相談してみてください(*^_^*)
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