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飯田市 トタン屋根とモルタル外壁の塗装工事
飯田市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】 全体的な色あせとカビの付着が気になると、ご相談いただきました。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 施工期間：約13日間
- 施工費用：屋根塗装：約60万円，外壁・付帯部塗装：約130万円
- 使用材料：【外壁】エポパワーシーラー，リファインMF-IR，アステックプラスS（防カビ剤）【屋根】サーモテックメタルプライマー，スーパーシャネツサーモF
遠目に外観を見る限りではこんな色のお宅なのかなと、それほど違和感はありません。
ただ裏に回ってみると、外壁全体にカビが付着してしまっているのがわかりました。
足場を組んだ後の写真ですが、トタン屋根の劣化症状がよくわかります。
色褪せてところどころに傷がある程度かな？という認識だったのですが、近くで見るとどこかに錆が出ているかも！という状態でした。
錆が進行すると穴が空いてしまいます。
色あせが気になってきたら防水機能が低下しているサインでもありますので、早めに専門の業者さんにご相談ください！
モルタルは、砂とセメントを原料としています。
経年劣化で乾燥が進むとひび割れが起こりやすくなる壁材です。
最初はやはり「色あせ」から始まり、放置すると「チョーキング現象」が起こってきます。
塗料に含まれている顔料が劣化して、その名の通りチョークの粉のようになってしまう現象です。
こうなるとやはり、防水機能が落ちてきている目安です。
モルタルは水に弱いので、防水機能が落ちてしまうと様々な症状を引き起こしてしまいます。
壁が水分を含んでしまい、カビが発生します。
カビやコケは根を張って繁殖していくので、さらに壁を傷めてしまう恐れがあります。
特にサッシ周りやドア付近などは、ひび割れが発生しやすい場所です。
幅0.3ミリ以下のクラックであれば、まだ内部に水が浸入しているとは考えられませんが、それでも早めに対処するに越したことはありません！
足場組立を予定していた日はあいにくの雪降りとなってしまいました。
多少の雪なら「大丈夫っす！」と、足場屋さんは言ってくださいました。
なるほど、労働安全衛生法で定められている「悪天候」の定義は、雪の場合は「1回の降雪量が25センチメートル以上」となっていました(^_^;)
ちなみに、同法による足場の設置基準は「高さ又は深さが1.5メートルをこえる箇所で作業を行うときは」「安全に昇降するための設備等を設けなければ」ならず、「二メートル以上の作業場所には」「作業床を設けなければならない」とされています。
ご自身で家のメンテナンスをしようとお考えの方は、
1.5メートル以上高い箇所で作業を行う場合は危険を伴うということですので、
くれぐれも無理なさらず、
専門の業者さんにご相談ください！
高圧洗浄の日はとても良いお天気になりました。
冬場の洗浄作業はとても寒いのでおかげ様です。
この洗浄の段階で、汚れやカビをしっかり落としていきます。
そして濡れたままでは塗装はできませんので、洗浄後、しっかり乾燥するのを待って塗装作業に入ります。
冬場の塗装は天気予報とのにらめっこです。
今回はお天気に恵まれ、順調に下塗り作業に入ることができました。
塗装場所の「気温が5℃未満」の場合は塗装に適さないとされています。
冬場は朝から天気が良くても、気温が上がらないと塗装できません。
下塗り剤はアステックペイント社の「サーモテックメタルプライマー」という、金属屋根の塗装には最適な遮熱塗料を使用しました。
上塗り剤は同社の「スーパーシャネツサーモF」というフッ素樹脂塗料です。
両方とも遮熱塗料ですので、特に夏場の室温上昇を抑える効果が期待できます。
金属屋根はどうしても夏場暑くなってしまいますから、嬉しい効果のある塗料ですね。
「ミッドナイトブルー」という色を使用しました。
写真でも少しお分かりいただけるかと思いますが、日陰だと黒っぽく、日が当たるとまるで青空が反射したような紺色に見えるステキな色です。
下塗り1回、上塗り2回で仕上げています。
外壁の下塗り剤はアステックペイント社の「エポパワーシーラー」です。
耐水性、耐薬品性、防カビ性に優れている塗料です。モルタルはもちろん、ALCやコンクリート、窯業系サイディングにも使用できる塗料です。
「シーラー」は、塗装面と上塗り剤の密着性を高める接着剤の役割もあります。
全体的にシーラーで白く下塗りしているので、この後に塗る上塗り剤の色もきれいに出ます。
上塗り剤は同社の「リファインMF-IR」という遮熱無機フッ素塗料です。
メーカー発表の耐用年数は20～24年という長期間です。
「超低汚染シリーズ」と謳われている通り、無機成分の持つ親水性によって、雨水で汚れが落とせてしまうという塗料です。
上塗り2回目の段階で「アステックプラスS」という防カビ剤を塗料に添加します。
リファインMF-IR自体にも防カビ・防藻性はあるのですが、点検の際のカビの発生状況を見て施主様と相談し、今回はこの防カビ剤を使用することになりました。
「アステックプラスS」は、通常の防カビ剤と違って水にすぐに溶け出してしまったり、気化してしまうこともないので、長期間にわたってその効果を持続します。
また添加して使うので、日当たりの悪い北側だけに使いたいというのもアリです。
カビ、藻や苔が気になっているという方は是非ご相談ください。
付帯部の塗装も行いました。
「付帯部」とは、屋根や壁以外のほとんどの部分のことです。
軒天や破風板、雨樋などを屋根や外壁の塗装の際にだいたい一緒に塗装します。
屋根はきれいになったけど、雨樋や破風板がきたない・・・
外壁はきれいになったけど、見上げると軒天がきたない・・・
と、塗装していない部分が悪目立ちしてしまいます。
また、せっかく足場を組むので、後から改めて工事をするより実はコスト削減になるのです。
完成です。
スマートな美しい家になったと思いますが、いかがでしょうか？
弊社では保守点検も行っております。
屋根や壁だけでなく、雨樋やベランダ、玄関柱など、どんなことでも良いので、ご相談いただければ幸いです(^^)
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