ご覧いただきありがとうございます。

　駒ヶ根市で行った外壁と屋根の塗装工事のご紹介です。
　現地調査をしたところ、施主様の気にされていた外壁のヒビ割れは、確かに南と東面が特に多かったです。
　しっかり補修させていただきました。

足場設置・洗浄作業

足場

　今回は屋根や外壁など家全体の工事になるので、家を囲むようにぐるっと足場を組みます。

　工事前に現地調査を行い、足場屋さんが図面を作ってくれます。
　当日はこの図面を基に部材を配置し、足場を組み立てていきます。

洗浄作業

　屋根から順に高圧洗浄を行っていきます。
　ガソリン式の高圧洗浄機で、市販の洗浄機よりも圧力が高いものです。

　この際ですので、ソーラーパネルの下に溜まっている汚れやゴミも綺麗に洗い流します。

コーキング交換・養生

コーキング

　コーキングは、窯業系サイディングボードのつなぎ目に使われているいわゆる「クッション」です。

　紫外線による影響を受けていない場所ではきれいに引っぱり出せますが、日当たりの良い面では劣化が進んでいて、ブチブチと切れることがあります。

　古いコーキングを綺麗に取り去り、養生を行った目地に新しいコーキング材を充填します。

　実はコーキング材は外壁材よりも劣化が早いので、特に日当たりの良い面は気を付けてチェックしてみてくださいね。

養生

　サッシ、雨樋、換気口や霧除けなど、塗装しない部分や違う塗料を塗る場所をビニールで覆います。これを「養生」と言います。
　塗装前のとても大切な工程です！
　腕のいい塗装屋は、養生も上手いと言います。工事の際は是非チェックしてみてください(笑)

屋根塗装

　今回屋根の塗装に使用したのは、アステックペイント社の「シャネツトップワン」という遮熱シリコン塗料です。

　錆止め効果のある塗料なので、本来なら下塗り（錆止め）+上塗り2回という3工程が必要なところを、下塗り（錆止め）の工程を省くことができるのです。
　ただし、錆が酷く出ている場合は、通常通り錆止め材が必要となります。

　金属屋根の塗り替えをご検討されている方は、こういう塗料もあると、是非検討材料の一つに入れてみてください。

　今回は錆が酷い状態ではなかったので、2工程で済んでいます。

　下屋根もきれいに塗装しました。
　使用した色は「ガルグレー」という色ですが、実際に塗装したところを見ると白に近いグレーです。

　白に近い色ほど遮熱効果が高くなります。

外壁塗装

下塗り

　外壁材は窯業系サイディングボードなので、下塗り材は浸透性シーラーを使用します。

　浸透性「シーラー」は、内部に浸透して傷んだ外壁を強化して、上塗り材との密着性を高めてくれる役割があります。
　塗り残しのないように、ハケとローラーを使ってしっかり塗装します。

　今回は無色のものなので色は変わっていませんが、塗った場所は潤って光沢が出ています。

中塗り

　中塗り・上塗りに使うのは、アステックペイント社の「超低汚染リファインMF-IR」という無機フッ素塗料です。
　メーカー発表の期待耐用年数はなんと！20～24年とされています。

　10年に一度は塗り替えを・・・という常識が通用しません(^_^;)

　元々のお宅も２色だったので今回も２色で塗り分けますが、ガラッと色が変わります。

　施主様が選んでくださった色ですが、施工途中の色を見ながら担当も一緒にわくわくしておりました。

上塗り・完成

　下塗りと同じように、ハケとローラーを使って、同じ色を２回塗って仕上げていきます。
　色分けをするので、その都度養生をして塗装します。

　足場を解体する前に、施主様と一緒に屋根の状態も見て、塗り残しやムラがないかチェックしました。
　いよいよ完成です！

完成

　白かったところは薄いピンク色に、黒っぽかった部分が濃いブルーになりました。

　施主様ご一家セレクトの、唯一無二の家が出来上がりました。
　きれいに仕上がって、大変喜んで頂きました。

　ご近所にも好評だそうで、私どもも嬉しいです。

　塗料や色など、選択肢が多すぎて悩んでいるという方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談ください。
　カラーシミュレーションも行います！