辰野町小野地区です。この場所は谷合になっており強風が吹く場所です。2019年の大型台風の被害からの復旧をご紹介させていただきます。

強い風により→部分のカラーベストが風で飛んでいってしまったのです。飛んでいくということはカラーベスト、屋根材が固定されていなかったことになります。

幸い垂木までは腐食しておりませんでしたので耐水合板を施工します。厚みは12ｍｍ針葉樹の合板です。

軒先にはよいところもありましたが全部張替えをしました。

次にルーフィングです。今回はアスファルトルーフィング

ここが大切な軒先の施工です。

軒先唐草を取付したら、唐草の先に屋根材をひっかけをして一枚目の屋根葺きがスタートとなります。屋根を伝ってきた水が唐草の落としから水が回らないような形状になっております。

ここまでくると本来の屋根工事となります。この一文字式には定尺と長尺がありますが今回は定尺型で月星産業さんのタフワイドｔ＝0.3厚の商品を選択をいたしました。非常に施工性の良い商品です。

タフワイドの施工単価ですが施工まで含めて㎡4500円からとなります。単価的にはお求めやすい商品です。

最近は鋼板も必もよくなりこの商品も15年保証赤さびという内容です。色褪せも10年程度ではほとんどないのが最近のガルバリウム鋼板です。

妻側の加工です。施工方法はいくつかありますが、ケレバ唐草（軒先と同じようなもの）を妻側に回していくやり方が見た目もすっきりして、最近では主流となっています。

ケラバの20ミリ先でハサミを入れて切断をします。

ちょと解りにくいかもしれませんが掴みという道具で20㎜長く切断した部分を折り曲げをします。

長く切った分を折り曲げるとこのようにすっきりとします。

雪止めの取付です。ちゃんと下地を調べて450㎜ピッチで施工してある垂木に直接止めます。

450ピッチで千鳥に止めていきますので全体的にはこのようになります。

雪止めは2段目の屋根か3段目の屋根から取付をします、弊社では2段目の屋根から取り付けをしております。

おさらいです。この→が軒先唐草でとても重要なものこの部分は屋根の中に隠れてしまいます。