今回は小牧市の和風住宅にお伺いしました。

今回の関連記事
傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

棟違いのある屋根の現地調査の様子

屋根の棟違いとは？

今回のお家は屋根の棟違いがありました。
屋根の棟というのは、屋根の面と面の境目で山になっている箇所の事を言います。
和形の屋根の場合は、屋根のてっぺんに瓦が積み重なっている箇所があると気づきますが、それが屋根の棟です。
屋根の棟の下には漆喰が入っており、漆喰が雨などの侵入を防いでいます。
さて、屋根の構造によっては、この屋根の棟が複数ある場合があります。
今回のお家では、屋根の棟が途中で途切れてしまっており、別の場所から屋根の棟が続いているという構造になっていました。
このように、棟が途切れてしまい、別の場所から再度続いている場合の事を棟違いといいます。
棟が途中で途切れてしまっているため、雨が入りやすい構造になってしまっている事が多いので、注意が必要な構造です。

古くなってしまっている漆喰

今回のお家では漆喰がかなり古くなってしまっています。
本来であれば漆喰は水分を含んでいるので、画像のように石のようにはなっていません。
水分が抜けてきてしまうと、割れやすくなってしまいますので、こうなってしまったら早めに修繕を行う必要があります。

今回の棟違い屋根の修繕のご案内

今回のお家では、漆喰の工事を行わせていただくことになりました。
棟違いの工事になりますので、念入りな工事を施工させていただきます。

漆喰の新設工事の様子

棟瓦解体の様子

今回は最初に棟の解体をします。
今回は棟の内部からの修繕を行いますので、一度解体する必要があります。

シルガード設置の様子

今回使用するシルガードという漆喰になります。
屋根の中に入っている葺き土の代わりにも使用が可能です。

棟瓦組みの様子

漆喰を塗りながら、棟瓦を積んでいきます。
棟瓦を積み上げたら側面にも漆喰を塗り、今回は更に板金を重ねて工事完工となります。

これで今回の棟瓦取り直し工事は施工完了となります。
屋根の作り方によっては特殊な工事が必要な事も多くありますので、屋根の修理には専門家の目が必要です。
お家の屋根の状態が気になる方は是非0120-966-902までご連絡ください。