塗装工事施工前の様子

まずは塗装工事前の様子をご紹介します。
→現場ブログはこちら『新居浜市M様邸で行った雨樋の修理と屋根点検』

屋根

こちらは塗装工事前の屋根の様子です。
新居浜市のM様邸の屋根はコンクリート瓦の一種で現在は製造されていないモニエル瓦を使用した屋根です。
モニエル瓦は表面にスラリー層という着色層があるのが特徴で、スラリー層が劣化して苔のような状態になっています。このスラリー層がある瓦の場合、通常の塗装では塗膜が剝がれやすく注意が必要です。
→モニエル瓦について詳しくはこちらから
（右の写真）ケラバ部は瓦を固定していた釘に浮きが見られガタつきあります。強風等で飛ばされないように補強をしておいた方が良いでしょう。
→ケラバってなに？詳しくはこちら

外壁

次に塗装工事前の外壁の様子です

(左写真)軒先の鼻隠しと呼ばれる部分と雨樋に塗膜の剥がれていますね。鼻隠しの木部は水を吸ってしまうので早い対処が必要です。

(右写真)こちらでは外壁の目地部分のシーリングに隙間が空いています。チョーキングという手にチョークの様に塗料が付く現象もみられます。こちらも塗装工事が必要だと言えるでしょう。

工事の様子をご紹介します。まずは仮設足場からスタート

ここから工事の様子をご紹介していきます。
こちらの写真は仮設足場を設置している様子ですね。高所作業を伴う屋根や外壁の塗装工事には仮設足場が必要です。朝から3人がかりで設置していきます。お家を傷つけないように注意しながら作業を行いましょう。

仮設足場設置の際はどうしても騒音が出てしまいますのでご近所様には事前に工事のご挨拶を済ませご理解ご協力を頂いております。またお車の移動やテラス屋根の解体等も事前に済ませていますが、長くなってしまうのでそちらはまた現場ブログの方でご紹介させて頂きますね。

→現場ブログはこちら『新居浜市M様邸で塗装工事の為の足場工事』

塗装工事前にケラバ部の瓦補強を行います。

仮設足場が設置出来たら屋根塗装の前にケラバ部の補強をしておきましょう。
このケラバ部は屋根の端の部分で風の影響を非常に受けやすい箇所です。そのため瓦がガタつき釘が浮いてきてしまっているのが分かりますね。
→ケラバの重要性について詳しくはこちら
この浮いてしまった釘を抜いてステンレス製のビスに打ち換えます。
下地に打ち込むようにして留める釘に対して、ねじの様にねじ込むビスの方が強度は断然強くなり安心です。

→現場ブログはこちら『新居浜市Ｍ様邸・強風対策の屋根補強＋高圧洗浄』

塗装工事開始！高圧洗浄で屋根・外壁の不純物を取り除きます

それでは塗装工事に入ります。
屋根塗装の時も外壁塗装の時もまずは高圧洗浄で不純物を綺麗に洗い流します。
塗装面に苔や古い塗膜が残っていると、その上から塗装しても塗料が付かず直ぐに剥がれてしまうので重要な作業です。
またM様邸の屋根のモニエル瓦は施工前の様子でも触れましたが、スラリー層という着色層がありこのスラリー層をどれだけ流せるかが塗装の耐久性に直結します。
業務用の高圧洗浄機でしか出せない強い水圧でしっかりと洗い流しましょう。

屋根塗装の様子

下塗り塗料(SUN瓦・洋瓦シーラー)を2回塗りで強固な下地作り

ここからは屋根塗装と外壁塗装と分けて紹介していきます。
まずは屋根の塗装工事ですね。
→現場ブログはこちら『新居浜市M様邸　モニエル瓦の屋根塗装』

最初にシーラーと言われる下塗り用の塗料を吹き付けをしてきましょう。このシーラーには以下の3つの役割があります。
１、下地と上塗りの塗料を密着させる役割
２、上塗り塗料が下地に過度に吸収されるのを防止する役割
３、塗装の下地の凹凸を平らにし補強する

今回はモニエル瓦やスカンジア瓦と言ったスラリー層と呼ばれる着色層をもつコンクリート瓦専用のシーラーを2回塗りして強固な下地を作ります。

専用塗料(SUN瓦Uトップ)で2回塗り仕上げ

下塗りが終わったら上塗りを行います。
こちらもコンクリート瓦専用塗料(SUN瓦Uトップ)を吹き付けで塗っていきます。
色は既存の屋根の元の色に近い黒色で塗り、こちらもしっかりと2回塗れば屋根の塗装工事は完成です！

