台風によってカラーベスト屋根の棟板金と本体一部が飛散してしまいました。
カラーベスト屋根が劣化していることは認識していたようで、近々塗装を予定していたそうです。
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現地調査の様子

被害の様子

棟板金は軒先付近をわずかに残しただけでほとんどが外れてしまいました。
また棟板金を留める為の下地も抜け落ちています。

被害はほぼ全面で起こっていました

カラーベスト本体も途中から抜け落ちています。
カラーベストは本体同士の重なりが大きく、隙間も出来づらい屋根材なので、このように途中から抜けてしまう事は稀なケースです。

被害に遭われる前の状態が分からなかったので原因が分かりづらいですね。

修理開始です

棟際から順番に破損したカラーベストを剥がします。
カラーベストは千鳥葺きといって、1段目と２段目が半分ずれて並んでいきます。
これを棟側にむかって繰り返していき、葺き上げていきます。
ジョイント部分（横方向の突きつけ部分）を流れる水が１枚下の本体中央に流れ出る仕組みです。

剥がす際に本体にルーフィングがくっついてしまい、一緒に剥がれてきてしまいます。
屋根材の下にあるとは言え、ルーフィングも経年劣化するんですよ。
当然このまま新しいカラーベストを葺いても雨漏りします。

ですので新しくルーフィングを張りなおします。

カラーベストをめくって出来た既存ルーフィングの穴を塞ぐため、新しくルーフィングを張り直します。

修理後にもともと計画されていた屋根塗装をされるため、
「カラーベストの色・形には全くこだわりません！お値打ちにやってください！」との事でした。
ですので弊社在庫品をお値打ちにご提供させて頂きました。

棟包板金の下地も新しいものに取り替えました。
写真にはありませんが、下地の上からルーフィングを被せてあります。

この下地も傷みやすく、傷むと棟包板金を留める釘・ビスが抜けやすくなってしまいます。

下地の納め方としては
①木下地の上から同じ幅のルーフィングを被せる
②防腐処理された木材を使用する
③樹脂製の下地材を使用する
このいずれかになります。

使用場所やご予算に応じて変えることが出来ます。

工事完了です！

棟包板金は全ての箇所を交換しました。
これでお客様手配の塗装屋さんにバトンタッチとなります。

工事期間：２日
工事費用：約200，000円

となりました。
今回お客様は火災保険を使われるとのことでした。
こういった時には有難い保険ですね。
火災保険ご利用についてはコチラ

早期対応に関して大変お喜んでおられ、私も嬉しく思います。
有難うございました！！

「街の屋根やさん　豊橋店」では無料点検を行っています。
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