皆さん、こんにちは！街の屋根やさん東濃店です。

多治見市のスポーツ施設の方より連絡を頂き、雨漏り対応の工事に行ってきました。

建物の軒天が雨染みで汚れており、雨水が樋に流れず屋根から伝って落ちていることがわかります。

屋根に上がり確認させていただくと、以前の補修の跡から再度雨漏りが起こっている様子でした。大掛かりな雨漏り工事は営業の関係などですぐには難しいとのことで、今回はあくまで応急処置的な対応をご希望されていましたので、問題の個所を重点的に対処的なコーキングの打ち直しによる施工をさせていただきました。

屋根の軒先板金のコーナーの張り合わせ部分です。コーキングが劣化していましたので、コーキングを打ち直しました。

屋根の取り合いの部分に、以前のコーキング処理をしたところが劣化で剥がれていました。こちらもコーキングを打ち直しました。

軒樋の繋ぎ目である軒継手（のきつぎて）の部分です。ヒビが入っている部分に全体的にコーキングを打って、上から板金を被せて補修しました。

雨漏り補修工事におけるコーキング処置について

コーキング処置とは、通常、屋根板金の継ぎ目や外壁の目地や窓枠など、建物の隙間から雨水が侵入するのを防ぐために充填剤を注入する方法です。雨漏り補修工事では「部分的な処置」や「応急的な補修」として採用されるケースが多く、特に外壁やサッシまわりからの浸水対策に効果的とされます。

【コーキング処置の利点】

１．短期間で施工可能　：　1日程度で完了するケースが多く、生活への影響が少ないのが特徴です。

２．費用が安価　：　屋根や外壁全体の補修に比べ、費用を抑えて施工できるのは大きなメリットです。

３．即効性が高い　：　隙間やクラックからの雨水の侵入をすぐに防げるため、応急処置として有効です。

【コーキング処置の欠点】

１．耐用年数が短い　：　一般的に5〜10年程度で硬化やひび割れが起こり、再施工が必要になります。

２．根本解決にならない場合がある　：　雨漏りの原因が構造的な欠陥や屋根防水層の劣化である場合、コーキングだけでは再発の恐れがあります。

３．施工不良のリスク　：　下地処理やプライマー塗布を怠ると、すぐに剥がれたり雨水が逆流したりする危険があります。

まとめ

まず、雨漏り対応で最も大切なのは「発生源の特定」です。屋根からか、外壁からか、あるいはベランダの防水層からかを見極め、状況に応じて本格的な補修か、応急処置かを判断しましょう。
また、コーキング処置は、「手軽で即効性がある」反面、「長期的な耐久性には乏しい」という性質があります。したがって、雨漏り補修工事においては「応急的な対策」や「部分補修」として有効ですが、根本的な修繕が必要な場合には防水工事や屋根修理と併用することが望ましいといえます。

雨漏りや外壁のメンテナンスに関する詳しい情報は→雨漏り修理の費用と失敗しないためのポイント

さらに、ご自身で判断し、DIYで済ませると短期間で再発するケースも少なくありません。安心して暮らすためには、専門業者による診断を受け、適切な方法を選ぶことが住まいを長持ちさせるポイントです。
気になる雨漏りの症状がありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

≫ここまでやります無料点検