いつもご覧いただきありがとうございます。
　駒ヶ根市にて、遮熱塗料を使ってコロニアル屋根の塗装工事を行いました。
　本当は、屋根の塗装は来年という計画を立てていたそうですが、今年2021年9月から塗料などの建材が値上がりするという情報が入ったので、早めに塗装をすることになりました。

無料点検

　遠目に見たときに屋根が白かったのは、塗料が劣化して白く見えていると思っていたのですが、近づいてよく見てみると塗膜が剥がれている状態で、驚きました！

　13年程前に一度塗装によるメンテナンスを行ったそうです。
　しかし、下地処理が十分でなかったり、塗料の量が少なかったりするとこのような現象が発生する場合があります。

　こういった状態になるのに、塗装から10年も経っていないということでした。

　そこで今回は、耐久性に優れ、遮熱効果のある塗料を使って塗装することになりました。

足場作業・洗浄作業

　エンジン式の高圧洗浄機にて塗装を開始します。
　今回のお宅は屋根の勾配がきついので、屋根の上にも足場を組んで職人さんの安全を確保し、作業効率も高めています。

　屋根の汚れが多いので、トルネード洗浄を行います。
　噴出される水がぐるぐると回転し、こびりついた汚れを根こそぎ取り除いていきます。

下塗り

　今回使用する塗料は遮熱塗料です。

　下塗りにはアステックペイント社の「サーモテックシーラー」という塗料を使います。
　上塗り材も遮熱塗料なので、併せて使うことにより遮熱効果が高くなります。

　ハケを使い、屋根の重なり部分を塗装していますが、これは塗り残しがないようにという配慮と共に、古い塗膜が残ってくっついていないか確認しながら行っています。

　屋根の特に傷んでいる部分は塗料を吸い込んでしまい、色が乗らずに透明になってしまいます。

　そういった場所がないかしっかり確認しながら塗装しています。

　全面白っぽいグレーになりました。
　この上に、お客様が選んでくださった色の上塗り材を塗装します。

中塗り

　下塗りの色が白っぽいグレーなので、その上に塗る色がとてもきれいに入ります。
　屋根の重なりや鼻先からハケとローラーを使い、丁寧に塗装していきます。

　天気の良い日は塗料の乾燥も早くてありがたいのですが、屋根の上の職人は汗だくです。
　そんな中でも、遮熱塗料を塗布した部分はひんやりと感じられました！しっかり効果が実感できました。

　中塗り・上塗りに使用する塗料は、アステックペイント社の「スーパーシャネツサーモSi」という遮熱塗料です。

　「スーパーシャネツサーモ」シリーズは、『「チタン複合特殊幹顔料」を使用しており、耐候性・遮熱性・変退色防止性に優れている』と、パンフレットには書いてあります。
　実際に実験データも記載されているので、もし興味のある方は弊社営業にお申し付けください(^-^)

上塗り

　中塗りの塗料が乾燥していることを確認し、上塗り作業に入ります。
　「日射反射率」の高い塗料なので、中塗りが終わった段階の屋根でも、職人曰くかなり「眩しい～」そうです。

　完成した屋根の写真です。いかがでしょうか。

　艶も復活して新築のようになりました！

　施主様にも満足していただけました。