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火災保険の適用について

笠木の下地状況は・・・

冠瓦（写真右）の固定方法が銅線を括る方法での固定となっています。
釘・ビスを使用する以前の固定方法で今ではこのやり方は行いません。

強度が弱い事と、固定用の穴から水が侵入して下地を痛めることが分かったからです。

下地の傷みがひどい箇所は粉々になっていました。
これですと瓦固定用の銅線も強風に耐えきれず抜けてしまう事が安易に想像出来ますね。

瓦の棟面戸部分のモルタルが落ちないようにコンクリボンドで接着します。
コンクリボンドは木とコンクリートを接着するボンドで速乾性があり、こうした使用に適しています。

笠木下地を交換します

新しい笠木下地には防腐処理された木材を使用します。
場所的に腐っては困る箇所ですので、こうした下地を入れなければなりません。
木材に防腐剤を注入する方法ですので、効果が表面だけではないので長持ちが期待できます。

こちらの木材もステンレスビスで間隔を細かくして留めていきますよ。

冠瓦は既存のものを再利用します。
特にひび割れや欠けなども無かったので、ここからまた長きに渡って頑張ってもらいましょう！

もともとの固定方法が銅線のため、横並びに穴が２つ空いています。
下地の幅も広いので、パッキン付きステンレスビスを２本留めて頑丈にしました。
ここで隙間を作ってしまうと水が隙間から侵入し、長い時間をかけて下地を痛めます。
いくら防腐処理が施された木材とはいえ、濡れることは好ましくありません。

軒先の漆喰欠落箇所も直していきます。
高所作業車を使い見上げる格好での作業となるため捗らず、思いのほか時間がかかる作業なんですよ。

４６.0Mという住宅では考えられない長さですが、１本づつ慎重に固定していき工事完了となりました。

～今回の工事内容～
【工事期間】：2日
【工事範囲】：施工面積（長さ）　48.0ｍ
【工事費用】：￥240，000　(税込)　※高所作業車費用　含まず

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