福岡市中央区｜雨漏りのお悩み

お客様より、室内にできた天井の雨じみの修理をご依頼いただきました。
屋根の老朽化は自覚されているものの、「今は大規模な工事をする費用がないので、応急処置でも良いので雨漏りだけを止めてほしい」というご要望でした。

診断結果：セキスイかわらUの末期的な劣化

✅室内天井には雨じみが確認されました。
雨水の侵入によって天井がたわんでいます。

✅屋根調査を実施しました。

・屋根材の特定
既存屋根にはセキスイかわらUが使用されてました。

・表面の激しい結果
屋根材の表面がボロボロと崩れるように激しく劣化しており、屋根材としてもの防水機能を失っていました。

・雨漏り
この崩壊した状態から雨水が直接下地へ浸水し、天井の雨じみを引き起こしていました。

屋根専門店が解説「セキスイかわらUはなぜボロボロに劣化した？」

今回使用されていたセキスイかわらUは、かつて軽量で人気を博しましたが、その製造背景に大きな課題を抱えています。

・脱アスベスト初期製品
2006年（平成18年）前後のアスベスト規制後、急遽開発された「脱アスベスト初期製品」であったロットが多く、従来の耐久性を確保できていない製品が多く存在します。

・表面の剥離と崩壊
表面の塗膜が剥がれた後、セメント系の基材が水分を吸いやすくなり、水分の凍結・乾燥を繰り返すことで基材自体が脆くなり、崩壊するように劣化が進行します。

・塗装不可
この状態まで劣化が進行すると、塗装は不可能であり、屋根材の寿命を迎えているサインとなります。

✅この状態の屋根材はいつ雨漏りを再発させてもおかしくないため、本来は葺き替え工事による根本的な交換が最も推奨されます。

ご提案と実施工事：緊急的な防水シートカバー工法を実施

お客様の「大掛かりな工事は避けたい」というご要望を最優先し、まずは雨漏りの緊急リスクを排除するための応急処置的な工事を実施しました。

✅既存屋根の上から防水シートを施工
既存のボロボロに劣化した屋根材の上から、高性能な防水シートを被せて施工しました。

今後のご提案

この工事の目的は、防水シートで屋根材の崩れや穴からの雨水侵入を防ぐことです。

この応急処置によって当面の雨漏りリスクは回避されましたが、屋根自体が限界を迎えている事実はかわりません。
お客様には今後、屋根の葺き替え工事を検討させることをおすすめしました。

福岡市中央区｜セキスイかわらUの住宅で発生した雨漏り工事187,000円

今回の雨漏りは、屋根材の製品的な耐久性の限界が原因でした。応急処置により、一旦は雨漏りの不安を解消しましたが、この事例はセキスイかわらUの劣化は根本的なリフォームが必要であることを示しています。

お住まいの屋根がセキスイかわらUやそれに類する屋根材で、特に新築時が平成18年（2006年）前後の方は、無料診断で屋根の状況を正確に把握されることを強く推奨いたします。

街の屋根やさん福岡西店では、
・雨漏り調査
・見積もり無料
ぜひご相談ください！

福岡市中央区｜屋根工事に関するよくあるご質問