✅屋根に確認されたひび

ノンアスベスト屋根で耐久性が低く、屋根診断の結果、多くのひび割れが確認されました。

✅板金の劣化、サビや浮きを確認

棟板金や谷板金などの板金にサビが生じており、劣化していました。
板金が浮いている箇所もあり、その隙間から雨水が侵入していたと考えられます。

✅足場の設置と既存屋根の清掃

まず、安全に作業を進めるために建物の周囲に足場を設置します。
次に、屋根に付着したコケや汚れを高圧洗浄機で丁寧に洗い流し、新しい建材がしっかりと密着するように下地を整えます。

✅既存屋根の板金撤去

屋根の頂上にある棟板金（むねばんきん）や、谷部分の谷板金（たにばんきん）を撤去します。
これらの板金の下は特に雨水が侵入しやすく、腐食していることが多いため、慎重に取り外していきます。

✅雨漏り箇所のスレート屋根を撤去

雨漏りが発生していた箇所のスレート屋根材を部分的に撤去します。
これにより、雨漏りの原因を直接確認し、根本的な補修を行う準備が整います。

✅雨漏り箇所の屋根、撤去完了

雨漏り箇所の屋根を撤去しました。
雨水の侵入によって防水シートや下地の木材が腐食していました。

✅下地の確認と補修

スレート屋根材を撤去すると、その下にある防水シートや下地の木材（野地板）が見えてきます。
雨水の侵入により、防水シートが破れたり、下地が腐食したりしている場合があるため、この段階でしっかりと確認します。
腐食している部分は新しい木材に交換し、下地を万全な状態に補修します。

✅新規防水シート施工

下地の補修が完了したら、新しい防水シートを屋根全体に隙間なく敷き詰めます。
この防水シートが、万が一屋根材の下に雨水が侵入しても、建物内部への浸水を防ぐ重要な役割を果たします。

✅谷板金施工

屋根の谷部分に、新しい谷板金を取り付けます。谷部分は最も雨水が集まる場所のため、正確な施工が雨漏りを防ぐ鍵となります。

✅新規屋根材、オークリッジスーパー施工

新しい防水シートの上に、軽量で耐久性に優れたオークリッジスーパーを一枚ずつ丁寧に葺いていきます。
屋根材を専用の釘でしっかりと固定し、雨水の侵入を防ぎながら、美しい屋根を作り上げます。

✅棟板金施工

屋根の頂上部分に、新しい棟板金を取り付けます。
棟板金は、屋根の頂上から雨水が侵入するのを防ぐ最後の砦です。屋根と同系色の板金材を使用することで、見た目の統一感も高めます。

✅完了

全ての作業が完了したら、足場を解体し最終確認を行います。
これで、雨漏りの心配のない新しく美しい屋根に生まれ変わります。