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大阪で屋根の訪問販売業者がきっかけで屋根漆喰詰め直し工事を施工
【工事のきっかけ】
私が不在で息子しかいない家に屋根業者を名乗る人が来て、無料診断と称して屋根に上りました。
帰宅後にその屋根業者がまたやってきて、屋根の写真を見せながら『すぐに工事をした方がいい』と説明してきました。
後日、見積書を持ってくると言われたが、不信感を抱き、友達が屋根やさんで働いていることを思い出して相談しました。
事細かに聞いてもらっていたおかげで、職人さんにもしっかり伝わっていて、金額もお友達価格で破格の値段にしてくれました。
おかげで、ずっと気になっていたトイレのリフォーム工事もお願いできました。
基本情報
- 施工内容:漆喰詰め直し 車いす対応への改修工事
- 施工期間:1日
- 築年数:築45年くらい
こんにちは!街の屋根やさん奈良店です。
今回は、大阪市内に住む私の友人が依頼してくれた工事の施工事例をご紹介します。
友人の家に屋根の無料診断と称して屋根工事業者を名乗る訪問販売員がやってきました。
その屋根業者は『屋根が大変なことになっている』と不安を煽り、高額な見積もりの契約を急かされて、非常に恐怖を覚えたとのことでした。
こんな経験をした方はたくさんいらっしゃると思います。
私の職場が屋根工事をしていたことを思い出して、無料点検を依頼してくれました。
まずは、無料点検の様子からご覧ください。
詳しい話は事前に聞いていたので、挨拶を済ませたら早速はしごを掛けて無料点検を開始します。
現場は大阪市内の住宅密集地にあるため前面道路は狭く、軽トラックの駐車によって近隣住民の方の通行の邪魔にならないように、気を付けながら点検を続けます。
訪問販売の屋根業者が撮ったという写真を見せられた際に友人は、かなり傷んでいる、工事が必要だと感じたそうです。
でも、実際に屋根に上ってみると、
釉薬瓦の屋根には大きな歪みや割れなどもなくとても綺麗な状態でした。
棟瓦の列も大きくズレているというわけでもなく、現在
雨漏りも生じていないとのことでした。
屋根を点検してみて、このような特に不具合が無い屋根に対して『今すぐに工事が必要!』と不安を煽り、工事契約を急かした訪問販売業者はとても信用できません。
ただ、長期間メンテナンスをしていなかったため、漆喰の劣化は否めませんでした。
本来真っ白であるはずの漆喰ですが、風雨や塵・埃などの影響ですっかり変色しています。
漆喰の寿命は約20年ほどで、寿命を過ぎた漆喰は痩せてきたり朽ちてきたり、剝がれたりしてしまいます。
棟瓦と鬼瓦の取り合いの漆喰も痩せて隙間が開いてしまっていますね。
漆喰の劣化を放置すると、強風や地震などの衝撃でヒビ割れや欠けが起こり、雨水がどんどん屋根内部に浸水して、土葺き工法で施工されている棟瓦の葺き土が流出し、やがては雨漏りに繋がってしまいます。
ただ、葺き土はしっかりと詰まっているので、漆喰が劣化=雨漏りというわけでもないので、漆喰の劣化を理由に工事契約を急かす業者には要注意です。
無料点検終了後、結果を報告しました。
訪問販売業者が言っていたような『今すぐに工事が必要!』という状態ではなく、屋根はとても綺麗であったこと。
高額な見積もりを見せられていた友人はとても安心した様子で、長期間メンテナンスをしていなかったということもあり『工事をしてほしい』と言ってくれました。
ただ、実は友人には屋根以上にリフォームしたい場所がありました。
それは、床下が腐食して不安定になっていたトイレ。
屋根やさんを名乗っていますが屋根以外でも対応することが出来るので、後日トイレの点検もさせてもらってトイレのリフォーム工事も依頼してくれました。
屋根工事とトイレ工事は別日にすることになったので、トイレ工事の報告はまた次の機会に・・・
友人の家は釉薬瓦屋根の2階建の住宅です。
屋根に上るには正面からはしごを掛けるしか方法がありません。
2階にはベランダがあり、はしごはこのベランダ屋根に掛けることになります。
ベランダ屋根は塩ビ波板で、正面には雨樋が設置されており、はしごを掛けることによる荷重で破損してしまう可能性があるため、まずは工事を始める前にベランダ屋根の補強をします。
ベランダからベランダ屋根に向かって木材で補強します。
この作業をすることで、はしごを利用して屋根に上ったり下りたりすることによるベランダ屋根への負担が軽減されるのはもちろんですが、はしごを掛ける位置が強化されることによって作業員の安全も確保させます。
ベランダ屋根の上には木板を固定し、作業の際に直接ベランダ屋根を踏まないようにしました。
工事前の準備が整いましたので、屋根に上って工事を開始します。
古くなった漆喰を剥がしていきます。
寿命を過ぎた漆喰は粘着力や強度が低下してしまっているため、手で簡単に剥がれます。
古い漆喰は手で簡単に剥がれるとは言いましたが、屋根の全ての漆喰を剥がすには結構な時間がかかります。
また、古い漆喰が少しでも残っていると新しい漆喰がしっかりと密着しないので、丁寧に取り除かなければなりません。
漆喰を剥がした後の葺き土の状態を見てみましょう。
しっかりと葺き土が敷かれていますね。
漆喰の劣化はあったものの、まだ葺き土の流出には至っていないようで、幸いにも葺き土の減少は見られませんでした。
古い漆喰を取り除いた棟瓦の下の隙間に、新しい漆喰を詰め直していきます。
今回使用する漆喰は【屋根しっくい】という商品です。
従来の漆喰が消石灰を主原料としているのに対し、【屋根しっくい】は白セメントを主成分としているため水と反応して硬化する性質があります。
気候変化に強く、強度・付着力・耐久性に優れ、防水効果のアップ・剥離防止などの問題解決を実現した製品となっています。
今回の工事の詳細は、本日の現場ブログでも紹介しています。
漆喰詰め直し工事が完成した大棟です。
朝から作業を始めて、終了する頃には夕方になっていましたが、しっかりと詰まった真っ白な漆喰が夕日に映えてとても綺麗ですね。
隅棟も漆喰詰め直しを施工しました。
漆喰をDIYで補修する方が増えていますが、漆喰を詰める量は案外難しく、多すぎても雨漏りする可能性があります。
また、屋根の上での作業は落下などの危険も伴いますので、プロの屋根やさんに任せてくださいね。
漆喰の劣化によって隙間が開いていた鬼瓦と棟瓦の取り合いにも、新しい漆喰で隙間なく詰めました。
工事完了後、完工写真を見た友人は『綺麗にしてもらって有難う!』ととても喜んでいました。
後片付けをして綺麗に掃除をしたら、作業完了です。
ベランダ屋根の補強は撤去し、作業前に移動させておいた自転車を元の位置に戻しておきます。
余談ですが、屋根裏をネズミが走っているような音がするということで、トイレ工事の時に屋根裏を調査してほしいと追加依頼されました。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1
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