滋賀県　雪害

【工事のきっかけ】

以前の大雪の際に、瓦屋根の軒先部分が落ちてきて補修したいとのお問い合わせを頂きました。
雪の重みによって、軒先の屋根下地が折れてしまって破損している状態でした。
雪が屋根の上に残っているし、そんなに急がなくていいよと仰っていましたが、
お客様の不安さを受け取り、屋根調査を実施しドローンを使用し屋根の状況を一緒に確認しました。

ビフォーアフター

施工前

施工後

大雪の影響で屋根への被害といっても様々なタイプがあります。

 

・屋根の破損(屋根材の割れや樋の破損、留め具の欠損や破損)

 

今回の様に屋根材の下地が積雪の重みに耐えきれなく破損や雨樋の破損

屋根全体(屋根材、柱やはり)等の構造物が雪の重みで歪みが発生し、屋根の構造部分の補修も必要になります。

破損した屋根材の隙間に雨水や雪解け水が侵入することで雨漏りの原因になります。

 

 

雪の屋根への影響は屋根への荷重だけの破損だけではありません。

 

・凍害(とうがい)やすが漏り(すがもり)という被害

 

雪が解け屋根材に水分が吸収、乾燥(夜に再び凍ってしまう)を繰り返し屋根材が脆くなり

割れや欠けの発症を凍て割れ(いてわえ)と言います。

 

すがもりは室内の熱で雪が解け、軒先に流れ氷柱(つらら)が発生します。

氷柱が大きくなり柱などの木材付近まで到達すると、溜まった雨水が屋根内部に侵入し雨漏りするのです。

屋根の調査時に瓦の漆喰(しっくい)の劣化箇所を発見しました。

 

屋根漆喰の変色や剝離の影響で屋根下地の葺き土(瓦の固定させる土)が流出されていました。

屋根漆喰は瓦の固定と瓦の隙間を埋める役割があり、大変重要な部材になります。

 

 

一緒に読んで皆さん納得　屋根漆喰の役割　補修方法とは？

屋根漆喰の詳しい役割や重要性、補修方法を詳しく知りたい方は

【傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ】
こちらの記事に詳しく記載されていますので、気になる方はチェック！

 

軒先の破損部の屋根材(瓦)を1枚ずつ撤去していきます。

 

丁寧に瓦を降ろしていき、軒先の補修を行っていきます。

一度瓦を降ろさないと屋根下地材の補修が出来ない為丁寧に下ろしていきます。

 

屋根工事や内装工事など実施する際、各ご家庭ごとに挨拶状を作成し、粗品のタオルをお配りしております。

 

行う工事の説明や、工事音の鳴る時間帯や業者の車の出入りなどの

告知を約1週間ほど前に1件1件、弊社ではスタッフがお声がけさせて頂いております。

 

※マスクの徹底、アルコール除菌の徹底をしお声がけさせて頂いております。

 

こちらが軒先の木部の折れいてた箇所になります。

 

屋根の構造木材が雪の重みで折れてしまっています。

木材の折れた箇所や、屋根下地の野地板(のじいた)の破損している部分を補修していきます。

積雪などが発生する地域では軒先の出ている箇所を短くし、折れにくいようにしてありますが、

築年数と共に木部の耐久度は落ちてきますので、定期的な点検が必要です。

 

軒先の木材を補修し野地板を張り付け後、

瓦を元の位置に戻して補修完了となります。

 

軒先部分の補修が完了後、屋根漆喰の詰め直し工事を実施していきます

既存の劣化した屋根漆喰を手作業で撤去していきます。

 

既存の漆喰を撤去すると内部の葺き土が少し流れてきますので、

当たらしい漆喰を詰める際に葺き土を追加や表面の整地を行っていきます。

 

 

新しい屋根漆喰をヘラ等を使い詰めていきます。

 

最終的に屋根の清掃、施工場の清掃を実施し施工完了となります。

 

施工が完了してからの清掃は必ず実施するように徹底させて頂いております。

気持ちの良い工事を感じて頂けるような心お配りがいい工事だと思っておりますので、

些細な工事やお住まいでお困りごとなどありましたらお気軽にお問い合わせ下さい！

問い合わせをしてすぐに対応して頂けました。

こちらの都合で打ち合わせ等が伸びてしまったが、連絡もすぐにつく、返信も早い為工事してよかった。

 

スタッフの方も皆さん親身になってくれるため、ご近所さんの声にも傾けられており、

信頼でき頼れる業者だなと感じました。

家のリフォームなどもされているそうで、困ったことがあれば問い合わせようと思います。

 

貴重なお客様の声を頂き、より高品質、質のいい工事、丁寧な仕事を心がけてよりよい業者になっていきます。

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