強風の影響で軒樋が受け金具から外れて折れ曲がっています。

受け金具から外れた雨樋が地面に落ちています。

こちらの面も竪樋を残し他が外れて落ちてしまっています。

受け金具はまだ使えそうですが雨樋の取り換えと一緒に新しいものに替えるようにします。

受け金具と軒樋をはずして撤去処分します。受け金具は細い化粧垂木についていたので化粧垂木が傷つかないよう一本一本丁寧に外していきます。

こちらの面も軒樋と受け金具をはずします。外し終えた軒樋は同じ長さに切って受金具とともに産廃処分します。

受け金具を取り付けます。水の流れに考慮して水下・水上に傾斜をつけた糸を張り、この糸に合わせて受け金具を取り付けます。

受け金具は化粧垂木に細いステンレスビスで慎重に取り付けます。受け金具は軒樋を架けたときの傾斜に影響するので重要な工程です。

軒樋をかけます。ちゃんとみずが流れるように傾斜がついています。これでスムーズに水が流れます。

軒樋の長さが長いので雨水量が多くなると溢れるきけんがあるので両側に集水器をとりつけて両サイドに流すようにしました。

受け金具・軒樋・集水器・竪樋をとりつけて完成です。これで台風など大雨が降っても大丈夫です。今回使用したのはパナソニック製の芯金入りハイ丸１０５です。中心に金属が入っていてとても頑丈な雨樋です。

軒樋は建物にとって重要な役割があります。樋がこわれたままだと雨水が地面に弾いて外壁や基礎部分を痛めます。軒樋に溢れる箇所をそのままにしておくと軒先の木部を痛めます。大切な雨樋の修理・架け替え・点検は街の屋根やさんにご相談ください。