飯田市にて、瓦棒葺きのトタン屋根にカバー工法を施工しました。
塗膜がめくれて錆が多く出ていました。施主様のご希望もあり、再塗装ではなくカバー工法にて施工しました。
ただ、玄関の上や霧除けなど、塗装可能なところは塗装を行っています。
では、工事のようすをご紹介します。

無料点検

塗膜が剥がれ、下から見ると雪止めも錆びついているのが分かります。
昔ながらの瓦棒葺きのトタン屋根です。
トタンの耐用年数は15～20年で、7～10年ごとを目安に塗装によるメンテナンスが必要となります。
屋根材自体は軽くて施工費用も安いのですが、短いスパンでメンテナンスを続けないと錆び易いので注意が必要です。

雨樋も、金具や内側が錆びていたので、今回は雨樋も交換することになりました。

工事着工

足場設置・雨樋交換

今回は道路に足場を組み立てることになったので、「道路使用許可」というものを取得して工事を行っています。こうした工事にかかわる申請などは弊社が行いますのでご安心ください。

まず足場を組んで、雨樋を交換する作業から始まりました。

新しい雨樋はグレーで、主張しすぎない景観となりました。
スッキリした印象になったと思いますが、いかがでしょうか？

雨樋が傷んでいると雨水がきちんと排水されず、雨水が直接外壁にあたってしまったり、地面から雨水が跳ね返って辺りが汚れてしまったりと、様々な弊害が起きてきます。
異変に気付いたらなるべく早めにメンテナンスをしてあげてください。

一部塗装

屋根カバー工事とは別に、一部塗装を行いました。
玄関上、霧除けと鉄骨の塗装です。
どうせ工事をするなら、もちろん予算の範囲内で、気になっていたところも一緒にきれいにできるといいですね。
屋根だけ、外壁だけのメンテナンスをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非雨樋やベランダなどについても一緒にご検討ください。
それぞれ単独で工事をするよりはコストカットできると思います！

カバー工法

今回は「S式工法」というカバー工法で施工しています。
まず軒先とケラバに唐草を取り付けます。
軒先部分は少し切断して、新しい唐草を取り付けています。

既存の屋根と新たな屋根材の間には、防水シートを敷いています。
溝部分合わせた幅の防水シートを1枚1枚丁寧に敷き詰めてから、新たなガルバリウム鋼板の溝板を設置します。
その後、「通し吊子」という部材を瓦棒の部分に設置します。

ベージュ色に見えている通し吊子です。
通し吊子が固定されたら、その上にキャップを取り付けます。

屋根の形状に合わせてしっかり納めていきます。
こうした接合部や違う部材同士の境目などは、特に雨漏りが発生しやすい場所ですので丁寧な仕事が大切です！

屋根の頂上には「棟」を作って雨仕舞をします。
キレイに納まりました。

完成

新たな雪止めを取り付け、テレビアンテナを元に戻して完成です！
同じカバー工法でも、屋根材によって値段が変わることもあります。
また今回のように、一部は塗装にするというのもひとつのやり方ではないでしょうか。
ただ、何が何でも少しでも安く！と言って妥協したり、やらなくてはいけないところをやらなかったり・・・ということになると、かえって高くついてしまう場合もあります。
しっかり専門の業者さんと相談して、工事内容を確認してくださいね。
そういう意味でも、話しやすい、相談しやすい業者さんがおススメです！
是非弊社にもご相談くださいね。

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