瓦屋根住宅で屋根調査を実施！棟瓦のずれ、谷板金の穴あきが雨漏りの原因だと判明

現場調査を行ったところ、以下の問題点が見つかりました。

① 棟瓦のズレ（2ヶ所）

・瓦を固定する漆喰が劣化 し、棟瓦がズレていました。
・瓦の隙間から雨水が侵入 し、屋根内部を湿らせていました。
・強風や地震の際に瓦が落下するリスク もありました。

② 谷板金の穴あき（2ヶ所）

・長年の雨水による腐食 で、谷板金に穴が開いていました。
・雨水が屋根の内部へ直接流れ込み、雨漏りの原因に！
・このまま放置すると、建物の木材部分が腐食する危険性 がありました。

これらの問題を解決するために、棟瓦の積み直しと谷板金の交換工事 を行いました。

瓦屋根で起こる主なトラブルとその原因

瓦屋根は耐久性が高く長持ちする一方で、定期的なメンテナンスを怠ると以下のようなトラブルが発生します。

・瓦のズレ・落下

• 漆喰の劣化や、強風・地震の影響で瓦がズレることがあります。
• 瓦が落下すると、雨漏りの原因になるだけでなく、安全面のリスク も高まります。

・棟瓦の崩れ

• 棟瓦を固定する漆喰が劣化すると、瓦が不安定になり、崩れる原因 になります。
• 風雨の影響でさらにズレが大きくなり、雨水の侵入 につながります。

・谷板金の腐食・穴あき

• 屋根の谷部分に設置されている谷板金は、雨水が集中するため、金属が腐食しやすい です。
• 穴が空くと、そこから雨水が屋内へ浸入し、雨漏りの原因になります。

・漆喰の劣化

• 瓦を固定している漆喰は、10〜20年で劣化 するため、定期的な補修が必要です。
• 剥がれた漆喰を放置すると、雨水が浸透し、内部の木材が腐る原因 になります。

谷板金工事の施工手順

谷板金は屋根の雨水を適切に地上に排出するための重要な部分です。
今回は、腐食して穴が空いた谷板金を2ヶ所交換しました。

施工手順

• 既存の谷板金を撤去
  穴が空いている谷板金を撤去しました。
  この際、周辺の瓦を一旦撤去し作業スペースを確保します。
• 下地の補修
  谷板金の下にある木材が腐食していないか確認します。
  防水シートを敷き直します。

• 新しい谷板金の設置
  耐久性の高いステンレス製の谷板金を設置し、防水機能を高めます。
• 瓦を戻して完了
  取り外していた瓦を元の位置に戻し、ずれないように固定します。
  完了です。

棟瓦の積み直し工事の手順

棟瓦は屋根の頂上部分にある重要な部分で、固定が甘くなると瓦がずれたり雨漏りの原因になります。
今回は、ずれが生じていた2ヶ所を積み直ししました。

施工手順

• 既存瓦の撤去
  ずれていた棟瓦を取り外します。その際、劣化した漆喰の除去します。
• 新しい漆喰を塗布
  棟瓦を固定するために新しい漆喰を塗布します。
• 銅線やビスで固定
  強風や地震でずれないようにしっかり固定します。

• 仕上げと点検
  最終的に全体を確認し、雨水の長れを確認して完了です。

春日市瓦屋根住宅の雨漏り工事を終えて

雨漏り工事完了後、お客様からこのような声をいただきました。

雨漏りに気づいた時には焦りましたが、原因がしっかり調査してもらい安心しました。
瓦のずれも直してもらったので見た目にも綺麗になりました。
これでまた、長く家に住むことができます。

瓦屋根のトラブルは早めのメンテナンスが大切です。

瓦屋根は耐久性が高いですが、適切なメンテナンスを行わないと、棟瓦のズレや谷板金の腐食が進み、雨漏りにつながることがあります。
特に築30年以上の住宅では、定期的な点検を行うことで、雨漏りを未然に防ぎ、家の寿命を延ばす ことができます。

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