初回点検の実施の様子

今回お客様がご自身で気づかれたきっかけとなった漆喰の剥がれ箇所です。
ふと窓下を見たところ、漆喰が転がっていて土も少し流れているのが分かったそうです。

それまでは瓦屋根のメンテナンスは必要だとはお考えで無かったようで、これをきっかけに気になり始めたようです。

他にも変色などの経年劣化がありました。
触ってポロポロと落ちてくる箇所とそうでない箇所があり、部分補修にするか、屋根全体の漆喰の詰め直しをするか迷われていました。

〘部分補修のメリット〙
・安価で済ませることができる
・工期も短くて済む

〘部分補修のデメリット〙
・他の箇所との劣化具合が変わり、ちぐはぐに見えてしまう
・同じ環境下なので、いずれ同じような不具合が他の箇所で出た時にまた補修が必要となる

〘全体の詰め直しのメリット〙
・全体がリフレッシュされ、また長い期間補修が不要となる
・屋根に関しての不安が消える

〘全体の詰め直しのデメリット〙
・部分補修に比べ、補修費用が高い
・工期が補修に比べ長い

お客様の選択は全体のやり変えでした

今回お客様は全体の漆喰詰め直しをご希望されました。
長期間補修が不要になることと、瓦屋根への不安が無くなることが決め手となりました。

古い漆喰を撤去します。
漆喰の奥には、のし瓦（横に長細い瓦）を積むための葺き土があります。
この土が２段目ののし瓦よりも前に出ていて、さらにその上から漆喰を塗ってしまうと雨漏りの原因になります。
塗りすぎも要注意！
水が外へ流れるべきところが土で塞がれた中へ流れてしまう（入ってしまう）からです。

塗り上がると綺麗ですね

漆喰は乾燥して固まってしまえばカチカチになります。
専用のコテを使い、真っ平にし、尚且つ表面がザラザラならないように塗っていきます。
表面がザラザラですと、汚れが付着しやすくなり見た目も悪くなります。

眩しいほどの白色になり、気持ちが良いですね！

綺麗な白色の漆喰にお客様も大変満足していただけたようで、何度も「ありがとう、ありがとう」と仰っていただけました。
屋根への不安も解消され、とても印象的な笑顔で話されていました。

有難うございました！！

今回は３日間の工程で￥１５０，０００ほどの費用となりました。
撤去した古い漆喰の処分費用も含まれています。

同じような工事をご検討方、是非参考にしてみてくださいね！