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茅野市|倒木で屋根が損壊!火災保険を利用して屋根修復工事
ご近所づきあい
【工事のきっかけ】
2年ほど前に屋根塗装と外壁カバー工事をしたお客様から電話をいただきました。木が家に倒れてきたので見に来てほしいということでした。裏の防風林の1本が倒れて屋根を直撃していました。
詳細は本文でご紹介しますが、火災保険を利用して修繕工事を行いました。
基本情報
- 施工内容:ご近所づきあい
- 施工期間:2週間
- 築年数:25年

茅野市で倒木によって損壊した屋根の修繕工事を行いました。
数日前にまとまった雪が降ったある土曜日の午後、事務所で仕事をしていた私に1本の電話が入りました。2年ほど前に屋根塗装と外壁のカバー工事を行ったK様からでした。木が倒れて家に直撃したので見来てほしい、そのような内容でした。はじめは庭木が倒れて外壁に傷がついたのかな?その程度の見積もりでK様宅へ向かいました。
現場に到着した私の目に飛び込んできたのは屋根を横断して倒れている巨木でした。何が起こったの!?そんな言葉しか出ない惨状でした。

写真は木を撤去してくれた業者さんがドローンで撮影したものです。
K様宅は北側に防風林を背負っています。倒れた木はその防風林の1本で30mはあろうかと思われるスギ?でした。
なぜこんなことになったのか・・・プロの林業の方々の仕事ならまずこんなことは起きないと思います。実はお隣のお家のご主人が一人で切り倒そうとしてこんな惨事になってしまったとこことでした。屋根に落ち葉が落ちるのを嫌って素人の方が独断で一人で切り倒そうと思い立ったそうです。ご自分の土地でもないので、営林署や市役所などに相談するのが普通の考え方だと思いますが、この方はなぜか自分でやろうと思ってしまったようです。

しかも木の撤去も自分でやろうとしています。トラロープ1本で木をひっぱってギリギリ繋がっていた切り株から切り離そうとしていました。素人が思い付きでどうこうできる状況ではないのですぐにやめさせて、業者さんを呼んでもらいました。そんな業者さん知っているなら最初からそこに頼めばいいのに・・・
翌日クレーン車1台が来て倒れた巨木は撤去されました。
太陽光パネルに被害がなければいいのに・・・そう思っていたのですが

巨木が撤去され、雪が多少落ち着いた数日後、現場の状況を見に太陽光パネルの設置を専門にやっている業者さんと大工さんを連れて再度伺いました。
上の写真は倒れた木が直撃した側の破風と軒天の状況です。支点となった破風はくの字に折れ曲がっています。その衝撃で軒天のケイカル板が割れていました。総2階の屋根なのでこの修繕だけでも大きな工事です。

危惧していた最悪の事態が起きていました。太陽光パネルの破損です。屋根を直すのにパネルの脱着はしなければいけにと思っていましたが、破損してしまったので交換です。今ついているパネルはもう古く、同じものがないので現行のものを取り付けるのですが、同じメーカーなら配線はそのまま使えるかもしれませんが、架台は新しく付け替えるパネルの純正のものを使わなければなりません。このパネルの交換に結構な費用が掛かりそうです。
足場設置、破損した太陽光パネルの撤去処分、破損しているであろう屋根の構造体の修繕、屋根材の葺き替え、新しいパネルの取り付け 工事内容はこんなところです。見積りは290万円を超えました。これは加害者であるお隣のお家の火災保険が使えることになり、全額保険会社さんが負担してくれることになりました。

工事が始まる前、まとまった雨が降りました。するとK様から雨漏りがしてきたという連絡をいただき、急遽ブルーシートをかけて雨養生しました。幸い足場がかかっていたのでスムーズに作業できましたが、近くにいた社員を集めて作業したので、この費用もあとで精算させていただきました。

工事が始まりました。
まずは太陽光パネルの取り外しです。1枚30Kgほどあるパネルを18枚撤去します。1枚1枚手で降ろすのは重労働ですが、電動のウィンチ付のはしごで6枚づつ、あっという間に撤去が終わりました。
2年前屋根塗装をした際にパネルの下は塗装できなかったので、塗り残しの跡がくっきり残っています。またパネルの下からは大量の落ち葉が出てきました。この落ち葉のお掃除もなかなかの作業です。

屋根材は長尺で横方向に端から端まで1枚の屋根材が使われています。部分的な交換ができないので東側斜面1面葺き替えになりますが、屋根の構造体は破損した手前から2mくらいまでの修繕で済みそうです。屋根材を必要なところで切断して母屋、垂木、野地板、破風板の木材を交換します。

私たちリフォーム会社が屋根工事をする場合、屋根の下から構造体を通して空が見えることはあまりないのですが、今回は一旦骨組みになった屋根、下から空が見えました。
小屋裏から階下に雨漏りしていたので、送風機を使って除湿した後、構造用合板で塞ぎました。

構造体の大工工事が終わり、残った古い屋根材を片面すべて剥がして、新しいルーフィング(防水シート)を敷いて、新しいガルバリウム鋼板の屋根材をかぶせてました。屋根材の工事の様子の写真がなく、簡単なご紹介になってしましますが、最後に同様の工事の様子を貼っておくので、興味のある方はそちらの記事をご覧ください。

最後に太陽光パネルを設置して終了です。結局太陽光パネルは今までと同じメーカーのものを用意し、配線は脱着だけで済みましたが、パネルのサイズが変わってしまったので、架台も全部交換となりました。今回の工事費用で一番ウェイトが大きかった工事です。

なんとか元の姿に戻ったK様宅、ただ、事故の際にうちの中にいた子供たちに変な影響がなければいいなと思っています。
今回の木を切り倒すという行為がDIYにあたるかどうかわかりません。
DIYを否定するわけではありません。棚を作ったりイスやテーブルを作って楽しむのは趣味として素晴らしいと思います。でもイスやテーブルは失敗しても材料が無駄になるくらいですみますが、家に直接関係するものは失敗しても簡単に直せないことがあります。屋根に上って塗装をしたり、はしごを使ってシーリングを打ったりは危険も伴います。そのあたりはある程度のところで線を引いて、専門業者に任せていただけたらと思います。
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