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石巻市│強風で傘が飛ばされた酒造工場の煙突を撤去
石巻市 工場
【工事のきっかけ】
最初は「強風で工場の煙突の傘が飛ばされてしまい、雨が降るたび工場の中が水浸しになるので何とかしてほしい」とのご依頼。しかし、現在は蒸気のあがる作業を以前ほどしておらず、煙突が不要なため、煙突を撤去して塞ぐ工事をすることになりました。
基本情報
- 使用材料:構造用合板、改質アスファルトルーフィング、耐摩カラーSGL鋼板
石巻市内の酒造工場にて、煙突の撤去工事です。
こちらが今回撤去する煙突になります。
固定金具が錆びて、強風で傘が飛ばされてしまい、筒だけになってしまいました。「雨が降るたび工場内の機械が濡れてしまうので何とかして欲しい」とのご依頼でしたが、煙突がなくても困らない、とのことで、撤去して開口部を塞ぐ工事を行うことになりました。
それでは煙突の撤去作業を行っていきます。煙突廻りの屋根を壊さないように慎重に解体します。
煙突を固定しているパーツを解体したら、煙突を外します。
煙突の解体・撤去が終わり、屋根の開口部が現れました。煙突廻りを覆っていた防水シートを取り除いています。
防水シートを取り除き、開口部だけが残りました。ここを構造用合板で塞ぎます。
構造用合板で蓋をして開口部を塞ぎます。
棟を挟んで反対側は、明かり取りのためにポリカ(ポリカーボネート)波板のトップライト(天窓)がついています。棟にかかる部分にも構造用合板を貼りました。
防水シート(改質アスファルトルーフィング)施工・コーキング
開口部塞いだ構造用合板の上から防水シート(改質アスファルトルーフィング)を貼り、防水性を高めます。
構造用合板とポリカ波板の隙間をコーキングで埋めていきます。
雨水の浸入はもちろんのこと、隙間からの虫などの侵入を防止するために行います。
SGL(次世代ガルバリウム)鋼板の平板を、開口部の形状に合わせて板金折り曲げ機を使って現場で加工します。
煙突跡の開口部を加工したSGL鋼板でカバーしていきます。
SGL鋼板の平板を加工して作ったパーツ同士を組み合わせていきます。
パーツとパーツの取り合いをデンガク(金槌のようなもの)とヒョーシ木を使い、上から叩いてしっかりと繋ぎ合わせます。
最後のパーツを取り付けています。
側面からもデンガクで叩いて、鋼板同士をしっかりとかしめます。
仕上げに、SGL鋼板パーツ同士の結合部、SGL鋼板と屋根の接合部にコーキング処理を施して防水対策を行います。
煙突撤去と、煙突跡の開口部を塞ぐ工事が完了しました。
これで工場の機械が雨水で濡れてしまう心配はなくなりました!
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