諏訪郡原村で太陽光パネルが乗った金属屋根の塗装を行いました。太陽光パネルが乗っているとパネルの下は塗ることができません。隙間から届く範囲での塗装となってしまいます。葺き替えやカバー工法の場合はパネルを脱着して工事を行うので、塗装工事でもそれは可能ですが、パネルの枚数によっては塗装費用よりも高額な脱着費用が掛かってしまいます。塗装の場合はほとんど脱着はしません。今回も塗れる範囲での塗装となりました。この場合、塗装面積からパネルの面積は除外しますのでご安心ください。

高圧洗浄、サビなどを落とすケレン作業を行った後、下塗りから始めます。屋根塗装は通常下塗り、中塗り、上塗りの３回塗りで仕上げます。まずは下塗りですが、特に２階の夏の暑さが気になるということだったので、遮熱塗料を選択しました。遮熱塗料の場合下塗りから遮熱効果のある塗料を使います。今回は関西ペイントのアレスクールプライマーを使用しました。屋根材の段差や棟など細かい部分は刷毛で、広い面はローラーで塗り残しのないように塗っていきます。

次に中塗りですが、遮熱塗料の場合その効果を出す方法のひとつとして、色の成分である顔料のうち、黒の顔料を使っていないという点があります。黒を使わずに黒を出しているのですが、どうしても下の色が透けてしまいます。中塗りの段階ではしっかり色が乗っておらず、ツヤも出ません。しかし上塗りをかけるとそれも解消されるのでご安心ください。

中塗りの段階では透けっぽかった屋根ですが、上塗りをしっかり入れることでそれも解消され、色が乗ってツヤも出ました。工事が終わった翌日に伺ったのですが、早くも遮熱効果があり暑さが和らいだと喜んでいただきました。

併せて外壁塗装工事も行いました。窯業系サイディングの外壁で、サイディングボード間のシーリングの打ち替えをして、シリコン樹脂系の塗料で外壁塗装を行っています。屋根、外壁ともきれいになり、お施主様も大変喜んでおられました。

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