今回甘楽町にて折半（せっぱん）屋根の塗装工事をご依頼いただきました。
折半屋根は工場や倉庫、作業場などによく使われる金属製の屋根で、耐久性が高い反面、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が一気に進みやすい特徴があります。
今回は「屋根の色あせが気になる」「夏場の室内温度が高い」というお悩みから、遮熱塗料を使った再塗装工事をご提案しました。

施工前の屋根は、長年の紫外線や雨風の影響により、

全体的な色落ち

塗膜（塗装の膜）はほぼ残っていない

一部にサビの発生

が見られる状態でした。
金属屋根は、塗装が劣化すると防水性が低下し、サビが進行します。
サビを放置すると、最終的には穴あきや雨漏りにつながるため、早めの塗り替えが重要です。

最初に高圧洗浄を行い汚れや残っている古い塗膜を洗い落とします

塗装工事で最も大切なのが、下地処理です。
今回は、サビが出ている箇所を中心にケレン作業を行いました。
※ケレン作業とは
→ ワイヤーブラシや工具を使って、サビや古い塗膜を削り落とす作業のことです。
その後、折半屋根の継ぎ目やビス周りにはコーキング補修を実施しました。
コーキングとは、ゴム状の材料で隙間を埋め、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
この工程を丁寧に行うことで、塗料の密着が良くなり、塗装の持ちが大きく変わります。

遮熱塗料で折半屋根を塗り替え

下地処理後、遮熱塗料を使って折半屋根を塗装しました。
遮熱塗料は、太陽光を反射し、屋根表面の温度上昇を抑える効果があります。
特に金属屋根は夏場に非常に熱くなりやすいため、

室内温度の上昇を軽減

エアコン効率の改善

作業環境の向上

といったメリットが期待できます。
見た目も、色あせていた屋根が均一で美しい仕上がりになり、建物全体の印象が明るくなりました。

今回は屋根だけでなく、母屋との取り合い部分にある雨押え板金と、**軒樋（のきどい）**も一緒に塗装しました。
雨押え板金とは、
→ 屋根と壁の接合部から雨水が入らないようにする金属部材です。
こうした付帯部分も屋根と同様に劣化します。
屋根だけ塗って付帯部をそのままにすると、見た目のバランスが悪くなるだけでなく、劣化の進行差が出てしまいます。
同時に塗装することで、建物全体の耐久性と美観が向上します。

折半屋根塗装は「下地処理」と「塗料選び」が重要です
折半屋根の塗装は「どれだけ丁寧にサビを処理したか」「建物の用途に合った塗料を選んでいるか」で、仕上がりと耐久年数が大きく変わります。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」
「色あせているだけだから様子見で…」
そう思っている間に、サビは確実に進行します。

甘楽町・高崎市周辺で折半屋根塗装をご検討中の方へ
私たちは、高崎市を中心に地域密着でリフォーム工事を行っています。
現地調査から施工まで、建物の状態をしっかり確認し、必要な工事だけを分かりやすくご提案しています。
折半屋根の色あせやサビ、暑さ対策でお悩みの方は、
「塗装でどこまで改善できるのか？」
「今、塗り替えが必要なのか？」
そんな疑問だけでも構いません。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。