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今治市松本町で増築した屋根の板金工事をしました
【工事のきっかけ】
以前当店で屋根の葺き替え工事をした今治市松本町のO様。
今回はお家のリフォームで増築した部分の屋根の板金工事をさせて頂くことになりました。
使用するのは軽くて錆びにくいガルバリウム鋼板の嵌合式立平葺き板金で施工をします。
破風板の設置+雨樋の設置の様子と一緒にご覧ください。
基本情報

まず初めに今回の板金工事で使用する嵌合式立平葺き板金についてご紹介します。
嵌合式(かんごうしき)とは「はめ込み式」という意味でビス留めしながら隣の板金同士をはめ込んで施工していきます。
次に立平葺きとは屋根の軒に対して垂直に(縦方向に)葺く方式です。軒先から棟(屋根の頂上部)まで1枚の板金で施工します。
また今回のガルバリウム鋼板とは表面をアルミ・亜鉛・シリコンの混合剤でメッキした金属で非常に錆に強くトタンの3~6倍の耐久性をもつ素材で耐久年数は20年以上。いま外壁・屋根で多く使われている建材です。
それではメリットとデメリットをまとめます。
メリット
1、軽くて地震に有利 (和瓦1坪/150㎏に対して立平葺き板金1坪/15㎏と約10分の1の重さ!)
2、防水性が高い (水が流れる縦方向に対して1枚で継ぎ目なく施工するので極めて防水性が高い!)
3、耐久性が高い (錆に強いガルバリウム鋼板で耐久性は20年以上)
デメリット
1、防音性 (金属屋根のため雨音の吸音性は難あり)
2、断熱性 (下地と板金の間に空気層がなく金属屋根のため熱を伝えやすい)
3、複雑な屋根での施工性 (縦方向に継ぎ目を作らず1枚で施工するため、複雑な屋根では施工が難しい)
→『立平葺き』について詳しくはこちら
ここから実際の施工を見ていきましょう。
まず初めに行うのがルーフィングによる下地の防水と屋根の計測ですね。
防水性の高い立平葺き板金でも結露等の問題があるのでルーフィング施工は絶対です。
こちらは今治市の中でも比較的風が強く吹く地域なので、立平葺き板金を施工するまでの間にルーフィングが飛んでしまわない様にテープで補強しています【写真左(上)】
→ルーフィングについて詳しくはこちら
次に屋根の計測を行います。
こちらの屋根は写真では分りにくいですが軒先と縦の流れ方向が直角ではなく少し平行四辺形に近い形になっています。そのため正確に屋根の計測をおこないました。
また【写真右(下)】の様に既存の破風板との隙間が狭い為。奥の施工が難しく雨漏りをしないように方法を考えなくてはいけません(;^ω^)
それでは実際の屋根の板金工事にはいります。
こちらは破風の施工前【写真左(上)】と施工後【写真右(下)】の写真です。
破風は『風を破る』とある通り屋根裏への風の侵入を防ぐ役割があります。
また屋根の構造上強くない横や下からの雨風を防いでくれているのも、この破風です。
雨風に晒される破風なので防腐防虫剤で表面を保護して屋根に合わせて施工します。
→破風について詳しくはこちら
破風が付いたら軒先とケラバ部分の水切り板金の板金工事をします。
こちらも施工前【写真左(上)】と施工後【写真右(下)】の写真です。
軒先やケラバといった屋根の端っこの部分で雨水が板金を伝って雨漏りをしないようにするための板金工事です。
ここから嵌合式立平葺き板金の工事ですね。
まず初めに既存の破風板で狭くなっている壁際から施工していきましょう。
屋根の形にあわせて板金を切断。壁際は雨水が行かないように立ち上げ加工を施します【写真左(上)】
加工した板金をビスを使って留め付けます。【写真右(下)】
壁際の立ち上がりの手前に黒い防水スポンジを貼って、防水堤をつくります【写真左(上)】
これで壁の方に水が流れることはありません!
【写真右(下)】は平部の施工です。
事前に屋根の計測を行い、施工するための基準の線をつけています。
その線にあわせながら板金工事をしていきます。
隣(左)の板金に嵌合部をはめ込んで、反対はビスで50㎝間隔で留めつけ。
そしたらまた次の1枚をビス打ちした隣の嵌合部にはめ込んで…といった感じで施工をしていきます。
平部が終わったら棟の板金工事です
棟の中心部にはタフモックという人工樹脂の芯材を事前に打ち付けています。
そのタフモックに付きつけになるように端部を立上加工した平部の板金を施工しています【写真左(上)】
ここも棟方向に水が吹きこまないようにケミカル面戸という防水スポンジを貼りつけます【写真右(下)】
先程のタフモックに貫板という棟板金を留めるための板(90㎜×18㎜)を両サイドに打ちます。
その貫板に棟板金を被せてビス留めしたら棟部は完成です【写真左(上)】
既存の破風板の隙間から雨が吹きこまないように板金を取り付けて、板金工事も完成です【写真右(下)】
さあここからは雨樋工事!あともう一息です!
まずは軒樋を付けるための受け金具を糸に合わせて取り付けましょう【写真左(上)】
受け金具に軒樋を仮置きして、実際に水を流しての流水試験です【写真右(下)】
「板金の水が軒樋に入っているか」「軒樋の水が狙った方に排水出来ているか」をチェックします。
問題なく流れていますね(*^^)v
水を排水する場所に穴を開けます【写真左(上)】
ゴミが詰まったりしないように、しっかりとした穴の大きさを確保しましょう。
軒樋を取り付けて、先程の穴の箇所に集水器を取り付けましょう!【写真右(下)】

外壁工事完了後に、竪樋を外壁に沿わせるように取り付けたら板金工事完成です。
屋根の形が不規則で少し苦労はしましたが板金工事が終わって見ればほとんどわかりませんね。
お客様にも仕上がりを満足して頂けたので何よりです。
街の屋根やさんでは昔ながらの瓦工事から板金工事・その他最新の屋根材での工事まで行っています。
屋根の事なら街の屋根やさん西条・新居浜店にお任せください!
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