ポリカ小波板を固定しているビスが、本来であれば20㎜の長さのもので固定をするところを30㎜のもので固定しているため、木下地と屋根材の固定が甘く、遊び（隙間）が出来てしまっているようです。ポリカ小波板が波をうっている状況で一部ビスが取れている箇所もあります。

風でポリカ小波板がバタバタ浮き上げられて、甘く固定していたビスが取れてしまい、軒先に落ちてしまっています。これでは強い風が吹いたら屋根材が飛ばされてしまいますし、抜けたビス穴から雨が漏れてしまう可能性もあります。

こちらが上から見た状態です。ポリカ小波板を固定しているビスが長いため外れている状況です。これではポリカ小波板がバタバタして飛びそうになってもおかしくはないと思います。

既存の長い固定ビスを一つずつ丁寧に撤去して15㎜～30㎜のスライド式のフックボルトに交換、固定し直していきます。こちらはビスの長さを適宜調節できるので、ビスの十分な強度を引き出すことができます。

既存の長い固定ビスを撤去して新しいスライド式のフックボルトで固定をし直して工事が完了しました。これで安心して台風の時期にも備えていただけます。また、ボルトの緩みも点検の際に確認することができます。