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今回は松本市波田で行った屋根工事の様子をご紹介します
中古住宅を購入されて、数年、屋根が割れているので雨漏りなど大ごとになる前に葺き替えたいというご依頼があり、工事させていただきました
既存屋根はモニエル瓦（乾式洋瓦）でしたが、瓦を撤去すると、何と下からトタンの瓦棒屋根が出てきました
モニエル瓦はトタン屋根に重ね葺きした屋根だったのです

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既存のモニエル瓦の状況です
瓦は脳天からビス止めされていますが、そこから割れが発生していました
ここまでひどく割れていれば少なくとも屋根材の下に水が入っているはず、雨漏りに発展していても不思議ではなかったのですが・・・

工事の様子です
既存のモニエル瓦を撤去します
通常、瓦を撤去するとその下にはルーフィング（防水シート）、その下には屋根材の下地の野地板（のじいた）が出てくるのですが、なんとトタンの瓦棒葺きの屋根が出てきました

モニエル瓦はトタン屋根の上から重ね葺きされたものでした
何軒も葺き替え工事を行った来ましたが、今回のケースは初めて見ました

モニエル瓦を止める下地の桟木（さんぎ）という角材があり、これも撤去します
しっかりした角材だったので処分に少々手間がかかりました

掃除が終わると次は１２ｍｍ厚の構造用合板を敷き詰めます。
１枚物を貼っていき、足りないところはカットして貼っていきます。
屋根やさんでもできますが、ここは大工さんのほうが手馴れています。
今回は大工さんも参加してくれたので助かりました。

次にルーフィングを敷いていきます。
１ｍ幅長さ２０ｍのロールをタッカーというコの字の針でロールを転がしながら止めていきます。

屋根材本樋を取り付けていきます
使用した屋根材はセキノ興産の立平ロックです
屋根の頂上（棟　むね）から軒先にかけて縦に葺く縦葺きの屋根です
勾配の少ない屋根に主に使います
思いがけないハプニングがありましたが、雨漏りの心配がない屋根に仕上がりました

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　〇今回の現場　松本市ってこんな街　

松本市は長野県のほぼ中央にあり、北アルプス、美ヶ原、上高地などの豊かな自然に囲まれた人口２３万人ほどの都市です。また国宝松本城を中心とした城下町の風情を残し、交通網、商業施設、教育機関、観光施設などがそろい、快適な都市機能も有しています。

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