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茅野市屋根葺き替え工事:聞きなれない屋根の構造の名称を解説しながら施工手順を紹介
茅野市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
以前から何度も工事をさせて頂いているお客様からのご紹介でお問い合わせいただきました。
きっかけは古い2階建て倉庫の雨漏りがあったそうです。屋根が古いこともあってここという雨漏りか所の特定はできず、どこから水が入っても不思議ではないほど傷んでいました。お施主様も葺き替えるしかないと覚悟は決めていたようです。下地から作らなければいけないほど傷んでいました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:2週間
- 築年数:不明
茅野市で古いトタン屋根を構造体から作り直して、ガルバリウム鋼板へ葺き替えの工事を行いました。
以前から何度も工事をさせて頂き、お付き合いのあるお客様からのご紹介でお問い合わせいただきました。何かあれば弊社にお問い合わせをいただきリピーターのお客様や、そういったお客様からご紹介いただけるのは、弊社を信頼していただいているということで、大変うれしく思います。
古い倉庫の屋根で雨漏りがしたための今回の工事のご依頼でした。
今回は構造体から作り直して葺き替える工事なので、聞いたこともない構造体の名称が出てくるかと思います。そのあたりを解説しながら工事の様子をご紹介します。
街の屋根やさん松本諏訪平店では有資格の経験豊富なプロのスタッフが屋根や外壁の問題を解決します。
屋根や外壁にお困りごと、お悩み事、不安、不満をお持ちの方、一度街の屋根やさんまでご相談ください。
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既存屋根の状況 ハイブリッド工法で直します
施工前の屋根の様子です。
なんだか見たことない屋根です。片面は瓦棒葺き、片面はトントン葺きに似た葺き方、何ていうかはわかりません。素材は両方ともトタンです。水がまわって下地の木材もボロボロのようです。屋根の上には何とか乗れたので、構造体はまだ何とか持ちそう、なるべく廃材を出したくないという弊社、なるべく安く収めたいというお施主様、とにかく雨漏りを止めたいという両者、今のトタンを撤去して新しく葺き替える方法もありますが、撤去、処分費がかさみます。葺き替えるにしても構造体を作り直さなければならないと思うので、だったらこの上に構造体を作り直したほうが安くすむので、この上に構造体を作る方法を取りました。カバー工法と葺き替えの間の方法、ハイブリッド工法です。
※ハイブリッド工法は私が勝手につけたネーミングです
まずは屋根の上のお掃除をします。とれちゃうものは全部取ってしまいます。屋根面がきれいになって工事開始です。
母屋、垂木 骨組みを取り付けます
まずは構造体を作っていきます。一番下、横方向に取り付ける木材を母屋(もや)といいます。母屋を下地に縦方向に取り付ける木材を垂木(たるき)といいます。母屋と垂木が屋根面の一番下の下地材となります。
このように母屋と垂木を組んでいきます。下になっているのが母屋、上になっているのが垂木です。
どちらも45㎝間隔で取り付けます。建築では尺貫法が用いられることが多く、45㎝、倍の90㎝、その倍の180㎝はよく出てくる寸法です。
垂木は屋根の頂上から軒先にかけて縦方向に取り付けます。軒先まで来た垂木を鼻隠しで受けます。垂木の先端、鼻先を隠すので、鼻隠しと言います。
外側から見た鼻隠しです。後々鼻隠しには板金をかぶせて雨樋が付きます。雨樋が付いている部分が鼻隠しと言います。
母屋、垂木で骨組みができました。この後垂木に野地板を取り付けていきます。
野地板の取り付け 今は12㎜厚構造用合板を使います
野地板(のじいた)は、昔は文字通り板を使っていました。瓦屋根の葺き替えなどをするときは板の野地板を見ることができます。幅の狭い板なので木が痩せたり、節で穴が開いたりして雨漏りの原因になることもありました。
今は新築でもリフォームでも野地板には構造用合板を使います。90㎝×180㎝(ここでもでてきました)なのでやせることもありませんし、合板なので節があっても穴が開くことはありません。12mm厚の構造用合板を屋根一面、垂木に打ち付けていきます。垂木にビスが当たるようにチョークの付いた糸で垂木の位置に印をつけます。
軒先唐草
軒先の構造用合板は鼻隠しの面から少し出すように納めます。後程ここには軒先唐草(のきさきからくさ)という板金を巻きます。唐草は昔、軒先の瓦の丸い部分に唐草模様などを書いて装飾していたという名残で、唐草という名称が残っているようです。野地板が付くと屋根っぽくなってきました。
ケラバと破風
今回の屋根は東西、もしくは南北の2方向に傾斜がある切妻屋根という形状です。いわゆる三角屋根です。その三角の面は、母屋の先端が来ます。母屋を隠しとともに、強風から屋根を守るという意味で、破風(はふ)という面を作ります。野地板と破風がぶつかるところをケラバといいます。瓦屋根の場合はここにケラバ用の瓦を取り付けるのですが、その形がオケラの背中に似ていることからケラバというようです。
ルーフィング(防水シート)の取り付け
母屋、垂木、鼻隠し、破風、ケラバ、野地板と構造体ができました。
いよいよ屋根の取り付けと思いきや、次にルーフィング(防水シート)を敷設します。下葺き材とも言います。ルーフィングがしっかりしていれば雨漏りすることはないのですが、少し前のルーフィングが残念ながら破れやすいものしかありませんでした。現在はルーフィングも進化していて破れにくいものがたくさん出ています。弊社でよく使っているのが、株式会社チャンピオンのチャンピオンルーフィングです。樹脂シートが芯材になっているので破れることはありませんし、劣化することもありません。半永久的に使えるルーフィングです。
屋根材の取り付け スタータ、ケラバカバー、屋根材本体
やっと屋根材が出てきました。
今回は勾配が緩めの屋根だったので、ガルバリウム鋼板製の立平ロックを使用します。勾配が緩いと水はけが悪いので、一文字葺きなどの横葺きには向いていません。縦方向に取り付ける屋根材が適正です。
ガルバリウム鋼板は鉄の基板にマグネシウム+亜鉛+シリコンをメッキ加工した鋼板で、サビに強い建材です。
軒先にスタータ(軒先唐草)の板金を取り付けます。野地板の断面をカバーする板金です。
軒先にスタータ(軒先唐草)の板金を取り付けます。野地板の断面をカバーする板金です。
このように棟(むね)から軒先にかけて縦に屋根材を取り付けて行きます。左右屋根材同士は篏合式に嵌め込む形で連結します。
雨漏り危険箇所 棟を施工
屋根の頂上を棟(むね)といいます。勾配の方向が違う屋根がぶつかるところです。切妻屋根の場合は棟が雨漏り危険箇所No1です。防水をしっかりやる必要があります。まずは下地材のヌキという木材を取り付けます。
ヌキを下地にして棟板金を取り付けます。ヌキのジョイント部分はブチルテープという防水テープでしっかり防水します。
棟板金は屋根の勾配角度に合わせて加工した特注品です。
棟板金のジョイントにはコーキングを打って防水します。水が入る可能性のある所を洩らさず防水します。
これで今回の工事が終わりました。見違えるほどきれいな屋根になり、雨漏りの心配もなくなりました。
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