外壁塗装

養生と目地部のシーリング補修

次は外壁の塗装工事の様子を紹介していきます。

→現場ブログはこちら『新居浜市M様邸　外壁塗装で外観一新』

まずは窓枠等の養生ですね。塗装時に塗料で汚してしまわぬようにテープやシートを使って塗装しない箇所を養生します。
その養生が終わったら隙間が出来ていた外壁の目地部に変性シリコーンでシーリング補修を行います。
この変性シリコーンというのは耐候性に優れ、硬化後はこの上に塗装が可能なシーリング材です。
よくホームセンターにいくと、コーキングにシリコーンと変性シリコーンというのがありますが、シーリングの上に塗装を行いたい場合は変性シリコーンをお選びください。

シーラーで下塗り

シーラーで下塗りを行います。こちらも屋根塗装と同様に下地と塗料を密着させるために重要な工程です。
ローラーとハケを使って丁寧に塗っていきましょう。

シリコン塗料(シリコンセラUV)で上塗り2回

では上塗りに入ります。今回使用するのは日本ペイントさんの水性シリコンセラUV。
外壁塗装で一番多く使われているシリコン塗料の代表格と言っても良い塗料です。
紫外線に強く高耐久、水性塗料のため塗料の嫌な臭いもなく、防藻・防カビ機能も備えた優れもの！

こちらを下塗りが十分に乾いたら上に塗ります。

外壁も2度塗りをすることで塗膜を適正な厚みにして、しっかりとした耐久性が確保できます。
塗りたての見た目はそこまで変わりませんが、決して手を抜いてはいけない大事な作業ですね。
これで外壁の主な塗装工事は完了です。

その他の塗装

破風・鼻隠し・雨樋の塗装工事

ここからは、屋根・外壁以外の細かい箇所の塗装工事について紹介していきますね。
まずは破風・鼻隠しと呼ばれる部分と雨樋の塗装工事の様子です。

事前に高圧洗浄をしたあと、塗膜の劣化が酷かったためにサンドペーパーなどを使って旧塗膜を取り除くケレン作業を行います。
ケレンして下地が綺麗になったら下塗りを行いましょう。

下塗りが乾いたら上塗りを行います。雨樋も同様にハケとローラーを使い分けながら塗装を行います。

軒天・庇・雨戸の塗装工事

次に軒天の塗装です。
軒天とは屋根の軒部分の裏側の事を言います。この部分は雨が直接当たることはないのですが、湿気がこもり易くカビが生えやすい部位のため防カビ剤の入った塗料で塗装を行います。

残りは庇と雨戸の塗装ですね。

こちらもケレン作業でで古い塗膜を落とし下地を整えた上で専用の塗料で綺麗に仕上げました。
以上で塗装工事は完了です。

追加・テラス屋根張替え工事

今回塗装工事を進める中で、M様から「せっかく家が綺麗になるのでテラスの屋根も綺麗にしたい」とのご要望を頂き、仮設足場設置時に取り外したテラス屋根を新しいものに取り換えることになりました。

→現場ブログはこちら『新居浜市M様邸　テラス屋根の張替えと塗装工事完成』

北側のテラス屋根は元々ガラスネット波板という波板が張られていましたが、今回はより強度のあるポリカーボネイト波板で張り替えました。

また西側テラス屋根も元々はアクリル板のテラス屋根でしたが、こちらも耐久性に優れたポリカーボネイト板で張り替えましょう。詳しくは現場ブログで！

以上で新居浜市M様邸の全工事完成です。

今回の塗装工事金額の紹介

最後にＭ様より頂いたアンケート結果を紹介します

Ｍ様より当店で実施しているアンケートのご回答をいただきました。
→「新居浜市にて屋根・外壁塗装を行ったお客様の口コミ」はこちら

今回の様にお客様にご信頼頂き、ご期待に添えた時がスタッフの一番の喜びですね。
街の屋根やさん西条・新居浜店ではお客様の抱えるお家の問題に親身になって対応させて頂きます。

何かお困りごとがある際はお気軽にご連絡ください。